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●┃● ● オ ブ ジ ェ ク ト 倶 楽 部 ■ ┃
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No.79 2005/02/02
■ I N D E X
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┣【Topics】モデリングコンテスト お題発表
┣【Topics】オブジェクト倶楽部関連サービス一時停止のお知らせ
┣【コラム】ナチュラルなコード
┣【お知らせ】「ETロボコン」参加者募集!!
┗【アンケート】気になるシステム業界 ホントのところ
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〇 モデリングコンテスト お題発表
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先週号でもお知らせしました、モデリングコンテストのお題が昨日の火曜日に
発表になっています。お題は「業務システム」。ユーザーだったり、開発者だっ
たり、立場は違えど、みなさんが日々関わっている業務システムというものを、
全体的な視点で捉える内容になっています。一歩下がって、じっくりモデルを
考えてみてはいかがでしょうか。詳細はこちらです。
http://www.ObjectClub.jp/community/modeling/modeling_contest/
〇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━T o p i c s━
〇 オブジェクト倶楽部関連サービス一時停止のお知らせ
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2月4日(金)18:00 から 2月7日(月)9:00 まで、オブジェクト倶楽部がホスティ
ングを依頼しているビルのレイアウト変更に伴い、オブジェクト倶楽部関連サー
ビスを停止します。下記停止時間中は、オブジェクト倶楽部HPは閲覧不可、お
よび、下記アドレスと、その関連アドレス(-ctl、-adminなど)に宛てたメー
ルはエラーとなります。ご了承ください。
停止サイト
http://www.ObjectClub.jp
停止メーリングリスト
extremeprogramming-jp@ObjectClub.jp
webservice-jp@ObjectClub.jp
modeling-dojo@ObjectClub.jp
coding-standard@ObjectClub.jp
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┗【コラム】ナチュラルなコード
題名は、音楽の話に聞こえるかもしれませんが、ソフトウェア開発の話です。
「ナチュラルなコード」とはなんだろうか、ということを考えてみたい。ぼく
は、何かの本かインタビューで読んだ、Ward Cunningham の言葉がとても強く
印象に残っています。
...(要約するとこんな感じ)...
そのコードは、すばらしいコードだった。ソースリストをプリンタに出力する
と、それは、「どこからでも読み始めることができ、意図が明確だった」。
............................
「どこからでも読み始めることができる」(!)というのは、オブジェクト指向
のよいコードの特徴じゃないだろうか。
(時々、「オブジェクト指向的に書かれたコードは処理があっちこっちに飛ん
で分かりにくい」という発言を耳にすることがある。逆に、「処理の流れがず
らずらと書かれたコードの方が読みやすい」という趣旨だ。オブジェクト指向
的に書かれたコードはこうはならない。まったく逆だ。)
オブジェクト指向のコードは、識別子(クラス名)の意味の周りに当然あるべ
き識別子(属性や処理)が自然に集まっている感覚だ。名前の自然な関係構築。
実行時にどう処理が流れるか、ということではなく、世の中はこう組み立てら
れている、という感覚。これが「ナチュラル」ということではないだろうか。
どこからでも読める、というのは「宣言的」とも言える。コンテキストや順序
性をできるだけ廃した形。逆に処理の流れ、というのは「手続的」だ。オブジェ
クト指向のコードは、処理から構造(メタ)データへと多くの部分が落とし込
まれている。意図をなるべく構造へと落としていく。意図を表現するメディア
として、プログラマは幾つかを選択できる。ぼくは、次の順序でこの意図を表
現したい。
名前>構造>処理>コメント
ところで、Wardのコードを読んだことがありますか?ぼくは、c2.com で動いて
いる wiki をダウンロードしたことがあります。ダウンロードすると、なんと
それは 400行の perl スクリプトでした。最初、400行しかなくて、「あれ、ダ
ウンロードに失敗した」と思った覚えがあります。このシステム(wiki)が400行
で書かれていることに大きなショックを受けました(実際は、HyperPerlから自
動生成されたPerlスクリプト)。Ward自身は、wikiを「実験」と言っています。
このコードがその後いろんな形で亜流を生んだのは、このコンパクトさとコー
ドの読みやすさが大きな理由なんじゃないか、と思います。(平鍋)
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┗【お知らせ】「ETロボコン」参加者募集!!
昨年までのUMLロボコンがETロボコンとなりました!
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ETソフトウェアデザインロボットコンテスト(愛称:ETロボコン)
(ET:Embedded Technology)
実施説明会開催のお知らせ
開催日:平成17年2月22日(火)
場所 :(株)東陽テクニカ 本社ビル 8階(東京都中央区八重洲1-1-6)
詳細お問い合わせ:ETロボコン実行委員会事務局
担当:山崎
TEL:0776-25-8489
E-mail:etrobo-info@esm.co.jp
ご案内URL http://with.esm.co.jp/etrobo/index.html
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■動くUML
ETロボコンは、ロボット制御をUMLでモデリングし、C、C++、Java言語によって
プログラミングした結果をロボットの動きとして競います。もちろん、モデル
図への評価も重要な審査事項です。このコンテストはUMLの普及とともに、コン
テストに参加開発することが、企業、大学でのUML、組込みソフトウエアのエン
ジニアの実践教育として活用されることを目的としています。参加者には、全
参加チームのUMLモデル図が配布される予定です。同じ要求課題を数多くの技術
者がモデリングした結果はいかに。
■見えるソフトウェア開発
・UML(Unified Modeling Language)で分析・設計内容を見えるようにします。
・ロボットのふるまいが開発ソフトウェアの結果を見えるようにします。
・本番前の試走会では、テスト内容が見えます。
ロボコンはソフトウェア開発を見えるようにするよい教育機会になることでしょ
う。
■知恵を得るためには体験する以外によい方法はない Albert Einstein
「教育」の手法のひとつとして、"体験型実習"というものがあります。例えば
小学校では、理科の実験とか図工で版画をつくるというものがあります。大切
なのは"やってみる"、"見えるものを動かしてみる、つくってみる"ということ
なのでしょう。つまり"実践教育"ですね。
■国内唯一
ETロボコンは、オープン参加のソフトウェアのロボコンです。これは国内唯一
で、世界的にもユニークなイベントです。みなさんのチャレンジをお待ちして
います。
■ETロボコン スケジュール
2月22日(火) 実施説明会
3月 参加チーム募集
4月〜6月 技術教育セミナーの開催、参加チーム開発期間
7月2日(土)〜3日(日) ★ETロボコン競技会 会場は東京都内を予定
昨年のUMLロボコンの様子はこちら
http://with.esm.co.jp/workshop/2004/uml-robocon2004/toppage.htm
(ETロボコン運営委員長 小林 靖英)
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┗【アンケート】気になるシステム業界 ホントのところ
今週は「花粉症ですか?」のホントのところ。そろそろつらい花粉の季節です
ね。大抵の方が内勤だとは思いますが、通勤だけでも、つらい人には大変です
よね。さて皆さん、花粉症ですか?
花粉症でものすごくつらいです。。
http://www.ObjectClub.jp/cgi-bin/question.cgi?Z001+43+0
花粉症でまぁまぁつらいです。
http://www.ObjectClub.jp/cgi-bin/question.cgi?Z001+43+1
なんとなく花粉症かも。
http://www.ObjectClub.jp/cgi-bin/question.cgi?Z001+43+2
風邪だか花粉症だかわかりません。
http://www.ObjectClub.jp/cgi-bin/question.cgi?Z001+43+3
ほとんど平気です。
http://www.ObjectClub.jp/cgi-bin/question.cgi?Z001+43+4
花粉なんて、なんのその!
http://www.ObjectClub.jp/cgi-bin/question.cgi?Z001+43+5
それは秘密です。
http://www.ObjectClub.jp/cgi-bin/question.cgi?Z001+43+6
ちょっと語らせて!
editors@ObjectClub.jp まで詳細を!!
アンケート結果はオブジェクト倶楽部サイト上にて公開します。お楽しみに。
なお、前号「コーヒー党ですか紅茶党ですか?」の結果は公開中。是非ご覧下
さい。⇒http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/
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┗編集後記
こんにちは、編集人です。7桁新郵便番号制度が導入されたのが1998年2月2日。
7年前の今日なんですね。月日が過ぎる早さに驚かざるを得ません。
ふと気づけば今年ももう2月!ということで、「オブジェクト倶楽部カレンダー」
3月の電子データを公開します。3月のテーマは「UML モデリングツールJUDE」。
モデリングコンテストもJUDEで楽々参加できますよ。
http://www.ObjectClub.jp/special/
今週の強引な一言
*** 2月は豆まきで酒が飲めるぞ(岡本圭司)***
2月も飲んじゃいますか?たまには不得手な上司とも飲んでみましょう。新たな
発見があるかもですよ?
(さとみ)
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● ご意見、ご感想は ⇒このメールに返信ください
〇 配信中止、アドレス変更は ⇒http://www.ObjectClub.jp/community/object_ml/help/
〇 免責事項、過去の記事は ⇒http://www.ObjectClub.jp/community/object_ml/
■ 発行:オブジェクト倶楽部 ⇒http://www.ObjectClub.jp/
■ 編集代表:平鍋 健児
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