- TJTransaction

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class TJTransaction

Read/Write Lock(共有・排他ロック)の開始と終了を扱うトランザクション

Public メソッド
TJTransaction(TJRWLock* rwlock, TJRWLock::LockMode mode): 参照または更新モードでロックを獲得する
virtual ~TJTransaction(): デストラクタ(ロックを解放する)

文書

Read/Write Lock(共有・排他ロック)の開始と終了を扱うトランザクション.
共有資源を安全に更新・参照するためのロック機構 TJRWLock の開始と終了を，コンストラクタとデストラクタで扱う. ただし,ロック取得は無限に待つモードのみサポートする.
コンストラクタで指定モードのロックが獲得されデストラクタで解放される. スコープを脱出する時に自動的にロックを解放したい場合に便利である.
特に，例外抜け，途中 return 等で unlock の呼び出しを保証したい場合には，このクラスを使用すべきである.
以下に使用例を示す. 関数の例であるが，任意のスコープ終了で取得したロックと解放を保証できる(for, while, if, {} ブロックも可).
 *
 *    void f(TJRWLock* lock) {
 *          // 関数先頭でロック確保
 *          TJTransaction tr(lock, TRWRLock::SHARED);
 *
 *
 *          if (....)
 *                return;  // ここでもロック解放を保証.
 *
 *          int* BigArray = new int[1000];
 *          // 途中，例外によって関数を抜けてもロック解放.
 *
 *
 *    } // 関数終了でロック解放
 *
 * 

TJTransaction(TJRWLock* rwlock, TJRWLock::LockMode mode)