その他の参加レポート |
西川 幸延氏 |
2004 ObjectClub Summer Event
オブジェクト指向実践者の集い ― 失敗から学ぶオブジェクト指向 ― Non-fiction Horror Tales |
メールでレポートをいただきましたので、こちらに掲載させていただきます
|
「オブジェクト倶楽部納涼イベント 参加レポート」NECソフトウェア北陸 西川 幸延氏 a reporter |
|
1. オープニングトーク『失敗から学ぶオブジェクト指向』(平鍋 健児氏)失敗から学ぶことの重要性についての講演。 2. 主賓講演『オブジェクト指向でなぜつくるのか』(平澤 章氏)オブジェクト指向と現実世界は違うことを説明した上で、オブジェクト指向をプログラミング技術と汎用の整理術の2つに分けて解説されていた。 これまでに読んだオブジェクト指向解説書とは大きく異なる内容であったが、オブジェクト指向初心者の私にも良く理解できた。 今回の内容を参考に、バリバリのオブジェクターとなれるよう、今後、精進していきたい (でも、私は、会社ではプログラミングを禁止されているんです。どうしよう?)。 3. 怖い話ライトニングトークスいろいろな開発現場での怖い話を聞かせてもらった。顔では大笑いしながらも、ふと自分にも思い当たるものがあり、背筋を冷たい汗が流れる。
う~ん、本当に怖い...。 4、ワークショップ『開発現場で使えるファシリテーション』(粕野 智恵氏)参加者どうしによる演習を通して、ファシリテーションというものを理解し、実際の開発現場で使えるようにすることを目的としたワークショップであった。
ファシリテーションについての予備知識を何も持たずに参加したが、ファシリテーションについて良く理解できた。
実際の会議運営で使える知識をいくつも得ることができ、たいへん満足度の高い内容であった。
また、ワークショップでは、講師の粕野さんは、ホワイトボードでなく、模造紙に討議結果を書いていたことも興味深い。模造紙は字が残るので、振り返りの際に都合が良いとのこと。他に、ポストイット、カード等も使っており、このようなアイテムを有効に使っていくことも必要と感じた。 このワークショップを受講して、デマルコ氏の名作『ピープルウェア』に書かれていた、ある逸話を思い出した。その逸話とは...、 デマルコ氏が教育を行なっていた企業のマネージャーは、プロジェクトのある女性について、プロジェクトで役に立っていると思えないし、決して優秀ではないと判断していた。 しかし、彼女が携わったプロジェクトは全て大成功していた。 その理由をデマルコ氏が観察した結果、彼女はチーム内で、『触媒』の役割をしているとの結論に達した。 「彼女がいるだけで、チームの結束は固くなった。彼女がいると担当者間の意志の疎通が良くなり、一緒にやっていこうという気になった。彼女が加わるだけで、プロジェクトは楽しくなった。」 ファシリテータとは、上記の彼女のように、『触媒』の役割を果たすのだと思う。 そして、開発現場のリーダーがファシリテータ(≒触媒)の知識を身につければ、開発現場を活性化(エンパワーメント)することができると思う。 私も、今回の内容を職場へ持帰り、活性化させていきたい。 5、懇親会/二次会他社の方々とお話しをすることができ、たいへん楽しい時間を過ごすことができた。 ただし、公にできない話(オブジェクト倶楽部の秘密?とか、イベントスタッフにハートを打ち抜かれちゃった?とか)がいっぱいあるので、詳細は省略させてください。ごめんなさい。 6、最後にここで、弊社より一緒に参加した2名の感想を紹介しておきます。 ★小野 哲也 ★谷橋 裕見子 最後に...、 |
|
その他の参加レポート |