Date:  Wed, 03 Jun 2009 19:09:28 +0900
Subject:  【オブジェクト倶楽部: 2009-17号】
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                          No.282 2009/06/03

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┣【Topics】「オブジェクト倶楽部2009夏イベント」参加お申込み開始!
┣【アジャイル】アジャイル・プラクティスの見つけ方 [6]
┃              〜Problemを他の人に相談してみる〜
┣【コラム】僕の営業日記 [7]
┃          −実はみんな想っていることは一緒−
┗【アンケート】気になるシステム業界 ホントのところ

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 〇 「オブジェクト倶楽部2009夏イベント」参加お申込み開始!
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オブジェクト倶楽部2009夏イベントのイベントページおよびお申込みページを
公開しました!今回のイベントはセッションを選択してのお申込みとなり、各
セッションには定員がございますので、ご希望のセッションがある方はお早め
にお申込みください。

また、今回は「チーム割引」をご用意しました!チーム単位でお申込みいただ
くと、2人目以降の講演会参加費が、なんと半額になります!ぜひチームメンバ
をお誘いいただき、みなさまでご参加ください。

● イベント詳細およびお申込みはコチラから!
→ /event/2009summer/

たくさんのみなさまのご参加、お待ちしております!

● タイトル:オブジェクト倶楽部2009夏イベント
● 開催日時:2009年7月7日(火) 10:00開始
● 場    所:国立オリンピック記念青少年総合センター(代々木)
             http://nyc.niye.go.jp/
● 内    容:講演、ワークショップ
● 参 加 費:講演会3,000円、懇親会5,000円

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┣【アジャイル】アジャイル・プラクティスの見つけ方 [6]
┗              〜Problemを他の人に相談してみる〜

こんにちは。こんぴろです。7月7日に行うオブジェクト倶楽部夏イベント2009
でセッションを担当することになりました。セッションの内容は、本連載の第
3回で話題に挙げた、参加者がそれぞれ持っている問題を付箋に書き出してそれ
をみなで共有して話し合うというというものです。
よく懇親会の場で、「実はうちの現場ではこんな問題を抱えていて、どうした
らいいのかわからないんですよ」と話をしたり聞いたりするのですが、そこで
得られる意見は、チームの中からはなかなか得られない意見が多いです。話を
する相手が自分と全く違う環境で仕事をしている人なので、その人が持ってい
る知恵や経験が違うため、問題に対して新しい視点から眺めた意見が得られる
のです。

先日オブジェクトの広場とオブジェクト倶楽部が合同で行ったイベント『田町
deナイト』の懇親会で、塹壕よりScrumとXP[*1]を書かれたHenrik Kniberg氏と
同席できたので、「何人からアジャイル開発チームと呼べると思いますか?」
と聞いてみました。最近、一人や二人など少人数で仕事を行うことが増え、あ
まりにも人が少ないとチームとは呼べないんじゃないかと思っていたので、こ
う聞いてみたのです。話を聞いてもらっているうちに、最初に上げた質問は、
実は自分は「一人で仕事をするのは、顧客から求められている事をしていない
かもしれない」という不安を抱いているのではないか、と言われました。そう
なのです。自分は確かに不安に感じていたのです。それだったら、たとえ違う
チームだとしても、近くにいる人に時間をとってもらって、自分のやっている
ことが求められている事から離れていないかどうか、確認しながら仕事をして
みたらどうだろう、という案が出ました。自分が気づいていない不安を、話し
ているうちにあぶりだされ、解決案が出されたのです。Henrik氏は書籍に考え
をまとめられるくらい経験豊富だ、というのは、優れた視点を持っていると言
えます。しかし、私は普通の人でも違う視点から、問題自体に気づいたり、問
題の解決策として、もっと有効性のあるものに気づいたり、問題を乗り越える
ための勇気を与え合うことができると思うのです。

これを懇親会ではない、お酒の入っていない場所でやってみると、よりはっき
りと心に刻む事ができるのではないでしょうか?これを自分は「HELP ME!」と
名づけてみました。HELP ME!が目指すプラクティスの形をパターンにしてみる
とこんな感じです。

● プラクティス名「HELP ME!」
助けを求めることは実は簡単なのですが、なかなかできません。往々にしてプ
ライドが高かったりすると、自分が問題を抱えていることを人に見せられず、
抱え込んでしまうことがよくあるのではないでしょうか?
そういう人でもまったく知らない人たちの間であれば、うまく話せたりするの
ではないでしょうか。「HELP ME!」では異なった現場で抱えている問題を持ち
寄り話し合うことで、自分の現場の問題を解決していくための行動指針と、勇
気を得ることを目的にしています。最初はまったく知らない人に問題を開示す
ることで、徐々にチームにも伝え、行動に移していく、実践してみた参加者が
こんな感じになることを目的としています。

● 悪魔の囁き
自分さえがんばれば、チーム・現場は安泰さ!

● 天使の言葉
現場で抱えている問題は一人で悩むものではありません。まったく違う現場の
声を聞いたっていいのです。
違う現場の問題を聞いてみると、自分の現場でやっていることはすばらしいこ
となんだ、と気づくこともできるはずです。

● こんな気分
知らない人から自分が抱えている問題を見るとこんな感じに見えるんだ。なん
とかなりそうな気がしてきたぞ。一人で抱えているんじゃなく、周りの助けを
得ながらがんばっていこう。

セッションの中から新たなプラクティスが見つかってほしいですね。イベント
まであと1ヶ月ですが、今考えているセッションのアイディアを磨き上げ、より
参加してくださった人達にとって有意義な時間となるようがんばりますので、
ぜひご参加ください。(こんぴろ)

[*1] http://www.infoq.com/jp/minibooks/scrum-xp-from-the-trenches
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┣【コラム】僕の営業日記 [7]
┗          −実はみんな想っていることは一緒−

こんにちは。Hiroshiです。今回も僕が営業をしている中で、いろいろ体感した
ことを皆様と共有できればと思っています。今回は、組織の方向性と個人の方
向性が実は揃っている事が多い、という事を紹介できればと考えています。

現在、あるお客様に現場改善のコンサルティングを実施しています。コンサル
ティングはまず、サービスの目的・目標を関係者で合意することから始まりま
す。このフェーズでは、お客様から想いを引き出すことになる為、お客様次第
で盛り上がることもあれば、すんなり終了することもあり、今後の進め方を左
右する最も大切で、かつ緊張するセッションになります。このフェーズでは、
ヒヤリングの事前にお客様の状況を踏まえて内部で作戦会議を行いますが、第
1印象では、上層部とリーダー・メンバーの想いがすれ違っている様に感じるこ
とが多く、どうセッションを進めるか苦慮します。

しかし、そんな苦慮は杞憂に終わることが多いと最近感じています。第1印象で
は、両者個別に話を聞く為すれ違っている様に感じることも、対象者を一同に
介して話してみると、普段話していないからこそお互いを誤解している事に気
づきます。「あー!そういう風に想ってたのね」とか「じっくり話せてすっき
りしました」という感想をもらうこともあります。結果、コンサルをキックオ
フするに十分のモチベーションが両者に備わり、僕達もお客様に対する理解も
深まり、コンサルティングがスタートを切れます。

このようなセッションを有効にする為には、以下が大切になります。
  ・議論の必要性、目的、アウトプットが合意されている事
  ・議論を促進するフレームワーク・ツールを導入する事
     例:長期的ゴール〜短期的ゴール段階的にブレイクダウン
     例:付箋に書く、ホワイトボードに貼る、等で視覚化
  ・相手の話を頭ごなしに否定せず、まずは聞く姿勢を持つ
  ・言葉の裏にある、具体的なイメージを聞き出し正確に共有する
  ・終了時間を決めておく
  ・ファシリテーター役がいるとなお良い

今回は、実は想っていることは一緒ですよ、という事を紹介しました。同様な
事で悩まれている方は多いのでは、と感じています。まずは、相手と話してみ
るきっかけになれば幸いです。(Hiroshi)
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┗【アンケート】気になるシステム業界 ホントのところ

今週は「夏イベントで楽しみにしていることは?2009」のホントのところ。
実は2007年のイベントの前にも同じアンケートを行ったのですが、今年の夏イ
ベントにみなさまが期待しているのはどんなことだろう・・・と思い、再掲し
てみました!夏イベントで一番楽しみにしていることはなんですか?投票後に
はぜひ2007年のアンケート結果もご覧になってみてください☆

「夏イベントで楽しみにしていることは?2007」の結果
 →http://www.objectclub.jp/special/kininaru/vol152/PlonePopoll_results2

  講演やワークショップそのもの。
     /special/kininaru/vote?vol=248&choice=0
  参加者同士の交流。
     /special/kininaru/vote?vol=248&choice=1
  ライトニングトークスに出てみたいです。
     /special/kininaru/vote?vol=248&choice=2
  生で見るオブラブスタッフ。
     /special/kininaru/vote?vol=248&choice=3
  懇親会でのおしゃべり。
     /special/kininaru/vote?vol=248&choice=4
  盛りだくさんのプレゼント。
     /special/kininaru/vote?vol=248&choice=5
  堂々と会社を休むこと。
     /special/kininaru/vote?vol=248&choice=6
  それは秘密です。
     /special/kininaru/vote?vol=248&choice=7
  ちょっと語らせて!
     詳細をこのメールに返信ください!!

アンケート結果はオブジェクト倶楽部サイト上にて公開します。お楽しみに。
なお、前号「Poken持ってますか?」の結果は公開中。ぜひご覧下さい。
⇒/special/kininaru/vol247/PlonePopoll_results2

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┗編集後記

こんにちは、編集人のナガタユウコです。いよいよ夏イベントのお申込みを開
始しました!オリンピックセンターでの開催となる大きなイベントは1年ぶりな
ので、漏れやミスがないか、ドキドキしながら準備を進めています。イベント
前は本当に忙しくて、もう二度とやりたくない!と思うのですが、イベント後
は本当に楽しくて、また絶対にやりたい!と思う・・・イベントって不思議で
すね。また参加したい!とみなさまに思っていただけるようがんばります!

今週の強引な一言
*** 世間の好物は堅牢ならず(ことわざ) ***
世の中のけっこうな物はたいてい丈夫ではない。いい事は長続きしないこと。
次々と新しい技術が生まれるように、世の中はどんどん進化していくため、こ
れが一番いい!と決めつけるのは危険かもしれません。周りの変化を見極め、
常に最適なものを模索することが大切ですよね。
出典参考:故事ことわざ辞典 東京堂出版
(ナガタユウコ)

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