[05/03/16更新]
お題:クリーニング屋さん
以下の記述をもとに、「クリーニング屋さん」というもののモデルを作成してください。
純白堂は家族経営の、商店街の中にあるクリーニング店です。純白堂店主の純白 四郎さん(56)は、個人プログラマーをやってる甥の開 発太さん(35)と意気投合して、新たにシステムを開発して導入しようということになりました。普通にパッケージを使っても良さそうなものですが、理想は高いようです。
開 発太 「せっかく新規開発するんですから、できるだけ対費用効果の高い部分をシステム化しましょう。そのために、クリーニング屋の仕事の全体を把握する必要があります。まずはどんなシステムにするのかは考えずに、クリーニング業務について知りたいんです。
「クリーニングの仕事をざっと教えてもらえますか?」
純白 四郎 「預かって綺麗にして返す、これが基本だな。お客さんからクリーニング品をお預かりしたら、お名前と電話番号をうかがってから、整理番号をつけてチケットを渡すんだ。あとでそのチケットを持ってきてくれたら、綺麗にしたものをお返しする。」
開 「似たようなシャツとかはどうやって区別するんですか?」
純 「お預かりしたものに1枚ずつタグをつけておくんだよ。そこにも整理番号を書いておくから、わからなくなったりはしないな。
開 「料金はどうやって決まるんですか」
純 「料金表があるよ。品名によってみんな料金は決まっているな。それから、防虫や防水の加工を承ることもある。このコートを防水加工してくださいとか、背広を防虫加工してくれとか、ワイシャツはそのままでいいとか、注文してもらうんだよ。防虫は品物に関係なく一点500円、防水は品名によってそれぞれ料金を決めているな。背広なら800円、コートなら660円とまあ、こんな具合だ。」
開 「なるほど。クリーニングだけしたり、クリーニングと防水加工だったり、防虫加工だけっていうこともあるんですね。
「コートを2枚預かって、1枚はクリーニングのみ、1枚はクリーニングプラス防水加工のときはどうするんですか?」
純 「ああ、さっき言ったタグあるだろ、防水加工っていうタグもあるんだ。それを付けて、どれを防水加工するのかわかるようにしておくんだよ。」
開 「なるほど、だいたいわかりました。」
ここで開さんは、さっきからなにやら図形を書き込んでいたスケッチブックを、純白さんにも見えるようにテーブルに置きました。
開 「これはUMLっていうんですけど、まあ名前はどうでもいいです。いま聞いたことをまとめて整理してみたんですよ。教えてもらった内容がちゃんと入っているかどうか、ちょっと確認させてください。では、まず...」
さて、開さんはどんな図を書いたのでしょうか。純白さんに教えてもらった内容がうまく盛り込めているでしょうか?わかりやすいようなモデルを作れたでしょうか?
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