こんにちは,児玉@(株)エクサです。
コンテストに参加してくださった皆さん,
なんか,あっという間に終わってしまいましたね。私なんざぁ,投
稿してくださった力作をゆっくり味わっている間もなかったです。
祭りの後の寂しさを,たわいもない話で埋めてみようと思います。
今回のようなコンテスト形式だと,一発勝負なので,前もってドメ
イン知識というか土地勘があったほうが圧倒的に有利ですよね。
でも,概念レベルのモデリングは,そういった土地勘がないときに
理解を深めるためのツールだと,私は思っているので,やっぱりその
プロセスを大事にしたいです。
で,皆さん,モデルを書いてみて,この「業務システム」なるもの
が何であったか,何のために存在するのか,本当は何ができればうれ
しいのかが分かりましたか。
ちょっと考えてみます。
>観点:
>・システムが提供する機能と、その機能にいくら費用がかかって
>いるかを管理したい。
>・運用が滞りなく漏れなくできているかを確認したい。
>・システムを稼動させるために必要なハードウェアおよびソフト
>ウェアと、その調達に必要な作業を把握したい。
まず,このシステムは「業務システム」ではなくて,各アプリケー
ションのシステムのことですね。これはこのMLでも話されていたか
もしれません。さて,その「機能」って一体何ですかね。機能は実在
しますか。そういう漠としたものの原価を出せっていうのは,どだい
無理ですよね。
私の本職は,製造業の生産システムですが,原価をとらえるという
のはとんでもなく難しい(リサイクル品まで考慮するから)。そもそ
も,機能ごとにいくら費用がかかっているかを知ってどうするんでし
ょうか。こんなの,管理会計で適当にやっておけばいいんです(過激
ですけど)。与えられた「費用」とされる数字を記録しておけばいい
だけ。
だから,1つ目は「システム」が提供するとされる「機能」を並べ
ておくだけでいい。
次に,運用が滞りないことを知るためには,どこかにそれをテスト
する基準と仕組みが必要ということですね。
3つめは,まあわかります。
さて,じゃあ,この3つの要求は何のためなんでしょうか。
たぶん,アプリケーションのシステムがトラブッたときに何を調べ
て,どう対処すればよいかを押さえておきたいからじゃないかな。違
うかもしれないけど,実際のモデリングの場だと,聞くことができま
すからね。
そうだということで,勝手にコンテストです。参加は自由です。
運用が滞りないことをチェックして,滞っているのが分かったとし
て(ここまではできているはず),トラブルの原因が探索できるモデ
ルになっていますか。
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児玉公信
(株)エクサ SPBOMソリューションオーナー
兼 技術部
kiminobu-kodama@....jp kodamak@....org
児玉流メール道 家元