平鍋です.
以前,本場 ML の方でも XP と CMM(Capability Maturity Model)
との関係について前に盛り上がっていましたが,以下の本を読んで
見ました.
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書名: 成功するソフトウェア開発 - CMM によるガイドライン
原著: The Capability Maturity Model: Guidelines for
Improving the Software Process
著者: Carnegie Mellon University/Software Engineering Institute
訳者: アンダーセンコンサルティング
出版: オーム社出版
値段: \6,500
ISBN: 4-274-078671-1
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CMM によると,ソフトウェアプロセスの成熟度には5段階あるという.
(1) 初期段階(Initial)
(2) 再現可能段階(Repeatable)
(3) 定義段階(Defined)
(4) 管理段階(Managed)
(5) 最適化段階(Optimizing)
第1段階を除く各段階には,KPA(Key Process Area)が定義されてい
る.例えば,第2段階には,「要件管理」,「プロジェクト計
画」,「プロジェクト管理」などなど,第3段階には「研修プログ
ラム」,「統合ソフトウェア管理」などなど.
また,それぞれの KPA は「キープラクティス」という観点から定
義されている.
この本で最も面白かったのは,第5段階まで達していると認められ
ているプロジェクトの例である.なんと,IBM ヒューストンのス
ペースシャトルプロジェクトの事例が詳しく解説されてる.
以上です.