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Date:  Wed, 18 Feb 2004 12:30:01 +0900
Subject:  【オブジェクト倶楽部: 2004-06 号】

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                          No.34 2004/02/18

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┣【オブジェクト入門】暴いておやりよOOバッキー[1]
┗【キーワード】知ってるようで分からないビジネスワード勉強会[6]「CS」「ES」
┗【アンケート】気になるシステム業界 ホントのところ

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      特別企画:ゲスト連載:ライター牛尾剛さん!!        

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┗【オブジェクト入門】暴いておやりよOOバッキー[1]

■暴いておやりよOOバッキー[1]
筆者が非オブジェクトな時代から今まで経験した、オブジェクト指向での自ら
の失敗を取り上げてOOバッキーに断罪させるコーナーです。ちなみに主人公
は「おーおーばっきー」と読みます、よろしく!

登場人物
OOバッキー:性格が悪い子猫。
              オブジェクト指向の勘違いを指摘していじめるのが何より好き。
U君    :OOバッキーの飼い主。いつもOOバッキーにいじめられている。
              気が弱い。オブジェクト指向の初心者。

OOバッキー:ニャー!俺OOバッキー。
              オブジェクト指向の勘違いを探しにやってきた子猫なんだ。
              勘違い野郎はどこにいるのかニャー。

U君    :OOバッキー。ある本を見て、社員のモデリングをしてみたん
              だけど、レビューしてくれるかなぁ。一生懸命やった自信作な
              んだ。
  
                     社 員
                       △
                       │
                 ┌──┼──┐
                 │    │    │
                担当 主任 部長

OOバッキー:ニャー。こんなものはモデルでも何でもないニャー。
         小学校からやり直したほうがいいんじゃないかニャー。

U君    :そ、そこまで言わなくても。(悲しくて泣いてしまう)
           なにが、だめなの?

OOバッキー:主任が部長に昇格したときが表現できないニャー。
         いっぺん死んでから、部長になれというのかニャー。

U君    :そんな難しいこといわれてもわかんないよ。
              じゃ、OOバッキーはどうすんだよ?

OOバッキー:こうだニャー。こんなの基礎の基礎だニャー。

          社員──役職
                       △
                       │
                 ┌──┼──┐
                 │    │    │
                 担当 主任 部長

U君    :でも某本のサンプルは僕のモデルだったよ。

OOバッキー:ニャー。某本にもこれはサンプルであって正しいモデルではな
              いと言っているニャー。
          社員は主任から部長になるケースがあるから、社員を継承し
              た主任や部長だと、主任から部長になったケースに対応できな
              いニャー。一度主任オブジェクトを消してから、部長オブジェ
              クトを作り直さないといけないから、これじゃ主任の人を殺し
              て、部長の人をつくっているのと同じで不自然だニャー。俺様
              のモデルのように、社員クラスが役職をもっていて、役職が部
              長とか主任になっていたら、社員クラスのオブジェクト自体を
              消す必用がないニャー。社員から役職に処理を委譲すればいい
              だけだニャー。
                あー猫の俺に言わせているご主人さまも情けないし。あーや
              るせねーニャー。

U君    :うーむ。よーわからんような、わかったような。
OOバッキー:いっぺんプログラムつくってみればわかるニャー。
         こんなことやってるようじゃその筆者もたいしたことないニャー。

暴いておやり、ねぇ子猫。僕の育てたOOバッキー。
おなかつつけば語りだす真実を・・・。

OOバッキーに断罪してほしい、失敗ネタをお持ちのかたは
ぜひネタをご提供ください。(OO槻ケンジ)
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┗【キーワード】知ってるようで分からないビジネスワード勉強会[6]「CS」「ES」
 
今日はCS、ESについてです。

  これまで、僕のメルマガでは顧客満足という言葉がよく登場してきました。
そこで今回は、その顧客満足:CS(Customer Satisfaction)についてご紹介
します。
  みなさんも既にご存知かと思いますが、CSとは、顧客が製品(サービス)
を提供された際に感じる満足度の程度を示す指標です。最近では、「消費者主
義」、「マーケットイン」、「お客様第一主義」などのCSを追求した言葉を
よく耳にします。これらは皆、顧客の真の要望を汲み取り、すばやく製品に反
映し、効率よく届けるといった顧客中心の仕組みから生まれた言葉だと考えら
れます。
 それではこのCSが十分に得られなかったお客様は、どの様な行動を取るで
しょうか。いろいろな本に掲載されていますが、以下の2点が考えられます。  

1.黙って次回からの製品購入(サービスの受け入れ)を停止する。
2.製品、サービスに対する悪評をばらまく。
 
  不満を持った時に苦情を直接製品・サービス提供者に申し立てる人は、ほん
の一部に過ぎないでしょう。このように、顧客の不満は知らず知らずのうちに
蔓延していくのでしょう。このようなことが起きないよう、心を引き締めなけ
ればなりません。

 しかし、逆に考えると、満足していただいたお客様からは継続的利用が得ら
れ、その好評が口コミで広がっていくことが期待できます。たった一人の顧客
でも、その影響力は非常に大きいということが伺えます。
 CSに関連したものに従業員満足度:ES(Employee Satisfaction)という
ものもあります。従業員が作業に対してどれくらい達成感を持って行っている
かを示す指標です。
  僕は営業をしていますが、ある人からこのようなことを言われたことがあり
ます。「お客さんに営業するのは当たり前ですが、社内の人にも営業をしてい
ますか。」これは社内の人の協力を得られていますか、気持ちよく仕事をして
もらっていますかということです。他の人の協力が無いと仕事が回っていかな
い自分にとっては、ESが高くなければ、高いCSも得ることができません。
(自分の課題もたくさんありますが・・・。)二つを同時に高めていくことは
非常に困難ですが、どちらかだけでは満足度の悪循環が始まります。二つを高
めていき、よいサイクルを作っていきたいです。(hiroshi)
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┗気になるシステム業界 ホントのところ

さて。突然ですが、アンケートです。ご協力よろしくお願いします。
今週は「プログラマは辛いものが好き」のホントのところ。

  大好き。なんでもドンと来いっ。
     http://objectclub.esm.co.jp/cgi-bin/question.cgi?Z001+0+0
  どちらかといえば好き。
     http://objectclub.esm.co.jp/cgi-bin/question.cgi?Z001+0+1
  モノによる。(ex:タバスコ系はOK、ワサビはNG、・・・)
     http://objectclub.esm.co.jp/cgi-bin/question.cgi?Z001+0+2
     具体的には -> editors@ObjectClub.esm.co.jp までどうぞ
  普通。好きでも嫌いでも。。
     http://objectclub.esm.co.jp/cgi-bin/question.cgi?Z001+0+3
  どちらかといえば嫌い。
     http://objectclub.esm.co.jp/cgi-bin/question.cgi?Z001+0+4
  大嫌い。見たくも想像したくもない。。
     http://objectclub.esm.co.jp/cgi-bin/question.cgi?Z001+0+5
  プログラマじゃないです。。
     http://objectclub.esm.co.jp/cgi-bin/question.cgi?Z001+0+6
  ちょっと語らせて!
     editors@ObjectClub.esm.co.jp まで詳細を!!

アンケート結果はオブジェクト倶楽部HP上にて公開します。お楽しみに。

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┗編集後記

こんにちは、編集人です。
先週は建国記念の日で配信お休みさせていただきました。楽しみにしてくださっ
たみなさん、ごめんなさい。その罪滅ぼしと言ってはなんですが、今週は、な
んと、特別企画として、あの!牛尾さんに記事を書いていただきました。今号
から連載が始まります。ご期待ください!

最近では、顧客満足を超えて、顧客感動という言葉も耳にしますね。このメル
マガで、みなさんが「顧客満足」を得て「顧客感動」に至るまでナビゲートで
きたら嬉しいです。

今週の強引な一言
*** 酒は百薬の長 ***
プロジェクトのプレッシャーが強くなると、コミュニケーション量が減り、ど
うしても独りで作業しがちです。こんなときにはお酒の力を借りてみましょう。
プロジェクトメンバーの様々な一面が見えたり、ストレスが解消されたりと、
チームとしての団結力が強化されることでしょう。  
(さとみ)

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■ 編集代表:平鍋  健児
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