暴いておやりよOOバッキーその1
筆者が非オブジェクトな時代から今まで経験した、オブジェクト指向での自らの失敗を取り上げてOOバッキーに断罪させるコーナーです。ちなみに主人公は「おーおーばっきー」と読みます、よろしく!
登場人物
OOバッキー: 性格が悪い子猫。オブジェクト指向の勘違いを指摘していじめるのが何より好き。 U君: OOバッキーの飼い主。いつもOOバッキーにいじめられている。気が弱い。オブジェクト指向の初心者。
- OOバッキー:
- ニャー!俺OOバッキー。オブジェクト指向の勘違いを探しにやってきた子猫なんだ。勘違い野郎はどこにいるのかニャー。
- U君:
- OOバッキー。ある本を見て、社員のモデリングをしてみたんだけど、レビューしてくれるかなぁ。一生懸命やった自信作なんだ。
- OOバッキー:
- ニャー。こんなものはモデルでも何でもないニャー。小学校からやり直したほうがいいんじゃないかニャー。
- U君:
- そ、そこまで言わなくても。(悲しくて泣いてしまう)なにが、だめなの?
- OOバッキー:
- 主任が部長に昇格したときが表現できないニャー。いっぺん死んでから、部長になれというのかニャー。
- U君:
- そんな難しいこといわれてもわかんないよ。じゃ、OOバッキーはどうすんだよ?
OOバッキー: | こうだニャー。こんなの基礎の基礎だニャー。 |
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- U君:
- でも某本のサンプルは僕のモデルだったよ。
- OOバッキー:
ニャー。某本にもこれはサンプルであって正しいモデルではないと言っているニャー。
社員は主任から部長になるケースがあるから、社員を継承した主任や部長だと、主任から部長になったケースに対応できないニャー。一度主任オブジェクトを消してから、部長オブジェクトを作り直さないといけないから、これじゃ主任の人を殺して、部長の人をつくっているのと同じで不自然だニャー。俺様のモデルのように、社員クラスが役職をもっていて、役職が部長とか主任になっていたら、社員クラスのオブジェクト自体を消す必用がないニャー。社員から役職に処理を委譲すればいいだけだニャー。
あー猫の俺に言わせているご主人さまも情けないし。あーやるせねーニャー。
- U君:
- うーむ。よーわからんような、わかったような。
- OOバッキー:
- いっぺんプログラムつくってみればわかるニャー。こんなことやってるようじゃその筆者もたいしたことないニャー。
暴いておやり、ねぇ子猫。僕の育てたOOバッキー。
おなかつつけば語りだす真実を・・・。
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