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Date:  Thu, 13 Apr 2000 00:35:49 +0900
From:  firo@....jp
Subject:  [XP-jp:00193] Re: XP Chapter7 Four Values 	の解説
To:  extremeprogramming-jp@....jp (extremeprogramming-jp ML)
Message-Id:  <38F499AC.44F194D0@....jp>
References:  <B519647C.D80%khosokawa@....com>
Posted:  Thu, 13 Apr 2000 00:43:41 +0900
X-Mail-Count: 00193

矢崎です。

Kaoru Hosokawaさん wrote:

>
> > システムが複雑になりすぎた場合には、思いきった手をうつCourage
> > (勇気)が必要な場合もある。
> >
>
> ゼロから書き直したいですよね。ただ、3ヶ月経ってから「書き直します。」といっ
> たら、だれも聞いてくれませんよね。short release があるからこそできることです
> ね。XPの一部だけを実行しても、うまく行かない例のひとつでしょうか?それじゃ、
> XPがうまくいく最小限の practices はどんなのでしょうか?

XPの特徴の1つが、変更することをあたりまえとする、変更するこ
とは悪ではない(必要悪ですらない)ということだと思いますが、私
たちは長い間それとは反対の考えできたために、その旧い?常識
を変えていくのは、非常に困難ですよね。でも私たちは、そろそろ
建築分野などへのアナロジーをやめて、ソフトウエアが本来的に
持つ最も理にかなった方法論を採用すべきなのだということなの
かもしれません。

ではそのもっとも理にかなった方法論を支える、最小限のpractice
は何でしょうか?私はわかりません^^;;。
おいおいMLで議論したいですね(^^)

>
> 顧客にシステムを見せる立場から、書いています。
>
> この「シンプル」も難しいもので、大きなシステムを作っている場合、何かが動き始
> めるまで(目で確かめられるまで)には、何ヶ月もかかってしまうことがあると思い
> ます。シンプルかつ顧客にデモできるものを作ろうと言うことですね。
>

私もXPを知ってから、プログラムを書く(設計するも含む)時に、「シン
プル」を心がけようとしています。しかし、なかなか難しいと感じています。
例えば、ある程度柔軟性をもたせようというのが、私がこれまでやって
きて身についた方法の1つなのですが、それは果たしてシンプルに
対立することなのかどうか?です。

これも例えばなのですが、デザインパターンにしろ、Fowlerのアナリシス
パターンにしろ、ある種の柔軟性、再利用性、拡張性のようなものを
ねらいとしているところが多いと思うのですが、これらはXPのシンプル
と対立するものなのでしょうか?



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矢崎 博英 <firo@....jp>