Date:  Wed, 02 Jun 2010 18:22:21 +0900
Subject:  【オブジェクト倶楽部: 2010-21号】
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                          No.329 2010/06/02

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┣【Topics】「オブジェクト倶楽部2010夏イベント」参加お申込みは来週開始!
┣【プログラミング】Flex 3 SDKとPapervision3Dで三次元を遊ぶ [13]
┣【PF】たまには仕事に役立つコミュニケーションのヒント [34]
┃      〜学習をするリーダー/学習をしないリーダー〜
┗ 編集後記

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 〇 「オブジェクト倶楽部2010夏イベント」参加お申込みは来週開始!
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来週6月9日(水)より、オブラブ2010夏イベントの参加お申込みを開始します!
今年のイベントでも「チーム割引」制度を採用しました。ぜひ、みなさまお誘
いあわせの上、お申込みください。講演のお申込みと同時に、毎回恒例のライ
トニングトークス、そして懇親会のお申込みも開始となります。来週のメルマ
ガをお見逃しなく!

● タイトル:オブジェクト倶楽部2010夏イベント
● 開催日時:2010年7月16日(金) 10:00開始
● 場    所:国立オリンピック記念青少年総合センター(代々木)
             http://nyc.niye.go.jp/
● 内    容:講演、ワークショップ
● 参 加 費:イベント3,000円、懇親会5,000円

======================================================< P R >=======
 基調講演!モデリングのこれからとMDD(モデル駆動型開発)移行へのヒント
======================================================================
 これまで曖昧のままにされていた要求分析と設計とのギャップの埋め方を身
 をもって体験するワークショップも実施します!是非ご参加ください!

  会期:2010年7月8日(木) 会場:コクヨホール(品川) 主催:翔泳社
     ★組込みソフトウェア・モデリングフォーラム2010★
      < http://codezine.jp/event/uml/2010?cid=ismf_0526 >

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┗【プログラミング】Flex 3 SDKとPapervision3Dで三次元を遊ぶ [13]

★ 今回のサンプル
http://wonderfl.net/c/iGqe
ドラッグ&ドロップでこちら側とあちら側で交互にコマを動かせます。マウス
ホイールで拡大縮小も出来ます。フルスクリーン表示をおすすめしますよ。

こんにちは、オブジェクト倶楽部の水越です。卒業製作のどうぶつしょうぎの
続きです。コマの動かし方のルールをつけていきましょう。

★ 遊び方
サンプルページを開くと左側にソースコード、右側にどうぶつしょうぎが表示
されますが、見やすくするためにまずは右下のボタンを押してフルスクリーン
表示にしてください。先手はこちら側です。こちら側といってもわかりにくい
かも知れませんが手前がこちら側ですよ。こちら側とあちら側で交互にコマを
動かしていきます。コマを動かせないところに置いてしまっても自動的に元の
場所に戻っていきますので安心して動かしてください。相手のコマの上に自分
のコマを重ねたら相手のコマを取ることが出来ます。相手のトラを取ったら勝
ちです。勝ったら上から「勝」と書かれた板が落ちてきますよ。マウスホイー
ルで拡大縮小できるようにしてあるので、動かしにくいときには少し縮小して
みてください。

★ どうぶつしょうぎのルール
どうぶつしょうぎのルールは普通の将棋と似ているし、それぞれのコマには動
ける方向に赤いマークが付いていますので、すぐに覚えることが出来ます。少
しだけ将棋と違うのは、自分のトラ(本当のどうぶつしょうぎではライオン)が
相手の陣の一番奥に到着したら勝ちだということです。もうちょっと詳しく言
うと、トラが相手の陣の一番奥に到着して、その直後に取られなければ勝ちに
なります。今回のサンプルでもこのルールは実装してあります。相手がコマを
動かした後に、相手のトラが相手の陣の一番奥にいたら勝ち、というアルゴリ
ズムにしています。ソースコードのl.279のentered_toraメソッドですね。

★ ソースコードの解説
どうぶつしょうぎのルールを実装するために、Ruleというクラスを作りました。
他にも色々書いていたら、517行にもなってしまいました。サンプルにしては
ちょっと長いですね。前回の記事で学んだ鏡のぼやけと木材画像のまわりを暗
くしておくという工夫も入れてあります。サンプルのページの下の方に画像が
ありますが、正方形になってしまっているのでクリックして元の画像サイズで
みてください。

★ まとめ
一通りの操作ができるようになったので一人で遊んでみたのですが、自分がこ
ちら側もあちら側も操作するので、同じ強さでなかなか勝負がつきません。そ
こで奥さんとマウスを交互に使って対戦してみたらなかなか楽しめましたよ。
次回は一人でも遊べるように、コンピューターと対戦できるようにしてみます
ね。(水越)

★ これまでの記事
1) /ml-arch/magazine/278.html
2) /ml-arch/magazine/283.html
3) /ml-arch/magazine/289.html
4) /ml-arch/magazine/295.html
5) /ml-arch/magazine/300.html
6) /ml-arch/magazine/305.html
7) /ml-arch/magazine/311.html
8) /ml-arch/magazine/317.html
9) /ml-arch/magazine/322.html
10) /ml-arch/magazine/327.html
11) /ml-arch/magazine/331.html
12) /ml-arch/magazine/335.html

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┣【PF】たまには仕事に役立つコミュニケーションのヒント [34]
┗      〜学習をするリーダー/学習をしないリーダー〜

十数年ぶりにスキューバーダイビングをしました。上田雅美です。
(いつに無い展開)
「まだできるだろうか?」という不安はありましたが、やってみると少しはで
きるものです。ただし、かなり腕も落ちていて昔のままというわけには行きま
せん。
人は「ヤバイな!」と思うことは避ける傾向にあるようですが、こうやって実
際にやってみると漫然とした不安からは少なくとも解消されるものだなと思い
ました。調子に乗っていたら一緒にもぐってくれたインストラクター(本業は漁
師)に、「お風呂で耳抜きの練習をしなさい」といわれてちょっとしょんぼりし
ているところです。
長くなりましたが、みなさんはどんな6月をお過ごしでしょうか?

● 成功体験を手離せる?
コーチングをやっていると、そのひとの「パターン」が見えてきます。
いつもやっていることやその人の価値観など。人によっては成功体験が思考や
行動の基盤となっている場合もあります。
私のお客様にとても珍しい苗字の方がいらっしゃるのですが、誰かと初めて出
会うときには決まって、とあるジョークをおっしゃいます。一緒にいたりする
と「またか」とか「そんなに面白くないからしなくてもいいのに」と思います
が、それでも彼はそのワンパターンのジョークをやめる気配はありません。
残念なことに、そのくだらないジョークは彼の苗字を一発で覚えていただくこ
とには強烈に効果を発揮するんですね。
きっと今日もせっせとその「くだらないジョーク」を口にされているはずです
が、これまでずっと一発で名前を正しく覚えてもらうことが難しかった彼には、
かなり効果の高い手法なのだと思います。

人はこうして自分の成功パターンを継続する傾向があるようですが、場合によっ
てはそれがいつもいいというわけでもないようです。
「さて、自己紹介する相手が外人の場合には同じ効果が発揮できるでしょうか?」

例えば皆さんは上司や先輩に「オレが若い頃はさぁ〜」と居酒屋でくどい話を
聞かされながら、「今はそんな方法ではうまく行かないんですよっ!」と心の
中でつぶやいたりしたことはないでしょうか?
まさにそのリーダーが「手離せない派」の普通の人たちです。
人は「うまく行くやりかた」を選択する傾向があるわけですが、例えば相手や
環境が変わったときにも同じ手法が使えるとは限りません。
真に変化に対応するためには、「学習する派」である必要があるんです。

● 学習するリーダーとは?
学習するリーダーとは明確な定義があるわけではありませんが、変化に対応で
きるリーダーのことのようです。
学習するリーダーの共通点としては、常に変化を仕掛けること、挑戦すること
のようです。

年末に元ソニーの出井伸之氏の講演を聞きましたが、ソニー時代の出井さんは
3年ぐらいの期間で異動を繰り返し、絶えず環境を変化させていたというお話を
していました。そして、70歳を超えた今でも「ミスチルとか嵐のコンサートに
行くんです。孫と一緒に。」と言って笑っていましたけど、それをご自身に課
しているということがすごいですよね。(というか、めちゃくちゃストイック!)

成功体験を持つことは良いことですが、それに亡霊のように付きまとわれてい
るのであれば、良いことではなくなってしまいます。
状況に応じての使い分けができてこそですね。
そういう私も仕事のやり方や考えが随分と固執しがちになりやすいのですが、
そんなときは普段やらないことをやってみたり、新しい視点をもってみること
で回避できぬものかと粘ってみたりしています。

「チームのメンバーが何か新しい提案をしてきたとき」
「初めての出来事に取り組むとき」
そういう時も、リーダーとしては良い学習のタイミングなのかもしれません。

チャレンジは楽しいことばかりではありませんが、きっと、トライしただけの
何かを残してくれるはずです。そうやって柔軟さを維持しながら、「昔を忘れ
られない悲しいオヤジやオバサン」と影で囁かれないようにしたいものですね。
一緒に頑張りましょう!(ID:@anegokikaku)

● アネゴ企画
   http://www.anego.biz/
● アネゴの日記
   http://blog.goo.ne.jp/cs_jenniffer/

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┗編集後記

こんにちは、編集人のナガタユウコです。Topicsにてお知らせしましたが、夏
イベントのお申込みを来週開始します。昨年の夏イベントと同様、チーム割引
制度を採用しました。チーム単位でお申込みいただくと、2人目以降の講演会参
加費がなんと半額になります!ぜひぜひ、来週のお申込み開始までに、一緒に
参加したい方へお声かけしておいてくださいね☆(ナガタユウコ)

*** オブラブスタッフ自己紹介 ***
No.13 らるば
( @wildlarva )
こんにちは、らるばです。オブジェクト倶楽部のイベントは、昨年の七夕に行
われた夏イベントの若人セッションのトーカーとして参加したのがはじめての
新参者です。普段は福井で、技術調査やらC/C#/Javaやらの仕事をしています。
これからもちょくちょくイベントの運営に参加していきたいと思いますので、
ご来場の際はよろしくお願いします。
私がオブジェクト倶楽部と出会ったのは、まだ学生のときでした。オブジェク
ト指向をどう活用していいかわからず一人で悶々としていたときにオブジェク
ト倶楽部と出会い、メルマガや記事に助けられたのを覚えています。残念なが
ら学生のうちのイベント参加は叶いませんでしたが、ソフトウェア開発につい
て真剣に考えている人たちがこんなにたくさんいるんだな、と大きな励ましに
なりました。
時は経ち、オブジェクト指向も一般に受け入れられるようになってきました。
しかしまだまだソフトウェア開発には未解決の分野が多く、新しい技術が日々
生み出されています。今後はオブジェクト倶楽部の一員としてソフトウェア開
発の情報を発信していけたらと思いますので、よろしくお願いします。
(らるば)

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