Date:  Wed, 21 May 2008 17:22:00 +0900
Subject:  【オブジェクト倶楽部: 2008-19号】
X-Mail-Count: 00241

       ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
       ┃                         ■┃
      ●┃● ● オ ブ ジ ェ ク ト 倶 楽 部   ■ ┃
       ┃                       ■  ┃
       ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■━━━┛
                          No.235 2008/05/21

■ I N D E X
┃
┣【Topics】オブジェクト倶楽部2008夏イベント参加登録は5/28から!
┣【Topics】オブジェクト倶楽部春イベント最新資料&動画を公開しました
┣【PF】現場リーダーの心得 [10]
┗【プログラミング】Rubyで進むオブジェクトの道 [29]

〇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━T o p i c s━
 〇 オブジェクト倶楽部2008夏イベント参加登録は5/28から!
  〇 〇━━━━━━━━━━━━━ ━━・ 

5月28日(水)より、イベントの参加登録を開始します!
同時にライトニングトークスのトーカーの募集も開始いたします。
ふるってご参加・ご応募くださいね。

【イベント概要】 
日  時:2008年7月1日(火) 10:00〜18:20 (懇親会18:50〜)予定
場  所:国立オリンピック記念青少年総合センター http://nyc.niye.go.jp/
内  容:講演、ワークショップ
参加費:講演会3000円、懇親会5000円(いずれも事前振込み)

〇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━T o p i c s━
 〇 オブジェクト倶楽部春イベント最新資料&動画を公開しました
  〇 〇━━━━━━━━━━━━━ ━━・ 

5月1日(木)に、オブジェクト倶楽部の春イベントを開催しました。
ゴールデンウイークの間というスケジュールにもかかわらず、61名というびっ
くりするような多くの皆さんにご参加いただきました。
スタッフ一同、心より感謝申し上げます。

イベントで使用した最新の資料および動画を公開いたしました。
◆オブジェクト倶楽部HP
 http://www.ObjectClub.jp/event/event2008spring/

本イベントでは『受託開発の極意-変化はあなたから始まる。現場から学ぶ実
践手法』の出版元である技術評論社の皆さんに大変お世話になりました。
厚く御礼申し上げます。
◆技術評論社特設サイト 刊行記念トークセッション動画公開!!
 http://gihyo.jp/magazine/wdpress/plus/978-4-7741-3453-6/0006

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■━
■
┗【PF】現場リーダーの心得 [10]

オブジェクト倶楽部メルマガ読者のみなさん、こんにちは。
岡島です。

もうすぐ私が住んでいる地域の運動会なのですが、私は今年から「体育振興委
員ブロック長」というまとめ役をしています。つまり地域の運動行事をまとめ
るリーダーなのですが、仕事で普段取り組んでいるプロジェクトとも違い、ま
た独特の難しさがありますね。

今回は、私がブロック長での悪戦苦闘の経験から得た、「リーダーの引継ぎ」
に関する気づきの話です。

ブロック長はやることが多い大変な役割のため、大多数の地域では副ブロック
長を経験してからブロック長に繰り上がります。
しかし、私の地域では例年なり手がいないため、アミダくじによって「未経験
者が突然ブロック長に選出される」ことになります。これをフォローするため
に前任者が副ブロック長となる仕組みがあるのですが、それでもなかなかやり
づらい。

初めてが故、「段取りをわかっておらず」「人的コネクションもない」のが原
因なのですが、少し視点を変えてプロジェクトリーダー的立場から考えてみる
と、「主導権が発揮しにくいこと」が大きい問題だと気づかされます。

まず、仕事を把握する間もなくバタバタと始まってしまったこともあり、段取
りの全体像がわかっていませんでした。そのため、都度前任者である副ブロッ
ク長から聞き出したり、あるいは指示されながら進めることになるのですが、
結果的に私と前任者の間での責任の所在があいまいになります。

また、私は出張が多く平日の打ち合わせに参加できないため、全体的な打ち合
わせの参加は副ブロック長にお願いし、決まったことは後から連絡される形に
なります。これは開発プロジェクトに例えると、お客さまとの打ち合わせをす
べて代理のメンバーに任せるようなもので、いまいち全体像がつかめず、もど
かしい気持ちになります。

もし、このような状況がソフトウェア開発プロジェクトで続いたとすれば、そ
のプロジェクトは失敗するでしょう。長期間にわたるプロジェクトでは、人材
のローテーションという観点からリーダーの途中交代や引継ぎが行われること
がありますが、その立ち上げには相当気を使う必要があることを実感しました。
リーダーが主導権を発揮しやすい環境を意識するのは引継ぎのキモです。
成功に向けたポイントをまとめます。

・可能な限り、メンバーの中から次のリーダーを選ぶこと
・結果が正しいかどうかはさておき、判断の主体は新リーダーに任せること
  (リーダーもそれを自覚すること)
・リーダーの兼任は避け、集中して仕事やお客さまと向き合える環境とすること

この記事がMLに配信されるころには、運動会は終わっているはずです。
私も新リーダーとして主導権を発揮し頑張るので、きっと成功していると信じ
ています。(岡島)

■「受託開発の極意〜変化はあなたから始まる。現場から学ぶ実践手法」
  受託開発の手ほどきと現場をよりよく変えていくための実践手法です。
  http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4774134538/xpjp-22

■技術評論社による「WEB+DB PRESS plusシリーズ」特設サイトはこちら
  http://gihyo.jp/magazine/wdpress/plus/

■私のブログです。リーダーネタと少々の技術ネタを扱ってます。
 http://d.hatena.ne.jp/HappymanOkajima/

■「プロジェクトを成功させる現場リーダーの技術」
 現場リーダーの仕事術をやさしく説明しています。
 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797333502/xpjp-22
_______________________________________________________________________
この記事への評価にご協力をお願いします。
URLをクリックして、「ご協力ありがとうございました」のメッセージがご使用
のブラウザに表示されれば投票完了です。
良かった:
http://www.ObjectClub.jp/community/object_ml/estimate?vol=M004-9&choice=0
普通:
http://www.ObjectClub.jp/community/object_ml/estimate?vol=M004-9&choice=1
イマイチ:
http://www.ObjectClub.jp/community/object_ml/estimate?vol=M004-9&choice=2

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■━
■
┗【プログラミング】Rubyで進むオブジェクトの道 [29]

◆はじめに
みなさ〜ん。Ruby会議2008のチケットはゲットしたかな?
わたしはゲットしましたよ〜
楽しみですねぇ♪

そういえば、最近また、Rails本がいろいろ出てきているようですね。
これを機会にRuby-Railsに触れてみては、いかがでしょうか?

おすすめ本は、オブジェクト倶楽部びいきということで(笑
 ⇒ http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797336625/xpjp-22

著者の一人の諸橋さんは、オブジェクト倶楽部ナンバーワンのRails使いです!

◆今日のテーマ
前回から、RSpecのマッチャを紹介しています。マッチャの代表的な例は、

 (1 + 1).should eql(2)

のeqlです。

今回は、includeマッチャを紹介します。includeは、配列や文字列で指定され
た要素が含まれるかを調べるマッチャです。
では、さくっと例を。

◆includeの例
describe "include" do
 it "4,9の要素が含まれること" do
   (1..3).map{|x| x * x }.should include(4,9)
 end

 it "文字列に=が含まれないこと" do
   "aaa@bbb".should_not include("=")
 end
end

◆SpecCodeの説明

1つ目は、「(1..3).map{|x| x * x }の実行結果の配列に要素4,9が含まれる
こと」を期待する振る舞いとして明記しています。

2つ目は、「文字列"aaa@bbb"に"="が含まれいないこと」を期待する振る舞い
として明記しています。

◆まとめ
includeマッチャを紹介しました。
includeは配列や文字列で指定された要素が含まれるかを調べるマッチャです。
簡単ですね。

ではでは。(IENAGA)
_______________________________________________________________________
この記事への評価にご協力をお願いします。
URLをクリックして、「ご協力ありがとうございました」のメッセージがご使用
のブラウザに表示されれば投票完了です。
良かった:
http://www.ObjectClub.jp/community/object_ml/estimate?vol=E006-28&choice=0
普通:
http://www.ObjectClub.jp/community/object_ml/estimate?vol=E006-28&choice=1
イマイチ:
http://www.ObjectClub.jp/community/object_ml/estimate?vol=E006-28&choice=2

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━--■--●--■ 
■
┗【アンケート】気になるシステム業界 ホントのところ 祝★200回目

今週は「気になるシステム業界 ホントのところってどうですか?」のホント
のところ。おかげさまでこのアンケートも200回を迎えました。いつもクリッ
クしてくださるみなさん、コメントを下さるみなさん。本当にありがとうござ
います。さて、今回は200回目ということで、率直にみなさんに聞いてみたい
と思います。このアンケートである「気になるシステム業界 ホントのところっ
てどうですか?」

  いつも面白いので、ついクリック!
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=200&choice=0
  時々ヒット。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=200&choice=1
  たまにヒット。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=200&choice=2
  流し読みでクリックはしない。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=200&choice=3
  もっと勉強せい!
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=200&choice=4
  えっ!そんなのあったの?
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=200&choice=5
  それは秘密です。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=200&choice=6
  ちょっと語らせて!
     詳細をこのメールに返信ください!!

アンケート結果はオブジェクト倶楽部サイト上にて公開します。お楽しみに。
なお、前号「好きな仮面ライダーは?」の結果は公開中。ぜひご覧下さい。
⇒http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vol199/PlonePopoll_results2
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━--■--●--■
■
┗編集後記

こんにちは、編集人です。日経ビジネスAssocie(5月20日号)の特集の「好き」
を仕事にする11の方法に、Ruby開発者のまつもとゆきひろ氏、日本XPユーザー
グループ代表の倉貫義人氏が紹介されていました。インタビューを受けていた
ほとんどの人が、「好き」を仕事にすることをずっとあきらめなかったという印
象を受けました。キャリアにはいろいろな選択肢がありますが、ここ一番とい
う時に頑張れるとか成果を出すためには、自分が好きなことに向かい続けるこ
とが大切なんだなんですね。
◆日経ビジネスAssocie http://business.nikkeibp.co.jp/article/nba/20080502/155011/

いよいよ来週からイベントの申し込みが始まります。
今年も豪華なラインナップでお届けします。お楽しみに!!(上田雅美)

今週の強引な一言
*** 「まだ僕には帰れるところがあるんだ。こんな嬉しいことはない…」
                                                     (アムロ・レイ)***
安心してコードベースを修正するためには、インフラストラクチャとしての
バージョン管理システムは欠かせないことは、論を待たないでしょう。例え
ニュータイプであろうとも、人は間違えやすい生き物なのですから、何かあっ
た時にはいつでも元の場所に帰れるリポジトリがあるというのは、こんなに嬉
しいことはないはずです。
また、失敗しないように前もって心を砕くことも大切ですが、失敗して初めて
得ることができるもの、失敗できるからこそ行動できること、などにも目を向
けてみると、失敗できるということは、失敗しないことと同じぐらいに大事な
のではないでしょうか?(dot.)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━--■--●--■
● ご意見、ご感想は         ⇒このメールに返信ください
〇 配信中止、アドレス変更は ⇒http://www.ObjectClub.jp/community/object_ml/help/
〇 免責事項、過去の記事は   ⇒http://www.ObjectClub.jp/community/object_ml/
■ 発行:オブジェクト倶楽部 ⇒http://www.ObjectClub.jp/
Copyright (c)2003-2008 オブジェクト倶楽部. All Rights Reserved.
powered by Eiwa System Management, Inc.