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Date:  Tue, 01 Mar 2005 20:06:49 +0900
From:  Kiminobu Kodama <kiminobu-kodama@....jp>
Subject:  [modeling-dojo:00190] コンテスト アフター ザ コンテスト
To:  modeling-dojo@....jp
Message-Id:  <200503011106.AA04991@....jp>
In-Reply-To:  <421BE3A7.6040205@....jp>
References:  <421BE3A7.6040205@....jp>
X-Mail-Count: 00190

 こんにちは,児玉@(株)エクサです。

コンテストに参加してくださった皆さん,

 なんか,あっという間に終わってしまいましたね。私なんざぁ,投
稿してくださった力作をゆっくり味わっている間もなかったです。

 祭りの後の寂しさを,たわいもない話で埋めてみようと思います。

 今回のようなコンテスト形式だと,一発勝負なので,前もってドメ
イン知識というか土地勘があったほうが圧倒的に有利ですよね。
 でも,概念レベルのモデリングは,そういった土地勘がないときに
理解を深めるためのツールだと,私は思っているので,やっぱりその
プロセスを大事にしたいです。

 で,皆さん,モデルを書いてみて,この「業務システム」なるもの
が何であったか,何のために存在するのか,本当は何ができればうれ
しいのかが分かりましたか。

 ちょっと考えてみます。

   >観点:
   >・システムが提供する機能と、その機能にいくら費用がかかって
   >いるかを管理したい。 
   >・運用が滞りなく漏れなくできているかを確認したい。 
   >・システムを稼動させるために必要なハードウェアおよびソフト
   >ウェアと、その調達に必要な作業を把握したい。 

 まず,このシステムは「業務システム」ではなくて,各アプリケー
ションのシステムのことですね。これはこのMLでも話されていたか
もしれません。さて,その「機能」って一体何ですかね。機能は実在
しますか。そういう漠としたものの原価を出せっていうのは,どだい
無理ですよね。
 私の本職は,製造業の生産システムですが,原価をとらえるという
のはとんでもなく難しい(リサイクル品まで考慮するから)。そもそ
も,機能ごとにいくら費用がかかっているかを知ってどうするんでし
ょうか。こんなの,管理会計で適当にやっておけばいいんです(過激
ですけど)。与えられた「費用」とされる数字を記録しておけばいい
だけ。

 だから,1つ目は「システム」が提供するとされる「機能」を並べ
ておくだけでいい。

 次に,運用が滞りないことを知るためには,どこかにそれをテスト
する基準と仕組みが必要ということですね。

 3つめは,まあわかります。

 さて,じゃあ,この3つの要求は何のためなんでしょうか。

 たぶん,アプリケーションのシステムがトラブッたときに何を調べ
て,どう対処すればよいかを押さえておきたいからじゃないかな。違
うかもしれないけど,実際のモデリングの場だと,聞くことができま
すからね。

 そうだということで,勝手にコンテストです。参加は自由です。

 運用が滞りないことをチェックして,滞っているのが分かったとし
て(ここまではできているはず),トラブルの原因が探索できるモデ
ルになっていますか。

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児玉公信
 (株)エクサ SPBOMソリューションオーナー
       兼 技術部
 kiminobu-kodama@....jp kodamak@....org
         児玉流メール道 家元