今日は、上手です。
開米さんの、SEのための図解技術、と言う本を読みました。
大変参考になったので報告しておきます。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798104787/qid%3D1109061107/249-3256298-1723564
主張は、大体こんな感じです。
SEが学ぶべき図解には2つがある。
企画・プレゼンテーション系の図解
巨大なシステムの設計図を記述する図解
ER図、DFD、プロセス図、UMLはこちらに含む
ツールは何かの目的を達成するもので、他にもツールがあり微妙に使い方が違う。
それを目的に応じて使いわければ良い。
問題なのは、柔軟性
例:細かいことを規定しているUMLを「従うべきもの」として教え込むのはダメ
図解とはプロが持っている無意識の概念の再構築で「知のリファクタリング」。
「知のリファクタリング」は、組織の学習スピードを劇的に向上させる
別の表現をすると以下になる。
認知心理学のSRKモデルでは行動レベルは、知識ベース、ルールベース、スキル
ベースから構成される。
知識を与えず、ルールのみを与えると、スキルは応用性のない薄いものになる
知識ベースを教えることが必要
知識ベースの中には、ベテランでも存在を言葉で語れないような、明文化しにく
い暗黙知の塊のメンタルモデルがある。
複雑なモデル(例:簿記・会計)も2つの手順で、何十分の一の時間で修得可能
複雑なモデルを明確にチャート化する
チャートの理解を強化するような練習問題を幾つか供給する
読書メモが、以下のリンクにおいてあります
http://www.kk.iij4u.or.jp/~y-kamite/mm/sezukai.jpeg
http://www.kk.iij4u.or.jp/~y-kamite/mm/sezukai.htm
#マインドマップのプラグインは楠@TISのメールから情報を得ました。
#ありがとうございました。
#freemindの取り扱い説明書も作成中です。そのうちアップします。
この本は、簡単そうに見えますが、抽象度がかなり高く、いろいろ考えさせられ
ました。
図解とモデルについて、幅広く情報収集し実戦で使って来た内容を、自分なりに
考え抜いて、開米流の体系として再構成したものと言えるでしょう。
(では)