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●┃● ● オ ブ ジ ェ ク ト 倶 楽 部 ■ ┃
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No.333 2010/06/30
■ I N D E X
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┣【Topics】「オブジェクト倶楽部2010夏イベント」お申込みは7月12日まで!
┣【特集】わくわくワークショップのご紹介
┣【プログラミング】nginxから始めるWebサーバー構築入門 [1]
┗ 編集後記
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〇 「オブジェクト倶楽部2010夏イベント」お申込みは7月12日まで!
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オブジェクト倶楽部2010夏イベントの参加お申込みが、いよいよ締切に近づい
てきました。【7月12日 月曜日】が締切となりますので、まだお申込みでない
方はお急ぎください!
● イベント詳細およびお申込みはコチラから!
→ /event/2010summer/
● タイトル:オブジェクト倶楽部2010夏イベント
● 開催日時:2010年7月16日(金) 10:00開始
● 場 所:国立オリンピック記念青少年総合センター(代々木)
http://nyc.niye.go.jp/
● 内 容:講演、ワークショップ
● 参 加 費:イベント3,000円、懇親会5,000円
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┗【特集】わくわくワークショップのご紹介
こんにちは、天野勝です。
オブジェクト倶楽部2010夏イベント「わくわくワークショップ」では、本間直
人様をメイン講師として迎え、ワークショップの作り方を学びます。
/event/2010summer/session.html#session_wakuwaku
ソフトウェア開発に限らず、仕事のほとんどは、チームでこなしていきます。
チームを組んで仕事をするのは、チームとしての相乗効果を期待しているから
でしょう。しかし、現実に目を向けると、プラスの相乗効果がでているところ
はまれで、ひどいチームはマイナスの相乗効果となっているところもあります。
以下のような課題に、心当たりがある方も多いのではないでしょうか。
・お互いに何をしているか知らない、知っているのはリーダだけ
困っていそうだけど、何をしているかわからないので助けられない。
助けてほしいけど、何を助けてもらえるのかわからない。
・声の大きな人がすべてを決定する
良いアイデアがあっても、取り上げてもらえない。
間違ったやり方だと思うが、それに従うしかない。
・いつも忙しい
職場を良くする活動に時間が割けない。
会議がだらだらと行われ、ムダに時間が過ぎていく。
このような課題を解決するには、まずはメンバー間で話し合いをするというの
がオーソドックスな方法です。
しかしながら、上記のような課題を持っているチームでは、話し合いをするの
にも、さまざまな根回しが必要です。そして、その根回しの最中に予想される
反応として「それで効果があるの?」「だれが仕切るの?」などがあるのでは
ないでしょうか。このような反応に対抗できるヒントが、このわくわくワーク
ショップで見つけられでしょう。
セッションでは、国際ファシリテーション協会[*1]の理事である、本間直人様
をメイン講師に迎え、「ワークショップの作り方」と題し、職場で行えるワー
クショップの作り方について学びます。続いて、実際にワークショップに参加
したり、ファシリテートすることで、ワークショップのファシリテートの行い
方を学びます。このような安全・安心な場で得た気づきを学びとし、皆様の職
場に持ち帰ってください。
また、職場に課題はないが、ファシリテーションのスキルを高めたいという方
も、ぜひご参加ください。(天野勝)
[*1] 国際ファシリテーション協会
http://www.gnf.jp/
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┗【プログラミング】nginxから始めるWebサーバー構築入門 [1]
こんにちは、hsbtです。
北海道から関東に引っ越してきて、そろそろ体験したことのない暑さの季節だ
なあと毎日おびえています。
さて、今号から、近年注目されているWebサーバーのnginxを用いて、Webアプリ
ケーションを運用していく上でのノウハウを連載として紹介していきたいと思
います。
nginxはロシアのIgor Sysoev氏によって2004年にリリースされた、高性能かつ
オープンソースのHTTPサーバーです。公式サイトによれば現在では世界中のド
メインの6.55%のサイトがnginxによって動作しています。
http://nginx.org/
nginxはHTTPサーバーとしてだけではなく、以下のような特徴を持っています。
・リバースプロキシ
・IMAP/POP3プロキシサーバー
・シンプルな設定ファイル
・少ないリソース消費量
特に少ないメモリ消費量とHTTPサーバーとしての高い性能から、リソースに限
りのあるVPSを利用するユーザーから支持を集めています。nginxで構築されて
いる大規模のWebサイトとして、WordPress、Github、SourceForgeなどがありま
す。
これまでに利用されてきたHTTPサーバーとして代表的なものとして
apache foundationが開発を続けているapacheがあります。
apacheでもnginxのリバースプロキシのような機能を実現することは可能ですが、
apacheはモジュールの動的ロードによって機能拡張を行うため、リバースプロ
キシとしての性能を期待する場合でも、どうしてもリソース消費量が増えてし
まいます。
また、設定ファイルも利用するOSやディストリビューションによって、ディレ
クトリ構造等が異なるため、ディストリビューションごとの流儀を学ぶ必要も
あるという学習コストの高さも考慮しなければなりません。
近年ではRailsアプリケーションサーバーとしてpassenger(mod_rails)を用いる
際に標準でapacheとnginxを選択できるようになったこともあって、rails界隈
ではapacheからnginxへの移行が急速に進んでいます。
それでは、nginxをインストールすることから始めて行きましょう。
nginxの公式サイトでは、以下のOSのコンパイル済みバイナリが配布されいます。
・LinuxとBSD(ディストリビューションのパッケージマネージャからインストール)
・Ubuntu
・Win32
各自が利用している環境に応じて、必要なバイナリをダウンロードしてくださ
い。(本連載では上記のOSやディストリビューションごとのインストール方法は
割愛します。)
筆者はMac OS X(Snow Leopard)を利用しているので、ソースコードからインス
トールする方法を紹介します。Linuxを利用している方は同様の方法でコンパイ
ルができます。
Mac OSやLinux、BSDでコンパイルする場合にはXcodeやライブラリのヘッダファ
イルのインストールが必要となります。
まず、公式サイトより、ソースコードをダウンロードします。
http://nginx.org/download/
現在の安定版の最新バージョンである0.7.67を今回は利用することにします。
nginx-0.7.67.tar.gzをダウンロード後にtarコマンドを利用してソースコード
を展開します。
tar xzf nginx-0.7.67.tar.gz
展開後のフォルダに移動してコンパイルに必要なオプションを指定します。
今回はインストール先のディレクトリを~/nginxとします。
cd nginx-0.7.67
./configure --prefix=~/nginx
make
make install
コンパイルとインストールが成功すると~/nginxにnginxのバイナリが展開され
ます。それではnginxの動作を確認してみましょう。
(Max OS以外を使用している方はOSやディストリビューションに応じた起動方法
を利用して下さい。)
cd ~/nginx
sudo nginx
起動の際にsudoを用いているのは、MaxOSではPort 80にプロセスをバインドさ
せる場合には管理者権限が必要なためです。起動後に、ブラウザなどでlocalhost
にアクセスすると、"Welcome to nginx!" という文字列が表示されると思いま
す。表示されない場合はMac OSに付属しているWeb共有機能をオフにした後に再
度実行してみてください。
次回はnginxの設定ファイルを編集してPort番号の変更のような、よく使用する
設定項目や設定ファイルの仕組みについて解説したいと思います。(hsbt)
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┗編集後記
こんにちは、編集人のナガタユウコです。オブジェクト倶楽部2010夏イベント
は、午後から3トラックに分かれてのご参加となるのですが、そのうちのひとつ
「わくわくワークショップ」の内容を、今回の特集にてご紹介しました。特集
記事はいかがでしたでしょうか?
オブジェクト倶楽部では今までのイベントでも数多くのワークショップトラッ
クを開催してきましたが、今回はその集大成とも言える、ワークショップを作
るワークショップ、すなわち「ワークショップワークショップ」!ぜひ、ご体
験ください!(ナガタユウコ)
*** オブラブ2010カレンダー公開 ***
7月「学習する組織」
/special/#calendar
おひさしぶりです、懸田です。
今週はカレンダー紹介ということで、7月のオブラブカレンダーのテーマである
「学習する組織」について触れてみます。
「学習する組織」とは、MIT(マサチューセッツ工科大学)のピーター・センゲ教
授が1990年に発表された『The Fifth Discipline』(邦題:最強組織の法則)の中
で提唱している概念です。
1.システム思考
物事を静的な断片の繋りではなく、動的な相互作用から生まれる全体システム
として捉える。
2.自己実現
個人の価値観や、ビジョンを明確にする
3.メンタルモデル
組織や個人の奥底にある常識や思い込みを捉えて変えていく
4.共有ビジョン
個人のビジョンを結びつけ構築プロセスに参加することによって出来上がる
組織のビジョン
5.チーム学習
ダイアローグ(対話)を用いて組織として継続的に学ぶ
「学習する組織」は、複雑な問題を抱える状況にどう捉えて適応していくか、
チームとして動く際に、どのようにそれぞれの思い込みを明らかにし手放して
チームとして動いていくか、チームとしてどう学んでいくか、という点につい
ての多くのヒントを与えてくれます。
アジャイル開発の書籍の参考文献にもよく挙がっている本書とその概念ですが、
是非オリジナルに触れてほしいと考えてカレンダーにしました。是非御一読く
ださい。(懸田)
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