みなさん、
平鍋です。
一つだけ、ピンポイントで、参考情報をば。
At 13:15 05/02/02, shoji-yamamoto wrote:
>> >> > UFOがX月X日に降りてくると大々的に宣伝していた団体が,その日に降
>> >> > りてこなかったという事実を突きつけられて,その団体のメンバーはどの
>> >> > ような行動を取ったか,なんて心理学の授業で教わりませんでしたか。
>> 山本説
>> > きっと,この団体のメンバーは「大々的に宣伝してしまったから,UFOは降りて
>> >来なかったのだ」などと言って,周りのせいにしたのでしょうか。
>> >あくまでも,自分たちは正しいとして。
>>
>> 山本説は大体合っています。宣伝したのは自分たちなので,そのこと
>> 自体を否定することはありません。基本的には,この中に「信じない人
>> がいたからだ」となります。この対応はよく使われますよね。
>>
>> 問題はその後の行動でして,彼らは,さらに活動をエスカレートして
>> いくのです。もちろん,この段階で活動から離脱していく人も半数くら
>> いいましたが,残りのメンバーは,「より強く信じる」方向に行き,さ
>> らに宣伝(布教?)を強めていくのです。
>
> UFOのシナリオの結末,ありがとうございました。
>これでスッキリしました。
>私が思っていた事より,さらに先があったのですね。。
>「合理化」や,「認知的不協和」は,自分を守る手段ですが,
>過剰になりすぎる可能性があるんですね。。
おもしろいですねぇー。合理化、というのは人間の思考が持つ1つの
特徴なのでしょうか。。。。
実は、アジャイルプロセスなどの新しい考え方を受け入れることを組織が
強く抵抗することがあります。その1つの心理的な要因に、「リスキーな
成功」よりも「許される失敗」というのがあります。
例が多いウォーターフォールや組織があらかじめ決めた方法に沿っていれば、
それで失敗しても許される、という「保身モデル」がそこにはある、という
のです。
これについては、An Acceptable Way Of Failing という名前で、c2 wiki に
あります。
http://c2.com/cgi/wiki?AnAcceptableWayOfFailing
"人は、Risky way of succeeding よりも、Acceptable way of failing を取る。"
以上です。