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受入テストあれこれ

Salt Lake CityでのAgile Development Conferenceも日程の大半を過ぎて 残りは1日となりました。
さて、某プロジェクトでも唯一できなかった受入テストの自動化に関していろいろまとめてみます。
近年ではWebベースのプロジェクトが増えているのですが、 画面はやはり変わりやすいのでHttpUnitなどをつかっても JavaScriptが使えないことや変更に弱いことなどあり、なかなか実際には使えませんでした。

fit and fitness

Ward Cunninguhamのセッションに出席しました。 彼のセッションでは、ペアプログラミングをやったのですが、 向こうの人にはTDDが浸透しているようで、普通にFake Itなどをやっていたのが印象てきでした。
さて、fitですが、これは受入テスト用にカニンガム氏が作成したもので、 表ベースで受け入れテストが簡単に作成できるというものです。
デモンストレーションでは、Wikiで表を作って、 そこに、属性・メソッドおよび、値と結果を書いていきます。 するとその内容をテストしてくれます。JUnitのようにテストクラスを書かなくてもよいので、 ユーザレベルでもそのテストがかけるという特徴を持っています。
たとえばThiryThreeSixtyというクラスをテストするときは以下のようなHTMLベースの表を作ります

------------------------------------
| Thirty ThreeSixty |
------------------------------------
|from |to |days() |
------------------------------------
|2001,1,10 |2001,1,20 |10 |
------------------------------------
|2001,1,10 |2001,2,10 |30 |
------------------------------------

この表を含んだHTMLをFITに読み込ませてテストします。
FITはfit.jarというJarファイルに含まれていてjava fit.FileRunner input.html output.html
という感じでテストするとoutput.htmlにテスト結果が追加されたものが作成されます。
受入テストというものを実感できたきがして大変よかったです。

Canoo

個人的にfitよりも強力だなと思ったのがこのCanooです。
CanooはHttpUnitのラッパで、Web画面をテストできます。 テストをXMLで作成するようになっています。 なによりもいいことはJavaScriptにも対応していますし、 フレームの制御をするような画面にも対応しているようであるということです。
XMLを単に記述していくだけでテストできますし、デモでは結構複雑な画面をテストしていました。
関係ないですが、向こうの人から受入テストの様子を聞く機会があったのですが、 受入テスト用の環境を作ってそこでテストを流しているようです。
上記のfitでもそうですが、テストファーストが徹底している気がしました。
こちらはデモであまり詳細なことはわかりませんが、とりあえず以下のURLに媒体はありそうです。
また最後にデモをしていた兄ちゃんに「日本語対応してる?」と聞いてみましたが、 「考えてもないからやってみてくれ」といわれました。ためしてみよ。

http://www.canoo.com/

両方のツールとも思想が違いますが、面白そうです。fitでユーザがテストをかけるようにするのもあり、canooでGUIベースの詳細なテストを定義するのもよし、次回は完全なる受入テストを実施したいなと思う次第でありました。




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