プログラム
PF1
岡島 幸男 (OKAJIMA Yukio) 株式会社永和システムマネジメント 「PMが上手にTDDと付き合う方法」 |
「SIのPM」という現実的かつ泥臭い視点から、流行のTDDに対する取り組み方、および実践例を紹介します。品質・コスト・運用保守がキーワードです。 |
■岡島幸男プロフィール
1971年福井県生まれ。同志社大学経済学部卒業後、株式会社 永和システムマネジメントに入社。
自社製品の企画・開発や、Webシステムの受託開発を中心にキャリアを積み、2003年より、サービスプロバイディング事業部にて主にソフトウエア開発の現場リーダーを行う。最近は、複数のプロジェクトチームのマネジメントも行う部長という肩書きも増え、福井と東京を往復する日々を過ごしている。
著書に、「プロジェクトを成功させる現場リーダーの技術」。
趣味は子供と一緒にムシキングをすること。愛読書は新渡戸稲造の「武士道」。
ブログは、こちら
伊藤 浩一 (ITO Koichi) 株式会社永和システムマネジメント 「プロジェクトメンバーを笑顔で見送るための心構え」 |
多くの開発現場では、プロジェクト存続中にメンバーが変わり続けます。それはXPプロジェクトでも同じことが言えます。
当セッションでは、
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■伊藤浩一プロフィール
(株)永和システムマネジメントに勤めるプログラマー。
Webシステム開発やセミナー講師などを経て、2004年より現職。現在は主にシステムの設計やプログラミングに携わる。
プログラミングを楽しくする言語Rubyをこよなく愛する。
PF2
懸田 剛 (KAKEDA Takeshi) 株式会社チェンジビジョン 「TRICHORDチームプラクティス大集合 Xmas編(仮)」 |
(株)チェンジビジョンで開発しているプロジェクト見える化ツールTRICHORD。この開発現場で日々実践している使えるプラクティス、そして使えないプラクティスまで一挙に紹介します。チームは日々成長しているため9月に発表した同名のプレゼン内容を現在の最新版に更新してのお届けになります。この講演は、直接プラクティスそのものを持って帰るのではなく、自身の現場で改善するための気づきを持って帰って頂くのが目的です。 |
■懸田 剛プロフィール
フリーランスを経て2003年12月より(株)永和システムマネジメントに勤務。2006年より(株)チェンジビジョンでプロジェクトの見える化ツールTRICHORDの開発に携わり日々の問題と楽しく格闘中。腰リールメモの考案者でもある。
オブジェクト倶楽部主宰の平鍋氏とITproで連載していた「Web 2.0時代のソフトウエア開発手法」が無事完結した。他書籍、雑誌の執筆多数。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060402/234199/
木下 史彦 (KINOSHITA Fumihiko) 株式会社永和システムマネジメント 「アジャイルプロジェクトのはじめ方(仮)」 |
XPをはじめとするアジャイル開発の手法を導入したいけれどどこから手をつけたらいいのか分からない、上司の説得が難しいといった声をよく耳にします。 今回は原点に立ち返り、アジャイル開発を始めるときの入り口のところの話を私自身の経験を元にお話ししようと思います。また、既にXPなどのアジャイル開発の手法を実践されている方にも新しい気づきを持ち帰っていただける内容にしたいと思っています。 |
■木下史彦プロフィール
株式会社永和システムマネジメント所属。
1976年滋賀県生まれ。学生時代は京都で過ごす。大学卒業後は大阪のSIerに就職。組み込みからWEBシステムまで数々のプロジェクトを経験する。
2005年からXPによるアジャイル開発を実践し、開発の楽しさを再認識する。
2006年8月より現職。現在は主に現場リーダーとしてWEBシステムの受託開発に従事。最近のテーマは開発現場の楽しさを顧客満足に結び付けてくこと。
PF3
天野 勝 (AMANO Masaru) 株式会社永和システムマネジメント 「見える化は改善の道具」 |
最近よく「見える化」というキーワードが取り上げられることが多くなりました。場合によっては、「見える化すればすべてが改善される」という論調すら見受けられます。しかし、実際には見える化しても、何も改善されないという現場も多く、管理・監視されている感じが強くなって窮屈にだと訴える人も少なくありません。 ここに、何か問題が潜んでいるようです。 このセッションでは、ワークショップスタイルで、「見える化」による改善を体験してもらい、現場の創意工夫があってこそ、改善が成功することを納得できるような場を提供します。また、「見える化」と「可視化」の違いについても理解してもらいます。 |
■天野 勝プロフィール
(株)永和システムマネジメント コンサルティング事業部所属。
総合電機メーカの情報システム部を経て、2002/10より現職。オブジェクト指向および、アジャイル開発プロセスのコンサルタントとして活躍。
日本XPユーザグループ 企画スタッフ、アジャイルプロセス協議会 運営委員、JaSST 実行委員などを務める。
最近注目のキーワードは「改善」。
著書:「eXtreme Programmingテスト技法 - xUnitではじめる実践XPプログ ラミング」(共著)、「アジャイルソフトウェア開発スクラム」(共訳)
雑誌:「日経ソフトウエア」「PM Magazine」「Java World」「Software Design」など多数に寄稿
技術1
安井 力 (YASUI Tsutomu) 株式会社永和システムマネジメント 「ソフトウェア治具 ~自作ツールもいいもんだ~」 |
ソフトウェア治具とは、ニーズに合わせて手軽にこしらえるツール類のことです。ソフトウェア治具の意義、どうすれば便利なツールを手軽に作れるの か、ツールを「育てる」ことについて淡々と話します。 |
■安井 力プロフィール
2004年から、株式会社永和システムマネジメント所属。プログラミングが好きでこの業界に入ったが、敵はコンピュータではないことに気づき、プロセス やアジャイルやファシリテーションなどに手を出している。
小学生のころからプログラムを書いてきたが、最近はプログラムよりも日本語を書いている時間のほうが長い。「やっとむ」のペンネームで駄文を捻出 中。awkとPython好き。
水越 明哉 (MIZUKOSHI Akiya) 株式会社チェンジビジョン 「描いてみようかマインドマップ」 |
じゃあさ、一緒にマインドマップを描いてみようか。初めてでもそんなに難しくないしさ。みんなで描くとコツとかワザとか教え合えて楽しいよ。 |
■水越明哉プロフィール
(株)チェンジビジョン所属。プロジェクト見える化ツールTRICHORD開発に携わる。珈琲と腰リールとマインドマップとインスタンス(プロトタイプ)指向をこよなく愛するプログラマ。最近は写真や動画をミニチュア風にすることに夢中になり、自動車や電車などの被写体を求めて街を徘徊している。
雑誌:『Software Design』『月刊 JavaWorld』『エンジニアマインド Vol.2』に寄稿。
技術2
角谷 信太郎 (KAKUTANI Shintaro) 株式会社永和システムマネジメント 「クは駆動のク~Developer TestingとBDD~」 |
クは駆動のクです。Developer Testingは、プログラミングをした開発者が自らテストを実施するという考え方です。Developer Testingを活用した設計技法としてはテスト駆動開発(TDD:Test Driven Developemrnt)がよく知られています。BDDは、Behaviour Driven Development(振舞駆動開発)の頭文字で、テスト駆動開発(TDD)の延長線上にある考え方です。
BDDによってDeveloper Testingの変わるところ・変わらないところを、BDDツールのRubyによる代表的実装であるRSpecを題材に紹介します。繰り返します。クは駆動のクです。 当セッションは、TDDとRubyについての知識が多少あったほうが楽しめると思いますが、それを前提とはしていません。 |
■角谷信太郎プロフィール
(株)永和システムマネジメント所属。『楽しさ』がシステム開発の生産性を左右する」と信じてアジャイル開発を現場で実践するテスト駆動開発者。目標は達人プログラマ。好きな言語はRuby。好きなメソッドはextend。
著書:『Life Hacks PRESS~デジタル世代の「カイゼン」術~』(共著)
雑誌:『日経ソフトウエア』『オープンソースマガジン』『月刊 JavaWorld』に寄稿。
岸田 健一郎 (KISHIDA Kenichiro) 株式会社永和システムマネジメント 「明日から使える今どきのWEBデザイン」 |
XHTMLとCSS2.0で作る今どきのWEBデザイン手法を紹介します。 ユーザビリティへの配慮や、デザイン理論の取り入れ方など オブラブイベントサイトを例題にしたいと思います。 |
■岸田健一郎プロフィール
(株)永和システムマネジメント所属。
プログラミング、ネットワーク構築からWEBデザインまで、幅広くこなす器用貧乏なデザインジニア。
2006年夏イベントよりオブジェクト倶楽部担当デザイナーに。
Macとスウェーデンをこよなく愛する。もちろんOKボタンは右側派。
夢はIKEA御殿に住むこと。
技術3
徳井 進 (TOKUI Susumu) 株式会社永和システムマネジメント 「コンピュータよもやま話」 |
コンピュータの比較的基礎的な部分に焦点を当てた話題をとりあげます。 テーマとして下記の項目を予定しています。 ●ハードウェアの話
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<紹介> - オブジェクト倶楽部 西川より
西川です。こんにちは。徳井さんのセッションの推薦をさせていただきます。
徳井さんは、日本のソフトウェア開発黎明期から現在にいたるまで現場の最前線を走り続ける偉大なプログラマの一人です。その経験に裏付けされた知識とスキルは、オブジェクト倶楽部の母体である永和システムマネジメントでも、未だにトップです。
そんな徳井さんの名言の一つに、「コンピュータの歴史のなかで唯一、『革命』とよべそうなものは、トランジスタの開発だけであとは誤差」という言葉があります。私たちが日頃、追いかけている技術的なトレンドは、徳井さんに言わせれば『誤差』にすぎないのです。おそらくそれは徳井さんのスキルが長年積み上げてきた膨大な量の基礎の上になりたっていることに起因していると、私は思います。
セッション内容から察するに、このセッションでは私たちのような若手プログラマが今だからこそ、学ばなければならない(と徳井さんが考えているだろう)計算機の基礎がびっしりつまっています。もうソフトウェアですらありません。
セッションに参加することで、技術的なトレンドを超えた『本質』を垣間見ることができるでしょう。(nishikawa)
■徳井 進プロフィール
1951年福井県に生まれる。
最初の就職先ではアナログ回路設計に従事。
30才直前になって無謀にもコンピュータの世界に飛び込む。
8ビットの時代に特注システムのハードウェア設計を経験し、その後ソフトウェアに転向。
90年頃永和システムマネジメントと縁ができて現在に至る。
コンピュータの応用よりも基礎的な部分に興味がある。
愛読書は吉川英治の三国志。
XFD
芦沢 嘉典氏 (Ashizawa Yoshinori) 株式会社アークシステム 「自分で創るはじめてのXFD講座」 |
※こちらの講座ではXFDキット代として、参加費とは別に実費(2,000円)が必要となります。 ※USBポート付きのノートPCをお持ちください(Windows XP、もしくはWindows2000)。またテスターをお持ちの方は持参してください(ない方は結構です)。 XFD(eXtreme Feedback Device : ソフトウェアあんどん)は、定期ビルド失敗などの異常をランプの点灯などで伝えるプロジェクトの見える化の一つの方法です。 XFDは直接的にソフトウェア生産性向上に寄与するものではありませんが、改善 の象徴としてチームの一体感を高める等の効果があります。 自分たちで創ったXFDを使えばきっとチームの雰囲気も良くなることでしょう。 当ワークショップでは、ワンチップマイコン(Atmel社AVR)を使ったUSB接続のXFD を作成します(PCからコマンドを送ることにより、パトランプを回転させる予定 です)。 ハンダ付け等の特別な技能は必要ないので、電子工作の経験が無くても心配あり ません。 参加者の皆さんご自身で、自分だけのXFDを創りあげていただきます。 普段あまり機会のない電子工作を体験することにより、新たなモノ創りの楽しさ を発見して頂ければ幸いです。 持ち物:
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■芦沢 嘉典氏プロフィール
株式会社アークシステム所属。
2004年にチームかくたにの一員としてアジャイル開発やTDDを経験。強い衝撃を受けるとともに人を中心にした開発のあり方について考えはじめる。同チームではXFD(eXtreme Feedback Device)作成を担当。Pragmatic Project Automationを模して作ったLAVAランプコントローラは「ソフトウェアあんどん」の例として紹介されている。
最近の仕事はJavaアプリケーションの開発リーダ及びマネージャ。エンジニアが幸せに過ごすためのチーム作り組織運営に頭を悩ます日々。
関連書籍:Strutsインアクション(ソフトバンククリエイティブ),Apache Strutsパーフェクトガイド1.2(技術評論社)
基調講演
平鍋 健児 (HIRANABE Kenji) 株式会社永和システムマネジメント副社長 オブジェクト倶楽部主宰 「世界の変化はあなたから~ソーシャル・チェンジとコミュニティの役割」 |
ソフトウェア開発の現場って難しい。技術的なこと、プロマネ的なこと、人のこと。何かを変えなければこの業界は変わらない。3K(きりがない、帰れない、 給料安い)を、3T(楽しい、定時で帰れる、高い給料)に変えるために、ぼくたちができることはなんだろう。変わらないのは誰が悪いの? 愚痴になりがちな自分の周りの問題を、ポジティブに捉える方法と、コミュニティの役割について。 |
株式会社永和システムマネジメント副社長。
オブジェクト倶楽部主宰。
「ハート駆動型コミュニケーション」をモットーに、人に感動を与えられるコンサルタントを目指している。
ライトニングトークス
今回もライトニングトークスのトーカーを一般公募いたしました。多数の応募者の中からオブジェクト倶楽部メンバーによる厳正な選考の結果、以下の方々に出場いただきました。
参加者のみなさんによる投票の結果、角野 泰次さんがベストトーカー賞に輝きました!おめでとうございます。
当日の発表資料はこちらから。
- druby.orgの方から来た人 さん
- E2P さん
- NPO国際ファシリテーション協会 本間直人 さん
- あまのりょー さん
- 角野 泰次 さん
- ソフトウェア開発における言霊の呪縛(アジャイルプロセス協議会 高橋雅宏)さん
- 高橋 洋介 さん
- 米澤 慎(id:vestige)さん
- 福井コンピュータ 小島 さん
- 松村 泰久 さん
- 和田 卓人 さん
参加者のみなさんによる投票の結果、角野 泰次さんがベストトーカー賞に輝きました!おめでとうございます。
当日の発表資料はこちらから。