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モデリングコンテスト

[05/02/23更新]

概要:
モデリング道場メーリングリストにおいて、モデリングコンテストを開きました。師範の掲示する「お題」を参加者が各自UMLを使ってモデリングして、議論のうえ投票で優秀なモデルとモデラーを選出しました。最優秀モデラーには、スポンサーより賞品を贈呈いたしました。

応募結果と作品一覧:
たくさんの投票ありがとうございました。投票結果と応募作品は、こちらからご覧になれます

スケジュール:

第1回 2/1 ~ 2/28
2/1(火) お題発表
2/14(月) 作品応募締め切り
2/16(水) 投票受付開始
2/20(日) 投票締め切り
2/23(水) 結果発表

お題:業務システム

以下の記述をもとに、「業務システム」というもののモデルを作成してください。またその際に、次の観点を反映してください。

観点:

  • システムが提供する機能と、その機能にいくら費用がかかっているかを管理したい。
  • 運用が滞りなく漏れなくできているかを確認したい。
  • システムを稼動させるために必要なハードウェアおよびソフトウェアと、その調達に必要な作業を把握したい。

記述:
業務システムは日常の業務で使用するための、いくつかの機能の組み合わせで構成される。業務によって利用する機能は異なり(重なることもある)、また業務のカテゴリーによりサブシステムに機能をグルーピングすることもある。業務のカテゴリーとは、「開発」「営業」「総務」「人事」などだが、実際の業種・企業によっても千差万別である。

システムはハードウェアとソフトウェアの組み合わせで構成される。ハードウェアはサーバー機、クライアント機、インフラ(ネットワークなど)に分類できる。クライアント機は普通のPCであったり、携帯電話、ハンドヘルド端末、バーコードリーダーとレジスターなど、いろいろありうる。種類によって調達先も違うし、調達の形態(購入、レンタル、リースなど)も変わってくる。

ソフトウェアはOSやミドルウェア(データベース、メッセージング、アプリケーションサーバーなど)、パッケージなど出来合いを購入するものと、このシステムのために開発して使用するものがある。新たに開発する部分がシステムの本体と言える。システムが提供する機能は大部分が新規開発部分で実現される。データベースなどのミドルウェアも利用するが、画面や帳票などの入出力と情報の処理の部分は、そのシステムに合わせて設計・開発するのが一般的である。

ハードとソフトはそれぞれに運用が必要だが、自動化されている運用と手作業の運用がある。特に異常時の運用は、定型化しにくいので手作業になることが多い。大規模なシステムでは専任の担当者が運用作業をすることが多いが、小規模なシステムだと業務ユーザーが運用作業もおこなうことが多い。ソフトウェアの運用は、それぞれのパッケージやサブシステムごとに別々の運用が必要になることが多い。

システムにかかる費用はさまざまである。ハードウェアやパッケージソフトウェアの購入と保守契約やライセンス更新、開発にかかる費用、運用のための人件費、故障したときに代替を調達する費用と修理費、ハードウェアを設置して維持する費用(場所代、電気代、バックアップメディア、など)、ユーザーの教育とサポート、などなど細かく見ていくときりがない。しかし必要な費用を正確に管理することは重要である。

いっぽう、業務システムから直接得られる利益は一般にはゼロである。業務システムは業務を遂行するために利用するものであり、業務そのものが利益を計上することはあってもシステムそのものが利益になることは少ない。システムによって得られる利益(あるいは利益の減少)を管理することは重要だが、一般的な方法はない。

お題を解くにあたっての補足:
補足

賞品について:
コンテストで優秀なモデルに選ばれた方には、賞品を贈呈いたします。今回のスポンサーである日経BP社様より、最優秀モデル作成者1名には以下の本からお好きな一冊をプレゼントします!これから発売予定の本もあったりするのでチャンスですよ。

協力:日経BP社

プレゼントする書籍リスト 詳細はこちら。

『ソフトウエア開発プロフェッショナル』スティーブ・マコネル著 
『プログラマの「本懐」 ~アーキテクトという選択~』山本啓二 著
『ネットワークエンジニアの心得帳』松田次博 著
『ソフトウェアテスト12の必勝プロセス』Rex Black著
『体系的ソフトウェアテスト入門』Rick Craig、Stefan P. Jaskiel著
『セキュアソフトウェア』Greg Houglund著
『仕事に使えるLinuxシェルスクリプト』千葉真人 著
『素数に憑かれた人たち  ~リーマン予想への挑戦~』ジョン・ダービーシャー著
『量子コンピュータへの誘(いざな)い』石井茂 著
『情報・通信用語事典 2005~2006年版』
『UMLモデリングの本質』児玉公信 著
『リーンソフトウエア開発』メアリー・ポッペンディーク、トム・ポッペンディーク著
『アジャイルと規律』バリー・ベーム、リチャード・ターナー著
『初めてのアジャイル開発』クレーグ・ラーマン著

また得票が2位、3位の方にもモデリング道場からプレゼントを予定しています。

参加方法:
参加方法など詳しくはメーリングリストを参照してください。メーリングリストのアーカイブはこちらです。また参加ルールのアナウンスはこちらです。

お題発表時に、作品応募の締め切りも発表します。締め切りまでにモデルをUMLで作成して、モデリング道場師範(x at ObjectClub.jp)へ送付してください。作品は随時、本ページに掲示していきます。応募は画像ファイル(PNG/JPG/GIF)またはJUDEファイル(.jude)でお願いします。
モデルは JUDE での作成を推奨します。JUDEには有償バージョン(JUDE/Professional)と無償バージョン(JUDE/Community)とありますが、どちらでも参加できます。JUDEの入手とインストールは、こちらからどうぞ。
JUDE以外の形式でモデルを作成する場合は画像ファイルでの応募をお願いします。ツールによってはJUDEへの変換も可能かもしれないので、モデリング道場師範あて、またはメーリングリスト上でご質問ください。

応募締め切り後、投票をおこないます。メーリングリストのメンバーは誰でも投票できます(メンバー以外は投票できません)。投票はメールにて受け付ける予定です。1週間程度で投票を打ち切った後、スタッフ側で集計して優秀モデルを決定します。詳細は投票受付開始時に発表します。

なお詳しいルール、各種告知などはメーリングリスト上でおこないます。コンテストに参加する方はぜひモデリング道場メーリングリストにご登録ください。告知などを見落とした場合は、過去記事アーカイブもご利用ください。

著作権に関して:
応募作品の著作権は応募者に帰属しますが、主催者は、コンテストの運営上必要な場合に限り、応募作品の複製、配布、放送、インターネット配信を行うことができるものとします。 特に取り決めのない事項については、主催者の判断により決定します。応募者がその決定を了解できない場合は、応募者は応募を撤回できるものとします。

お問い合わせ:
オブジェクト倶楽部 モデリング道場師範まで