Date:  Wed, 23 Jul 2008 17:16:17 +0900
Subject:  【オブジェクト倶楽部: 2008-28号】
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                          No.242 2008/07/23

■ I N D E X
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┣【Topics】「Webアプリケーションテスト手法」発売になります
┣【Topics】第21回XPユーザ会『呑みLT+ワールドパブ』
┣【特集】参加者による夏イベント参加レポート
┗【PF】たまには仕事に役立つコミュニケーションのヒント [19]

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 〇 「Webアプリケーションテスト手法」発売になります
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Webアプリケーションのテストを網羅的に扱った書籍が、7月25日(金)に発売に
なります。テスト手法、ツールの活用法にこだわって、Selenium、PHP、Ruby
on Rails、ActionScriptおよび、プロジェクトにおけるテストの扱いやスケーラ
ビリティ、セキュリティまで話題にしています。
オブラブの岸田がPHPの章を、やっとむがSeleniumの章を執筆しました。

「Webアプリケーションテスト手法」\2,940 毎日コミュニケーションズ
 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4839924309/xpjp-22

〇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━T o p i c s━━
 〇 第21回XPユーザ会『呑みLT+ワールドパブ』
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来週金曜日、8月1日にXPJUG主催のXPユーザ会があります。毎度毎度、懇親会と
ライトニングトークス(LT)とワールドカフェ(パブ)が盛り上がる。じゃあ、そ
こだけ抜き出しちゃえ!という乱暴なイベントです。
トークスのテーマは「XPをはじめたきっかけ・XPを好きになったきっかけ」
自分の、みんなの、私たちの原点をふりかえりましょう。呑みながらね!

  日時  2008年8月1日(金) 19:00〜21:30
  場所  エミーズパーティルーム(貸切)
        http://www.emys.net/profile.html#map
        最寄り駅:池袋駅 東口徒歩5分
  費用  3,700円 (料理+フリードリンク付き)
  締切  7月31日(木)まで ※以降のキャンセルはご遠慮ください
  詳細  http://d.hatena.ne.jp/kuranuki/20080720/p1 
        ※申し込み前にご一読ください。注意事項があります。

申し込みはこちら: http://my.formman.com/form/pc/jEJL2NvhemjMtdXX/

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┗【特集】参加者による夏イベント参加レポート

株式会社ブロードリンクの高柳と申します。

夏イベントのスタッフの皆様、当日はありがとうございました。オブジェクト
倶楽部さんの主催されるイベントは初参加だったのですが、大変有意義な時間
を過ごすことができました。

私が参加したワークショップは「ファシリテーショングラフィック」です。こ
の言葉を知ってから、打ち合わせにはホワイトボードを利用するなどし始めて
いたので、ワークショップでさらなる進化を遂げようと意気込んで参加しまし
た。

ワークショップの内容は、まさに「ワーク」で、ペンの持ち方や使い方から、
実際に発言を書きとる練習まであり、聴いて考えることで得る知識、興奮とは
また別に「体験」からくる確かな「理解」を感じることができました。
そして何より、その場で同じテーブルになった方々と一つの題材を決めて会議
を行ったことは貴重な体験でした。実際に会議の目標と流れを決めたことによ
り、場に合った記載方法、表の利用が有効であり、それを自分ができていない
ことも実感できました。ただ「書く(描く)」だけではなく、その先の「スキル」
としての領域があることを改めて認識できました。 

その後、かなりの熱量(熱い想い)を感じたライトニングトークをはさんでイベ
ント最後の懇親会にも参加し、そこでワークショップで同じテーブルになった
方々と再会できたのでした。

懇親会は立食形式で、名刺交換したり、食事したり、自己紹介したり、人の話
に耳を傾けてみたり、飲んだりしながら楽しい時間を過ごしました。懇親会の
会場ではあちこちでトークテーマが掲げられ、私のいた場所ではフリートーク
と題されてテーマ募集をしていたので、「自発的な研修が根付かない」という
今の悩みを提案させていただきました。近くに居合わせた方々に興味を持って
いただけたようで、いろんな意見と体験談を聴くことができ、しっかり懇親す
ることが出来ました。

このイベントで得た事を活かすためにも、自発的な研修の第一弾として、ファ
シリテーショングラフィックのワークショップを自社で企画中です。フリー
トークのテーマについても、同じ悩みを持つ方々と展開できればと思います。

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┗【PF】たまには仕事に役立つコミュニケーションのヒント [19]
        相手の視点に意識を向ける

読者の皆さんこんにちは。
いよいよ梅雨があけ、全国的に夏の到来ですね!
なにも予定はありませんが、夏というだけではしゃいでみました。
上田雅美です。

私たちは普段、多くの人たちと仕事をしています。そんな中、自分と違う意見
や考えに遭遇することもあります。今日は、そんなときのためのちょっとした
ヒントについて皆さんにご紹介してみたいと思います。

かつて一緒に働いていたメンバーと、「上司をレビューに呼ぶかどうか」につ
いて意見が食い違い、ちょっと嫌な思いをしたことがあります。
些細なことですが仕様決定についての再レビューだったので、私は「決定事項
の確認」程度にしか思っていませんでした。なので、メンバーから「上司の予
定は?」と聞かれ、正直なところ「えっ?!いちいち呼ぶの?」と思ったので
す。その言葉は、上司を呼ばなくてよいと思っていた私の判断を非難している
ようにも聞こえました。あ〜。嫌だなぁ。
そときに良く彼らに話を聞いてみると、いくつか彼らには心配事があったこと
がわかりました。なので、私は上司にはレビューに参加してもらうことにしま
した。その場で問題は解消したものの、当時の私は考えが浅いというばかりで
はなくて、「なぜ、彼らがそう考えるのか?」と考え、私の考えを否定された
ような気がして嫌な気分にもなったのも事実。
さて、こんなときどうしたらよいのでしょうか?

●視点が違うと見え方が違う

もちろん意見は食い違うこともあるし、一致することだってあります。
チームで仕事をしている以上、時にはさまざまなる意見を積み重ねながら何か
を進めてゆくことは大切ですよね。

私のケースの場合、嫌な気分になった原因は私の視野の狭さにあったとおもい
ます。というのも、彼らがどんな視点で物事を考えているのか?に、まったく
気がついていませんでした。
お恥ずかしながら、「みんなもそう思っているよね」と無意識に思っていたの
だと思います。なんという自分勝手さん!

当時の場合は、発覚したタイミングで、私たちは話し合うことを選びました。
その結果、実際にプログラミングを行うメンバーたちが心配していたことを知
ることになります。
 ・あまり使い慣れていない言語なので、時間がかかりそうだ
 ・仕様を凍結しても、仕様が変更になる場合にはどのような方針を取るか?
 ・実は二つのプロジェクトの仕事をしている
 ・その仕様で十分かどうか不安
などなど。

その話し合いの後、私は上司との会話の中で「それぞれが違った視点で考えて
いたこと」に気がつき、嫌な気分に勝手になった自分が少し恥ずかしくなりま
した。

●「なぜ、彼らがそう考えるのか?」から「何が彼らをそう考えさせるのか?」

同じできごとでも、それを見ている人の視点が変われば意見や考えが変わりま
す。そんなとき、「なぜ、彼らがそう考えるのか?」から、「何が彼らをそう
考えさせるのか?」と考えてみると、さらに相手のいいたいことへの理解が深
まります。
大切なことは、相手の視点に目を向けてみることです。
もしも考えてもわからないようだったら、ズバリ聞いてしまうというのも有効
です。
そして、自分の視点も相手に理解してもらうことも大切な作業です。
当時の私だったら、「確認でいいと思っている」という視点をメンバーに伝え
て会話をすればよかったのかもしれません。

意見のすれ違いを収めることばかりを追いかけてしまうと、さらに収集がつか
なくなってしまいがちです。しかし、お互いの視点について理解をしあうと、
少し冷静に受け止めやすくなるような気がします。

●違うを前提に考える

仕事という一連のプロセスの中で、当たり前のように「〜べき」と考えられて
いることはたくさんあります。単純にルールや常識だと思われていることをを
遂行してゆければ問題はないのですが、あくまでも実行するのは人間です。違
う人がやるからこそ、違う考えもある。だからこそ、いいことだってたくさん
ある。

もしもこれから自分と異なる意見に遭遇したとき、ちょっと「どんな視点で考
えているんだろう?」と考えたり聞いたりしてみてはいかがでしょうか?
よく「相手の立場に立って物事を考える」といいますが、「きっとこう考える
だろう」という推理は相手の立場に立っていることではありません。相手が同
じできごとをどんな風に見ているのかから解ろうとすると、不思議と意見がぶ
つかることは少なくなりますよ。(上田雅美)
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┗【アンケート】気になるシステム業界 ホントのところ

今週は「夏休みはどう過ごしますか?」のホントのところ。小中学校では終業
式が行われ、いよいよ夏休み突入ですね。社会人の方は長期休暇を取るのは難
しいと思いますが、せっかくの夏休み、有意義に過ごしたいですよね。編集人
はドバイに行きたいのですが、日数的にも金銭的にも難しそうです・・・。

  せっかくなのでやっぱり旅行!
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=209&choice=0
  帰省して家族親戚に顔を見せに行きます。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=209&choice=1
  スポーツで日頃の運動不足を解消します。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=209&choice=2
  趣味の時間にします。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=209&choice=3
  何もせず家でのんびりします。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=209&choice=4
  夏休みなんて関係ない!仕事します。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=209&choice=5
  それは秘密です。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=209&choice=6
  ちょっと語らせて!
     詳細をこのメールに返信ください!!

アンケート結果はオブジェクト倶楽部サイト上にて公開します。お楽しみに。
なお、前号「コミュニケーションでの悩みはどんなことですか?」の結果を公
開中。ぜひご覧下さい。
⇒http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vol208/PlonePopoll_results2
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┗編集後記

こんにちは、新米編集人のナガタユウコと申します。三連休明けでボーッとし
た頭を抱えて出社したら、上田さんに「メルマガ書いてみようか♪」ととびき
りの笑顔で言われ、ますますボーッとしてしまいました。私なんかにムリ!と
逃げ続けてきたメルマガの発行ですが、できないと思っていたことができるよ
うになるというのは、それだけ自分の幅が広がるということだと思い直し、
チャレンジすることにしました。文章はボーッとしないよう頑張りますので、
これからどうぞよろしくお願いします!(ナガタユウコ)

今週の強引な一言
*** 「戦争が無ければ、ララァのニュータイプへの目醒めはなかった」
                                                  (シャア・アズナブル)
「それは理屈だ!」(アムロ・レイ)
「しかし、正しいものの見方だ!」(シャア) ***

最近また泥というキーワードがIT業界を賑わしているようです。泥のように働
かせるなんてトンデモ無いとか、泥のように働くことでしか学べないことがあ
るとか。IT業界で10年も働いてみれば、どんな言い分も身に沁みるほどよくわ
かります。
人間万事塞翁が馬という故事があります。このことに思いを馳せてみれば、個
別の事象の善し悪しを語るよりも、そこから何を学び、何を活かしていくのか
を考えた方が幸せになれるのかな、と思ったりもします。
出典:機動戦士ガンダム最終話
(dot.)
 
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