- JUDE、NetBeansでアプリケーション構築[1]

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JUDE、NetBeansでアプリケーション構築[1]

(株)永和システムマネジメント田中里実
作成日：初版 2005, 07/29

JUDEとNetBeansを利用したアプリケーション構築の手順を解説します。

はじめに

この記事はWebアプリケーション作成をゴールとして、UMLモデリングツール「JUDE」とIDE「NetBeans」の概要を解説していく入門です。どちらも、「インストールした瞬間から思ったように使える」ツールです。

この二つのツールを利用して、Wikiプログラムを構築します。

JUDEでクラス図を作成
JUDEでクラス図からJavaコードを生成
生成したJavaコードをNetBeansで読み込み実装
Sun Java System Application Serverへデプロイして動作

という一連の流れを見ていただきます。なお、この記事は、OSにWindowsXPを利用しております。

Wikiとは？

ここで作成するWikiプログラムは、Webブラウザから簡単にWebページの発行・編集などが行なえる、Webコンテンツ管理システムです。このWikiプログラムを作成するにあたり、Wikiプログラムに必要な機能を洗い出してみました。

Wikiページが閲覧できる
新しいページを追加できる
既存ページを修正できる

JUDEの紹介

UMLモデリングツールであるJUDEを使って、機能を満たすWebアプリケーションのモデルを設計します。JUDEは、以下の特徴・機能をもちます。

JUDE/Communityを無償で公開中
インストールした瞬間からすぐ使える、軽量ツール
マインドマップに対応、UMLとの相互変換が可能
日本産で、外国製品に比べ、情報交換が容易

その他の特徴については、JUDEのホームページを参照ください。

JUDEのインストール

さっそく、JUDEをインストールしましょう。ここでは「JUDE/Professional」を使います。評価ライセンス（無料）を取得することで、20日間試用できます。

①JUDEのインストール、②評価ライセンスの取得、の手順となります。インストールは非常に簡単です。

ダウンロード

JUDEホームページhttp://jude.change-vision.com/jude-web/index.html からJUDEのインストーラ jude-professional-2_2_2-jre-setup.exe (21 MB)をダウンロードします。このファイル一つでインストール可能です。JREバンドル版インストーラならば、Javaの実行環境を別に容易する必要がありません。既にお持ちのパソコンにJava環境がインストールされている方や、特定のバージョンのJava環境をご利用される場合は、JREなしのインストーラ jude-professional-2_2_2-setup.exe (9 MB) をダウンロードしてください。

インストール

ダウンロードが完了したら、そのファイルをダブルクリックすることでインストーラが起動します。インストール先のフォルダなどを指定するだけです。

評価ライセンスの取得

JUDEホームページhttp://jude.change-vision.com/jude-web/index.html から評価ライセンスを取得します。ダウンロード時に登録したメールアドレスに、評価ライセンスキーが、xmlファイルとzipファイルで送付されてくるので、そのライセンスキーをJUDE/Professional起動時に開かれるダイアログに従って設定してください。