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Date:  13 May 2005 14:59:18 +0900
From:  <sadman0@....jp>
Subject:  [modeling-dojo:00390] Re: 32番リベンジモデル公開
To:  modeling-dojo@....jp
Message-Id:  <20050513055918.44850.qmail@....jp>
In-Reply-To:  <001001c55758$bb37ebf0$0200a8c0@SOTECNOTE>
X-Mail-Count: 00390

SadManです

どうにも微妙です
求めるものが同じでアプローチの違いに拘るとしたら
それは議論自体がナンセンスに感じるのでそこの議論はしません

どちらのアプローチが効率が良いかという点について
これはまったく一概には言えません
OOPではない手法からOOPに乗り込むのに
慣例的になれた方法論がやり易いという意味ならば否定はしませんが

効率という意味で言えば
断然、物的概念をベースにしたモデリングのほうが良いと思っています
少なくとも物的概念で表せるものを敢えて業務に沿わせる必要を感じません

単に好みというだけでなく根拠があります

物と言う概念で存在する事で
要件に対して属性や操作を配置する毎にその妥当性を考える機会を得られ
正しくモデルされればそのオブジェクトは自律的な検証をもたらします

その物に対する間違った操作をそもそもする事が出来ないという効果です
これは分析でも設計でも実装でも有効に働きます

もちろん違うアプローチでも実現可能です
が、そのためには常に注意を払う必要が出てきます
この注意や検証に気を使うという労力が相当に軽減できると思います

わたしの意見を端的に言うと
そもそも物があっての業務ですから
物から入るのが自然という事です

さて論点がだいぶ拡散してしまいました
元はモデリングにおいて状態という概念を現物の属性でなく
状態クラスとして抽出する事に異を唱えたわけですが

正しいモデルを導くためのアプローチは
物ベースと事ベースのどちらがより妥当かという議論になってしまいました

議論を続けるならば論点を一度整理し
かつ、このMLで続けることがふさわしいかを決めなければならないようです?
道場主または師範の方にこの辺の裁定をして欲しいかなと思います

SadMan