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プロジェクトファシリテーション プロジェクトファシリテーション

ここでは、PF=Project Facilitation(プロジェクトファシリテーション)について議論しています。 プロジェクトを活性化し、楽しくプロジェクトを成功に導くための、 実践的な課題を扱います。


プロジェクトファシリテーションとは

プロジェクトの成功に大切なものはなんでしょうか?

個々人のスキルは重要です。そして、ここで取り上げるのは、集まった個人のスキルを100%以上に発揮させるチーム作りとしての、「プロジェクトファシリテーション(PF)」です。

プロジェクトマネジメント(PM)が重要であることは昨今強く言われています。 PMが「計画達成のマネジメント」に重点を置くのに対してPFは「参加者の協調の場作り」に重点を置いています。PMは、計画の立案と実行、差異に注目した管理が中心で、どちらかと言うと「コマンド・コントロール型」のマネジメントスタイルが背後にあります。これに対してPFは、その場その場の変化に対応し、チームが協力し合って創発的に成果を出していく、「リーダーシップ・コラボレーション型」の新しいチーム作りの形です。

PMは、成果を計画的に出していくための必須技術です。これにたいして、PFはプロジェクトの現場を活性化し、モチベートし、協調関係を作るために必要な技術です。PMをプロジェクトの「動脈」とするとPFはプロジェクトの「静脈」といえるかもしれません。静脈が詰まってしまっては、動脈がうまく働きません。

もう一方で、プロジェクト(あるいは仕事)を個人の最優先事項と考えるあまり、ハードなプロジェクトで燃え尽きてしまったり、人間関係で行き詰ったりしてしまう人もいます。私たちエンジニアは、質の高い仕事をしたい、自分の技術を磨きたい、よい仕事によって顧客に認められたい、という本質的な欲求を持っています。私たちは近年、「ビジネス」を優先するあまり、エンジニアとして質の高い人生の時間を過ごす、という価値を忘れてしまったように思えます。

プロジェクトファシリテーションは、プロジェクトの成功とともに、「エンジニアとして人生の時間の質(QoEL : Quality of Engineering Life)」を高めることを目的としています。

近年、プロジェクトの成功が、実はPFに掛かっているのではないか、と気づいている人たちがいます。 XP、クリスタルクリア、リーンソフトウェア開発、といった「アジャイル」と呼ばれるソフトウェア開発方法論のムーブメント中に強くこの傾向が見られます。

PFでは、これらの手法から、特にプロジェクトのファシリテーションに関するものを取り出して、私たちの体験の具体例にて補強したものを紹介していきます。例えば、具体的には「朝会」という朝のミーティングの仕方、ホワイトボードの使い方などです。結果として、内容はソフトウェア開発に特化しないものになっています。

PFの資料

以下に、PF(=Project Facilitation)に関する資料を公開します。
  • プロジェクトファシリテーション プレゼンテーション
    PDF(5495KB)SlideShare
  • プロジェクトファシリテーション価値と原則編
    PDF(720KB)[2011/3/29更新]
  • プロジェクトファシリテーション実践編:朝会ガイド
    PDF(437KB)[2013/6/14更新]
  • プロジェクトファシリテーション実践編:ふりかえりガイド
    PDF(948KB)[2015/11/24更新]
  • プロジェクトファシリテーション実践編:ふりかえりガイド(番外編) KPTふりかえり進め方のヒント
    PDF(415KB)[2016/1/22更新]
  • プロジェクトファシリテーション実践編:見える化ガイド
    PDF(684KB)[2013/12/26更新]
  • プロジェクトファシリテーション実践編:計画作りガイド
    PDF(466KB)[2015/9/2更新]
  • プロジェクトファシリテーションツール編
  • 自分たちの良いところを認識することからはじめるXP (HTML)
    PDF(234KB)
  • 「朝会のススメ」脚本
    PDF(201KB)
  • 「ふりかえり会のススメ」脚本
    PDF(419KB)
これらドキュメントは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(帰属2.0)の下で提供しています。


このライセンスについて詳しくは、
http://creativecommons.org/licenses/by/2.0/
を参照してください。原著作者のクレジットさえ示して頂ければ、コピー、修正、配布してかまいません。みなさんのプロジェクトでこれをカスタマイズして使用することを歓迎します。
また、ご意見などを以下のアドレスへ頂けるとさらに嬉しく思います。
editors at ObjectClub.jp

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