Date:  Wed, 03 Feb 2010 17:10:00 +0900
Subject:  【オブジェクト倶楽部: 2010-05号】
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                          No.313 2010/02/03

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┣【プログラミング】ドキュメント指向データベースMongoDB [1]
┣【コラム】僕の営業日記 [12]
┃          〜アジャイル、カイゼンが認知されてきた〜
┗編集後記

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┗【プログラミング】ドキュメント指向データベースMongoDB [1]

こんにちは、ursmです。

長らくご愛読いただきました本連載ですが、SproutCore編は一区切りして新シ
リーズに突入します。次のお題はMongoDBです。

● MongoDBとは
MongoDB( http://www.mongodb.org )は高いパフォーマンスとスケーラビリティ、
柔軟なデータモデルを特徴とするデータベースです。「RDBMSはリッチすぎて性
能が出ないんだけど、KVSだとプリミティブすぎてアプリケーション側の作り込
みが辛い」というジレンマを解消するものとして設計・開発されています。
MongoDBは、ドキュメント指向データベースと呼ばれるカテゴリに属します。リ
レーショナルデータベースのようにあらかじめ定義されたスキーマに沿ってで
はなく、より柔軟な方法でデータを格納します。
また、データベースを分散配置して性能を向上する「sharding」や分散処理機
構「MapReduce」、巨大なデータを格納するための仮想ファイルシステム
「GridFS」などの機能を備えています。

● インストールと起動
以下のページより各種プラットフォーム用のバイナリが入手できます。
http://www.mongodb.org/display/DOCS/Downloads
(MacPortsなどのパッケージ管理ツールをお使いの場合はページ下部の"Packages"
セクションを参照してください)
MongoDBはマイナーバージョン偶数が安定版、奇数が開発版です。今回は安定版
の最新バージョンである1.2.2を使います。
ダウンロードしたアーカイブを展開したファイルのうち、bin/mongodがMongoDB
のサーバ本体になります。--dbpathオプションで、適当な書き込み権限のある
ディレクトリを指定して実行してください。

$ mkdir -p ~/tmp/mongodb
$ bin/mongod --dbpath=~/tmp/mongodb
Wed Feb  3 05:57:49 Mongo DB : starting : pid = 28700 port = 27017
dbpath = /home/ursm/tmp/mongodb master = 0 slave = 0  64-bit
Wed Feb  3 05:57:49 db version v1.2.2, pdfile version 4.5
Wed Feb  3 05:57:49 git version: 8a4fb8b1c7cb78648c55368d806ba35054f6be54
Wed Feb  3 05:57:49 sys info: Linux domU-12-31-39-06-79-A1
2.6.21.7-2.ec2.v1.2.fc8xen #1 SMP Fri Nov 20 17:48:28 EST 2009 x86_64
BOOST_LIB_VERSION=1_41
Wed Feb  3 05:57:49 waiting for connections on port 27017

サーバが起動して待ち受け状態になります。終了はCtrl-Cです。

● 次回予定
MongoDBシェルでサーバに接続して遊んでみます。(id:ursm)

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┣【コラム】僕の営業日記 [12]
┗          〜アジャイル、カイゼンが認知されてきた〜

こんにちは。Hiroshiです。今回も僕が営業をしている中で、いろいろ体感した
ことを皆様と共有できればと思っています。今回は、最近感じている業界の流
れをご紹介できればと考えています。

僕は、現場のカイゼンやアジャイル開発等のコンサルティング、教育やシステ
ム開発を主な売り物として営業を行っています。以前は、早くに目をつけたお
客様や私共の想いに共感頂いた方々からお声かけ頂いて、商談に入ることが主
でした。が、最近の動向は変わってきた、という感触を受けています。お客様
から問い合わせを頂くことが増加していますし、お声かけを頂く層が現場層か
ら経営層に変わってきています。これは、これまで現場層での話題であったア
ジャイル開発や現場のカイゼンの扱いが、企業としての課題を解決する手段と
して捉えられつつあるのでは、と考えています。

この背景には、アジャイル開発や現場のカイゼン(見える化)というキーワード
が実績の増加や受け取り手の課題感の増大も重なり、「認知されつつある」の
では、と考えています。

これまでも、アジャイル開発や現場のカイゼンや見える化という言葉は、Webの
中でも多く見られたと思います。それが、ブームで終わらずに実践されたり、
批判・反論を受けることで洗練されたりしていったのだと思っています。更に
は、その情報の受け取り手にも、昨今の外部環境への対応やよりよい物を生み
出していくために、自身のやり方を変えていかなければという動機付けが経営
層の方も含めて強くなってきています。その解決手段としてアジャイル開発や
現場のカイゼン・見える化を捉え、試行してみるというお話が最近増加傾向に
あります。これは、提供される情報が洗練されてきていることで、受け取り手
が持っている課題の解決手段となりえるのでは、と捉えられるようになってい
るのだと考えています。

今、やっと火が付いてきたところです。この勢いを絶やさずに、一層、認知さ
れるように、普及や実績に精進していければと考えています。今後の活動にご
注目下さい。(Hiroshi)

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┗編集後記

こんにちは、編集人のナガタユウコです。今日は節分ですね!私は既に豆まき
用の豆を購入済みなのですが、みなさまはいかがでしょうか?去年の節分の後
行ったアンケートでは、豆まきも恵方巻もと、季節行事をしっかり楽しまれて
いる方が多かったようです。日本の伝統行事のひとつを、せっかくですから楽
しんじゃいましょう!豆まきをしたら、この後のプレゼント企画に当選、なん
て福も招けるかも?!ということで、プレゼント企画にもぜひご応募ください
ね☆(ナガタユウコ)
▼去年のアンケート結果はコチラ
/special/kininaru/vol234/PlonePopoll_results2

*** プレゼント企画 ***
『Ruby逆引きレシピ』
 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798119881/xpjp-22
『Ruby逆引きレシピ』(通称:レシピ先輩)は、札幌のRubyコミュニティである
Ruby札幌[*1]のメンバー5名により執筆された、Rubyのレシピブックです。本書
に載っているレシピには、5名の著者の性格が出ており、Rubyの使い方から、
irc botの作り方、連立一次方程式の解の求め方まで、多彩な内容になっていま
す。実際私自身がRubyでプログラムを書いていて、「こんなことやりたいな」
と考えていたら、レシピ先輩にやり方が載っていた、ということが何度かあり
ました。
また昨年の夏、私達はレシピ先輩の読書会を毎朝行っていたのですが、毎日新
鮮な発見がありました。読書会の様子は、著者の島田さん、設樂さんによって
インタービューされ、CodeZineにて紹介されましたので、こちら[*2]もぜひご
覧ください。
普段Rubyを触っている方や、これからRubyを初めたいけど何ができるのかよく
わからない方など、いろんな方におすすめできる1冊です。(ミムλ)
[*1] http://ruby-sapporo.org
[*2] http://codezine.jp/article/detail/4502

この『Ruby逆引きレシピ』を、オブラブメルマガ読者のみなさま限定でプレゼ
ントします!以下の応募方法をよくお読みになり、奮ってご応募ください!
▼応募方法
1)Twitterで @objectclub 宛に、『Ruby逆引きレシピ』を含むつぶやきをする
  必ず『Ruby逆引きレシピ』+なにかひとこと、お願いします☆
  例:「『Ruby逆引きレシピ』欲しい!!!!! @objectclub」
2)http://twitter.com/objectclub で「@××× さん、ご応募受け付けました」
  とつぶやかれたら応募完了(×××はあなたのアカウント、つぶやきがない場
  合は再度応募してみてください)
3)上記のつぶやきの他にも本書についてつぶやくと当選確率が上がるかも?!

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