こんにちは,児玉@(株)エクサです。
山本さん,
投稿をありがとうございます。
「[modeling-dojo:00038] 黒帯稽古の投稿をさせて頂きます」のお返事させていただきます。
> そこで,「第6回モデリング道場 黒帯稽古 『酸っぱいブドウの論理』と
>『甘いレモンの論理』」という課題がアップされており,少々モデルを
>作らせて頂きましたので,これを機会に入門させて頂き,
>モデルを投稿させて頂きたいと思います。
> 今回,モデリング道場を拝見させて頂きますと,話題が次の
>「モデリングコンテスト」へ移ろうとしており,大変恐縮なんですが,
>いろいろなアドバイスなど頂ければうれしく思います。
> どうぞよろしくお願いします。
この課題,HPからは外されたんですかね。今は見ることはできません。
もう,話題を変えようとしているんでしょうね。もうすぐ打ち切りの指
令が出るかもしれませんので,急いで返事をさせていただきます。
前に,回答が提出されていましたが,課題がなんだか分からなかった
ので何も言いませんでした。山本さんから別便で教えてもらって,やっ
と分かりました。すごい問題を考えるもんですね。
「正答」例もすでに定時されているかもしれませんが,とりあえず,
私の考えを書いておきます。
これからのモデリングコンテストに向けても参考になるかもしれませ
んし。
モデルって,何らかの問題意識がないと書けませんよね。単に「やわ
らかい冷たいお菓子」のモデルを書けって言われても,役に立つモデル
を作りたい場合には困りますよね(^_*)。
この課題の目的は,「合理化のメカニズムを書きたい」ということだ
と理解しました。まさに,心理屋の私むけの課題です。
>1.クラス図
>
>  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
> | 望む |−−−−−−−−| 障害 |−−−−−−−−| 拒絶 |
> ______0..1 * ______ * 0..1______
> | 1 | * | 1
> | | |
> | | |
> | | |
> | | |
> | | |
> | * | * | *
>  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
> | 達成 |−−−−−−−−| 行為 |−−−−−−−−| 断念 |
> ______0..1 * ______ * 0..1______
> | * | * | *
> | | |
> | | |
> | | |
> | | * |
> |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |
> |−−−−−−−−−−|心理状態 |−−−−−−−−−−−|
> 1 _______ *
> △
> | [動的]
> −−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−
> | | |
>  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
> | 満足 | | 妥協 | | 不満 |
> ______ ______ ______
[動的]だとガードです。汎化関連に対するステレオタイプとして《動的》
と書きます。
ブドウやレモンといったインスタンスがそのまま出てくるモデルでなく
てよかったです。与えられたインスタンスを基に概念(型)を発見したり
発明したりするのがモデリングだと思っているので。
このモデルでは,行為に伴う心理状態の変化を書こうとしていますね。
ただ,「達成」と「断念」が「心理状態」にどう関わっているのかが分か
りませんので,関連名を入れてくれませんか。
「望む」,「障害」,「拒絶」(のうち「望む」は「目的」などの名詞
にしましょう)の関連が未整理です。「目的」「行為」「障害」はもう少
しきれいに整理できそうです。
「障害」と「拒絶」あるいは「断念」は1,2の概念にまとまりそうか
な。
これらに対応するように,ブドウとレモンの例でオブジェクト図を書い
てみませんか。
ま,時間がないので,回答めいたことを言ってしまいますが,「合理化」
のモデルとしては,フェスティンガーという人が「認知的不協和理論」と
いうモデルを1957年に出していて,大体これでいいのではないかと私は思
っています。
これを一言で,かつ児玉的に言ってしまえば,心理的な協和を求めて,
人は,認知を変えるということです。
UFOがX月X日に降りてくると大々的に宣伝していた団体が,その日に降
りてこなかったという事実を突きつけられて,その団体のメンバーはどの
ような行動を取ったか,なんて心理学の授業で教わりませんでしたか。
#この話で,あるインスタンスを思い浮かべませんでしたか。
>2.ステートチャート
こっちのほうは,オブジェクト図を書いていただいてから検討したいと
思います。
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児玉公信
(株)エクサ SPBOMソリューションオーナー
兼 技術部
kiminobu-kodama@....jp kodamak@....org
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