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花渕優子さん
ステキなで日記をいただきましたので、こちらに掲載させていただきます。

動くテストあんどん!?
2004年12月03日
もうすぐテストが始まる。(はず。ちゃんとリリースされるかな?)
商品単体のシステムテスト相当のテストで、通常のシステムテストの項目の中から、超基本的なテストをセレクトして、1ヶ月限定で行う予定。
メンバーは私を入れて3人。今日、そのうちのひとりと、この間の平鍋さんセミナーであった「ソフトウェアあんどん」みたいなのあったらいいよねっていう話をした。
「誰か作ってくれないかな?」
「ねえ、○○くん、作ってよ。」
(と、後ろの席の人に振る。彼は、テストメンバーではない。そしたらその彼が、)
「作るより、帽子かなんかで十分なんじゃないですか?」

え? そのアイデアもらった! ということで、
テスト期間中、全員で帽子をかぶることに決定した。
(正確には、3人目のメンバーの同意は得ていない。明日、無理やり説得しよう。)
帽子を2種類用意して、うまくいっているときとバグが出たときで、かぶり分ける。楽しそうでしょ?
常にかぶって歩いていれば、上司も周りも状況わかるし。すごーい、歩く見える化だわ! と内輪だけで盛り上がった。
楽しみにしていてくださいね。週末、帽子探しに出かけます。

ホワイトサンタ
2004年12月08日
3日の日に書いたテスト中にかぶる帽子が今日届いた。

やっぱりシーズンなので、1つはよくあるサンタ帽(近所のトイザラスで、NDSと一緒に購入)。もう1つは、さんざん悩んでホワイトサンタ帽にした。(やっぱり、周りから見てわかりやすいのがいいし、うけるのがいいし、自分がかぶりたいと思わなくちゃ駄目だし。。。)でも、ホワイトの方は近所で見つけられなかったので(ろくに探していないが)、ネットで購入し、それが今日届いた。

ホワイトの方は、とってもかわいい。でも、ちょっとサイズが小さめ。で、だんなで実験してみたが、まあ何とかなりそう。だんなに、「テストがうまく行っているときがこっちのホワイト帽で、トラブっているときは、こっちの赤いサンタ帽だよね?」と言っても、反応がない。どう見ても、顔に「ばか」と書いてある。「ばか」ってはっきり言われたほうがうれしいんだけど・・・

明日、テストチームの男衆はどんな反応するかな? かぶってくれるかはだいぶ不安だけど、ま、明日、持っていってみよう!

思いついた!
2004年12月12日
例の帽子の静電対策案というより、代替案を思いつきました。
明日、ひもと風船で実現してみようと思います。

試作1
2004年12月13日
こんな感じ。テストの結果によって、ひもをひっぱって、青いバルーンか赤いバルーンを上げる。

いいところ:楽しそう。超安値でできる。電気代はかからない。
悪いところ:割れる。しぼむ。ほこりがつく。ホワイトボードの後ろを歩く人の迷惑になる。

試作1-blue   試作1-pink

試作2
2004年12月14日
こんな感じ。ホワイトボードの後ろを歩く人の迷惑になる点だけを改良。でも、バルーンは割れるとやっぱり周りの他プロジェクトの人の迷惑になるので、別のものに変える予定。明日、また100円ショップに行く。

試作2-blue   試作2-pink

帽子のその後
2004年12月16日
テストあんどんのタイトルで書いた帽子だが、実験室では、静電気(帯電防止のため)の関係でかぶれなくなった。

じゃあ、居室(普段、仕事をしている部屋のこと。実験室とは別の部屋である。)でかぶろうとかぶっていたら、マナー運動(今、会社でやっている運動)の関係でやめてと言われた。この件は、マナー運動のリーダーに了解をもらおうと思っているのだが、まだ私がマナーリーダーにアクセスしていない。

で、結局、毎朝のプロジェクト全体のデイリーミーティングと、週一のややえらい人も集まる進捗会議だけでかぶっていたのだが、やはり物足りない。

そんな状態でいたら、今日、とても面白いことがあった。
昨日、会社の帰りに試作3のための買出しに行ったところ、光るクリスマスツリーが売っていたので、居室でのあんどん代わりに買ってみた。(居室と実験室が離れているので、居室にいながら実験室でやっているテストの状況が知りたい!というのも、大きな要望なのである。)が、実際に設置してみたところ、居室が明るすぎてちっとも目立たない。企画倒れだと思っていたら、うちのプロジェクトリーダーが、それに帽子をかぶせてみたらと提案してくれた。なんて、いいアイデア!

それで撮れたのがこの写真である。居室は、前の人との席の間にパーティションがあり、そのパーティションと同じ高さのパソコンの本体の上に置いたらとっても目立っていい感じ。十分、あんどんの役目は果たすし、とっても満足してしまった。

でも、明日こそ、マナーリーダーに居室で帽子をかぶることの了解もらいに行こう!

サンタ帽その後

実験室のモニター
2004年12月16日
すごい人が職場にいる。

私が実験室で風船を上げていたら、この風船が職場から見えたらいいよね。じゃあ、カメラでモニターする? なんて、冗談で話していたら、その日のうちにカメラを買ってきてくれて、翌日、実験室にWebカメラを設置、居室からリアルタイムで実験室の状況がわかるということを実現してくれた。

その行動力がすごすぎる! ちなみに、私に帽子のアイデアをくれた人です。

今日うれしかったこと
2004年12月16日
実験室で試験をしている別のチームでも、今日風船があがっていた。
楽しい感じが伝染したと思うと、とても嬉しい。試作3はやめて、このまま風船で行こうかな?などと、思ってしまった。

今日は、やることがたくさんあって、試作3に取り掛かれなかったので、それに、あまりにアホネタなので、まじめに試験している人の横ではやりづらいし、あした、こっそりやろう!

帽子のその後
2004年12月17日
今日、めでたくマナーリーダーの了解をもらいました。やったー!

さっそく、居室でかぶっております。すごく遠くに座っているチームの方からも反応があり、インパクト大でうれしい。

試作2
2004年12月17日
現場が、バルーンの高さ加減によって、状況を示すようにもなってきた。例えば、「微妙な状況(バグかもしれない現象発生中)」は、赤と青のバルーンが、ホワイトボードの中ほどの位置で同じ高さという具合。

試作3は、高さをホワイトボードの上に固定するものなので、ちょっとやりにくくなってきた。もう少し、考えよう。

明日こそは、試作3
2004年12月20日
金曜日、なんだかんだで、やっぱり試作3には取り掛かれなかった。時間もなかったので、結局、新しい風船をふくらませただけ。

試作3を思いつくまでは考えてもいなかったのだが、試作2になってから、風船の高さによって現場の微妙な状況を表すようになってきた。試作3は、高さ調整ができないので、ちょっとやりにくい。でも、せっかく考えたから、とりあえず製作だけはやるつもり。

なので、試作4を考えなければと週末いろいろ考えたのだが。

平行して、今日、近所の風船専門店に行ってみた。そこで、1週間はしぼまないで持つと言われた風船を数個購入。100円ショップの風船と本当に違うのかどうか、これも明日確かめてみる。

試作4 これで、最終イテレーションまで行く!
2004年12月30日
風船をやめて、これにした。

ホワイトボードの上部のすき間を利用して、
赤と青の物体...(何て言うんだろう? 工事現場にあるやつ)が横にスライドする。下に3色の紙を張り、物体がどの辺に乗っているかによって微妙な状態を表す。たとえば、黄色の上に青があると、「順調だったんだけど、バグっぽい現象が発生しているため解析中」とか。(注:私たちのテストって、ログをじっくり解析しないとバグかどうかわからないものが多い)逆に、赤の上に青があると、「調子が悪かったんだけど、好転しつつある」となる。

この映像がカメラ中継されて居室から丸見えになるので、最近は、カメラを意識して、物体の下に黒い矢印(実際はミニ鋏)をスケール代わりに垂らしている。

試作4-blue   試作4-red   試作4-blue+yellow

試作4続き
2004年12月30日
黄色の上に赤が乗ったところと、実験室も変えたので、居室のあんどんも変更した。

試作4-trial4_red+yellow   新居室あんどん  

アイデアだけだった試作3
2004年12月30日
せっかく写真だけ撮ったので、運用はされなかったが、載せておく。

高さの浅い箱(写真の箱より浅いほうが良いと思う)の下部とふたを利用し、箱の下部をホワイトボードの上部に固定する。ふたを2つ用意し、ふたの上部にあんどんの役割を果たすもの(なんでもよい)を乗せて、状況に応じて箱の上にかぶせる。ふたは、箱の下部より一回り大きくすると、かぶせやすい。

欠点は、微妙な状況が表せないということで、即、試作4に移行したのだが、微妙な状況がないテスト環境ならば、これでも十分だと思う。写真は、箱の下部を2つ使っているが、1つだけでも十分だし(でも、ふた部は2つ必要)、箱の下部は使用しないで、ふたの部分だけを載せても十分。これを、横スライドさせたのが試作4である

試作3   試作3-blue   試作3-red