┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
┃ ■┃
●┃● ● オ ブ ジ ェ ク ト 倶 楽 部 ■ ┃
┃ ■ ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■━━━┛
No.206 2007/10/17
■ I N D E X
┃
┣【Topics】オブジェクト倶楽部秋イベント受付開始
┣【Topics】「北欧勉強会」はじめました
┣【PF】アジャツール - Agileなツール紹介[21] −最終回
┣【プログラミング】合言葉認証システム 〜 いまそこにあるPython [3]
┗【アンケート】気になるシステム業界 ホントのところ
〇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━T o p i c s━
〇 オブジェクト倶楽部秋イベント受付開始
〇 〇━━━━━━━━━━━━━ ━━・
メルマガの記事を見て、秋イベントの開催を心から待っていてくださったみな
さま。いつもありがとうございます。さて、今回のイベントは一味違います。
以下のご案内をごらんいただいて、趣旨ご理解のうえ、ご参加いただきたくお
願い申し上げます。
≪開催概要≫
開催日時 : 10月31日(水)19:00スタート(開場 18:30より)
場 所 : 港区勤労福祉会館 第一洋室
http://www.3710pic.com/mkf/web/map.html
講 師 : 平鍋健児
テ ー マ : プロジェクトファシリテーション
参 加 費 : 無料
お申し込み: http://www.ObjectClub.jp/event/2007autumn
≪趣旨≫
●もともと社内教育!
●テーマは「PF」
●初めてのかた向け
●そうは言っても行きたいぞという方へ
詳しくはこちらから
http://www.objectclub.jp/event/2007autumn
皆様のご参加、心よりお待ちしています。
〇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━T o p i c s━
〇 「北欧勉強会」はじめました
〇 〇━━━━━━━━━━━━━━━・
はじめまして。オブジェクト倶楽部の畠山です。
オブジェクトデザインという本の読書会を始めました。
オブジェクト指向のふるさと、北欧の風を感じたいとの私の願いを込めて
「北欧勉強会」と名付けました。
毎週火曜、朝8:30〜9:30まで。(株)永和システムマネジメント会議室にて開催
しています。
平日の早朝ということで気軽に参加というわけにはいかないかと思いますが、
ご都合のつく方は是非ご参加ください。オブラブメンバーとオブジェクト指向
について熱く語り合いませんか?
具体的な参加方法など、詳しくはこちらを参照しくてださい。
http://wiki.fdiary.net/ObjectDesignReading/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━1 s t ■━
■
┗【PF】アジャツール - Agileなツール紹介[21] −最終回
■はじめに
二年間に渡りご愛顧頂いてきた本連載ですが、今回を持ちまして連載終了とさ
せていただきます。最終回ということで、アジャツール連載中の気づき、筆者
の想いを書き記して、「筆」ならぬ「キーボードとSKK」[*1]を置きたいと思
います。
■連載の中での気づき
連載を続ける中でまず一番感じたのは、筆者が思うよりも多く読者がいたこと
です。筆者がコミュニティの懇親会や、訪問先で自己紹介をした後に、
「アジャツール、読んでますよ」と言われたことが一度や二度ではありません
でした。
こういうことを言われて一番驚いたのが実は筆者自身です。フィードバック
が前提のblogなどとは違い、メルマガはどうしても単一方向の発信になります。
モチベーションの維持にも気を使うのですが、こういった声を聞くと、やはり
続ける励みになりました。時には読者の方から編集宛てのメールアドレスに感
想が届くこともあったと記憶しています。つくづく読者のフィードバックほど
嬉しいものはないな、と感じました。
また連載を続けていると、ネタ不足で「何を書こうか?」と悩むことが一度や
二度ではありません。その中でちょっとしたネタを元に、内容を膨らまして書
いた回などは、普段なら決して文章化されないことを文章化してきた、とも言
えます。
例えば第9回の壁のネタ[*2]などはその典型的な例です。実はアジャツールで試
みてきたのは、日々のちょっとした工夫、Tipsなどのあえて文章化するまでも
ないような小ネタ(暗黙知)を文章(形式知)にまとめるということだったのでし
た。「わざわざ書くまでもないかな?でも書いておくことで他の誰かのために
なるかもしれない」、そのような内容を書き記したつもりです。このような流
れは、筆者の連載開始当時にはあまり意識していなかった「XXXHack」にも繋
がっていると感じています。今では、個人個人のblogで「Life Hack」というカ
テゴリで様々なハックが公開されている時代です。そんな時代が来たことを嬉
しく思うと同時に、アジャツールの役割も終了したのだと感じるのです。
また、第10回[*3]のお菓子、第11回[*4]のジャグリングのように、なかば冗談
のようなネタも真剣に書いてきました。これらを通じて伝えたかったのは、例
え小さなことでも、その裏には必ず意図があり、その意図はなんらかの根拠の
元に成り立っているということを伝えたかったのです。このような小さな意図
の積み重ねが、現場の効率や雰囲気を作り上げていくのです。これらは派手な
ものではないですが、取り巻く人々にとっては重要なことで軽視してはいけな
いのです。
もしあなたのまわりの環境が、そういったちょっとした工夫を許さない環境だ
としても、腐らないでください。まずあなた一人から初めてください。そして
その良さを楽しそうに、さりげなく周囲に伝えてください。人から聞かれたら、
にっこり笑って説明してあげてください。そしてそれを続けてください。
そうすれば、あなたの工夫はじわりと回りに広まっていくのです。筆者はこれ
を腰リールというものの広がりで実際に体験しました。
■試すこと、改善すること、無駄にしないこと
そして最後にアジャツール連載開始時には考えていなかった点に触れたいと思
います。日々の現場で生れる工夫を実現するには、まず試すことが必要になり
ます。そして最初の試作品が改善されて、必需品になることもありますし、そ
のまま使われなくなることもあります。
筆者が最近強く思うのは、常に試作品だからこそ、その素材には気を使わなけ
ればならないということです。具体的に言えば、紙なら再生紙や計画された森
林を使用していると明記されているものを、できればプラスチック素材を避け、
使うならば、燃焼時に有害ガスが発生しないものやペット製品のリサイクル、
輸送時にCO2を大量に発生する輸入品ではなく国産品、こういった視点が必要だ
と考えています。試作品だからこそコスト最優先で考えてしまいがちですが、
逆にコストが低いから捨ててしまっても構わない、というような無駄遣いを前
提にした思考が最優先してしまうとも言えます。環境配慮、無駄の削減という
視点を、コスト、ブランドのような指針のひとつとして頭の片隅に置いて欲し
いと思います。
■おまけ
第6回[*5]で紹介したLight Write Boardがメーカーから販売が中止されていた
のですが、類似品がカウネット[*6]で「デビカ」というメーカーから「ワイド
カラーボード」という名称で購入できるのを最後の情報としたいと思います。
これまで連載を御読み頂きありがとうございました。また別の機会に御会いし
ましょう。(懸田)
[1] : 筆者が使っているかな漢字変換プログラムのこと
[2] : http://www.objectclub.jp/ml-arch/magazine/136.html
[3] : http://www.objectclub.jp/ml-arch/magazine/140.html
[4] : http://www.objectclub.jp/ml-arch/magazine/144.html
[5] : http://www.objectclub.jp/ml-arch/magazine/126.html
[6] : http://www.kaunet.com/
_______________________________________________________________________
この記事への評価にご協力をお願いします。
URLをクリックして、「ご協力ありがとうございました」のメッセージがご使用
のブラウザに表示されれば投票完了です。
良かった:
http://www.ObjectClub.jp/community/object_ml/estimate?vol=M002-22&choice=0
普通:
http://www.ObjectClub.jp/community/object_ml/estimate?vol=M002-22&choice=1
イマイチ:
http://www.ObjectClub.jp/community/object_ml/estimate?vol=M002-22&choice=2
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2 n d ■━
■
┗【プログラミング】合言葉認証システム 〜 いまそこにあるPython [3]
こんにちは、オブジェクト倶楽部のふんどし、やっとむです。
大切を守り、暗部を隠し、お洒落感もある。(白雪姫ふんどしとかあるのよ!)
汚れ仕事はおれに任せな、てなノリで秋イベントの準備をしておりますよ。
■秋イベントの申し込み
今週水曜本日17日より、秋イベントの申し込みが開始となりました!今回のイ
ベントは無料ということもあり、少々特殊な申し込み方式になっています。
1. 参加したいコース(秋イベントのみ、PFP宴のみ、両方)のボタンを押す。
2. 「合言葉」が表示される。(印刷するのを忘れずに!)
3. おわり
住所氏名メール電話生年月日星座血液型趣味性格BWH云々…その他もろもろの
項目は、いっさい入力しない方式となっております。この方式、以前の秋・春
イベントから採用していますが、採用にいたるまでには長いながーい物語が、
ないんだけど、まあ理由があるわけだよワトソン君!
■個人情報の魔の手
ひとつの個人情報は すべてを統べ
ひとつの個人情報は すべてを見つけ
ひとつの個人情報は すべてを捕らえて、
くらやみにつなぎとめる
(『首輪物語』 J.R.R.トーントーン)
そうです個人情報!氏名とかメールアドレスとか、そういった情報は個人情報
として、慎重に扱わないといけません。うちも歴とした会社なんで、個人情報
の扱いというのはそりゃあ気を使いますし、そーむのみんなもとっても気を
使ってくれるので事務手続きやら申請やら監査やら、もー大変!おたくもそう
じゃありません?
オブジェクト倶楽部のイベント運営でも、この個人情報保護に関する業務が
けっこう大きなウエイトを占めるようになってきています。参加費用をいただ
く場合は当然としても、無料イベントでもそこまでやるってのは大変。そこで、
個人情報の扱いが大変なら個人情報をもらわなかければいいのだ!という考え
から、今回も秋イベント申し込みで使っている「合言葉認証システム」が生ま
れました。
■売り言葉に合言葉
内閣府のページ[1]によると、
「『個人情報』とは、生存する個人に関する情報で、その情報に含まれる氏
名、生年月日その他の記述等により、特定の個人を識別することができるもの
をいいます(法第2条第1項)。」
ということなので、そもそも「個人」を識別しようとしないで、そのかわりに
「あなたは申し込みをした人ですか?」ということが認証できればいいわけで
すね。よくあるのは、申し込み番号。でもこれって忘れたりわからなくなった
りしがちです。そこでメールで通知するわけですが、メールアドレスは個人情
報に。ミイラ取りがミイラに。アンモナイトは化石に。そんなの関係ねえ。
そこで、申し込み番号の代わりとして登場するのが「合言葉」です。合言葉、
っていうか、ランダムに選んだただのキーワードです。このキーワードを知っ
ている人=申し込みをした人。こう考えることで、イベントの申し込みには十
分だったりするんです。きっと。そう信じております。ただの数字なんかより、
覚えやすいですよね?(哀願)
■いまそこにあるPython
ここまでさんざんひっぱってきましたが、本申し込みシステムは Python と
TurboGears で出来ています。半分はやさしさです。残りの半分は、別に大した
ことをやってないので特に解説しません。ただ、こういうくだらない思いつき、
誰だくだらないって言ったの!こういう簡単な思いつきを簡単に実装するのに、
Python とか TurboGears はなかなか簡単便利なわけです。
ちなみに現行のシステムでは、キーワードは申し込みのキャンセルに使ってい
るだけですが、イベント当日の受付で
「合言葉を言ってください」
「もんごめりー」
「はい、こちらへどうぞ。次の方!」
「わらわはクレオパトラじゃ」
「くれおぱとら、と…懇親会もお申し込みですね。はい、どうぞ」
「織田信長です」
「おだのぶながおだのぶながおだおだおだ…あれ、見つからないな。合言葉は
おだのぶながで間違いないですか?」
「あ、ごめんなさい、織田信長って名前でした。合言葉は、ささかまです」
「ささかまですね。はい、ありがとうございます」
みたいな楽しい光景が繰り広げられちゃったり、してもいいかもしれませんね!
[1] : http://www5.cao.go.jp/seikatsu/kojin/index.html
_______________________________________________________________________
この記事への評価にご協力をお願いします。
URLをクリックして、「ご協力ありがとうございました」のメッセージがご使用
のブラウザに表示されれば投票完了です。
良かった:
http://www.ObjectClub.jp/community/object_ml/estimate?vol=E0011-2&choice=0
普通:
http://www.ObjectClub.jp/community/object_ml/estimate?vol=E0011-2&choice=1
イマイチ:
http://www.ObjectClub.jp/community/object_ml/estimate?vol=E0011-2&choice=2
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━3 r d ■━
■
┗【アンケート】気になるシステム業界 ホントのところ
今週は「プロジェクトファシリテーションを何で知りましたか?」のホントの
ところ。主催の平鍋さんと話したところ、「講演の数は70を超え、執筆もいれ
たらかなりやったよなぁ〜。」(ちょっと、遠いまなざし)とのこと。凄いです
ね!その甲斐あってか、今はいろいろな所で広まっているようです。私は実は
本人の講演や執筆よりも先に、友人に教えてもらったことがきっかけでした。
読者の皆さんは、どこでプロジェクトファシリテーションに出会いましたか?
今回の秋イベントできっと出会える!
http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=172&choice=0
平鍋さんの講演を聞いて。
http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=172&choice=1
本人による執筆記事で。
http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=172&choice=2
職場の先輩や同僚など。
http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=172&choice=3
忘れてしまいました。
http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=172&choice=4
お客さんに教えてもらった(既に導入されていた含む)。
http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=172&choice=5
コミュニティーのイベントや記事など。
http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=172&choice=6
話題についてゆけてないんですけど。
http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=172&choice=7
それは秘密です。
http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=172&choice=8
ちょっと語らせて!
詳細をこのメールに返信ください!!
アンケート結果はオブジェクト倶楽部サイト上にて公開します。お楽しみに。
なお、前号「1ヶ月の書籍代は?」の結果は公開中。ぜひご覧下さい。
⇒http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vol171/PlonePopoll_results2
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━--■--●--■
■
┗編集後記
こんにちは、編集人です。いよいよ秋イベントの申し込みが始まったと思いき
や、われわれスタッフは冬イベントにおいても動き始めています。つい最近夏
イベントがあったと思うのですが・・・1年はあっという間ですね。
冬イベントも乞うご期待!読者の皆さんには、どうぞスケジュールの調整を、
お願い申し上げます。10月末には概要がお伝えできると思いますよ。
今週の強引な一言
*** 蛇は一寸より大概をしる(ことわざ)***
大蛇は小蛇の時代に、成長後の大体をあらわす。または、一部を見ることによっ
て、全体の想像がつくたとえ。ご存知Pythonも、ますます大きな動きへとシフ
トしてゆくかもしれませんね。今のうちからオブラブのメルマガで勉強してお
くと、いいことがあるかもしれません。どのぐらいの大蛇に育つのでしょうか!
出典参考:故事ことわざ辞典 東京堂出版
(上田雅美)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━--■--●--■
● ご意見、ご感想は ⇒このメールに返信ください
〇 配信中止、アドレス変更は ⇒http://www.ObjectClub.jp/community/object_ml/help/
〇 免責事項、過去の記事は ⇒http://www.ObjectClub.jp/community/object_ml/
■ 発行:オブジェクト倶楽部 ⇒http://www.ObjectClub.jp/
■ 編集代表:平鍋 健児
Copyright (c)2003-2007 オブジェクト倶楽部. All Rights Reserved.
powered by Eiwa System Management, Inc.