┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
┃ ■┃
●┃● ● オ ブ ジ ェ ク ト 倶 楽 部 ■ ┃
┃ ■ ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■━━━┛
No.146 2006/07/05
■ I N D E X
┃
┣【Topics】オブラブ2006夏イベント、ありがとうございました!
┣【コラム】2006夏イベントレポート
┣【PF】アジャツール - Agileなツール紹介[13]
┗【アンケート】気になるシステム業界 ホントのところ
〇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━T o p i c s━
〇 オブラブ2006夏イベント、ありがとうございました!
〇 〇━━━━━━━━━━━━━ ━━・
去る6月29日(木)に、国立オリンピック記念青少年総合センターにて開催した、
オブジェクト倶楽部2006夏イベントは、おかげさまで大盛況のうちに終了しま
した。
快くご講演くださった講師の皆さん、ライトニングトークストーカーの皆さん、
お忙しいところをご参加くださった大勢の参加者の皆さん、たくさんのプレゼ
ントをご提供くださった協賛の皆さん、そしてボランティアスタッフの皆さん、
本当にどうもありがとうございました。
講演資料等は順次公開中です。
http://www.ObjectClub.jp/event/2006summer/session
なお、参加レポートを随時受付中です!6th-event-staff@ObjectClub.jp
トラックバックもぜひよろしくお願いします。
http://www.ObjectClub.jp/event/2006summer/comment
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━1 s t ■━
■
┗【コラム】2006夏イベントレポート
こんにちは、天野勝です。
2006年6月29日に行われたイベントを、スタッフなりに報告してみます。すべて
のセッションについて網羅しているわけではありませんが、その点はご容赦願
います。
■10:05 オープニング
本当は10時きっかりにはじめようとしていたのですが、受付に人がたまってい
るということで、5分ほど開始を遅らせてしまいました。早くからお越しいただ
いている方には申し訳ないです。
遠方から来る方などは、10:30開始の方が良いという方が多いので、10:30開始
としても良いのです。でも、受付の混雑などを考えると、10時に集まってもらっ
て、10:30からの本番を迎えてもらったほうが良いだろうということで、10:00
に開始し、諸注意などをさせていただくということにしました。また、早くか
らお越しくださった方に少しでもサービスをということで、ちょっとでも笑っ
ていただけるようにコント仕立てで、前説をしてみました。少しは場が和んだ
でしょうか?
変身ライトも、ぜひ活用してください。
■10:30 基調講演「エンジニアと守破離:ソフトウェアの弁証法」
羽生田さんに基調講演をしていただきました。はじまるまでは「60分は長いな
ぁ〜」と正直思っていたのですが、終わってみると「もっと聞きたかった」と
思えました。個人的には、この物足りなさ感が良いと思っています。ライトニ
ングトークスにも通じるのですが、物足りなさ感があるから、講演者の方に聞
いてみようと思ったり、自分で考えてみようとしたりするのではと思います。
すべてを聞いて満足してしまうと、それはそれで行動につながらないような気
がします。
■11:50 セッション「仕事で必要なことはフローチャートで学んだ」
羽生さんのセッションに参加しました。
全体を通しての感想を一言で言うと「基礎的なものほど応用が利く」です。
ダイクストラ先生の構造化定理は、「プログラムを、順次・反復・分岐で構成
する」というものですが、羽生さんはフローチャートで表すときは、「処理、
分岐、矢印」で表すという。反復は、分岐と矢印で表現できるというのです。
とてもシンプル。さらには「三分岐禁止。分岐は二分岐のみ可。矢印は無分岐
と考えよ」ということでした。確かに、三分岐は、二分岐を組み合わせればで
きます。ようは、「これか、これ以外か」「あれか、あれ以外か」を組み合わ
せるということです。こう考えると、本当にシンプルで、そして応用が利くも
のだと思いました。
このセッションの参加者を見ると、新人のような初学者と、羽生田さんをはじ
めとするかなりの達人級の方たちが参加されているように思えました。フロー
チャートという、どちらかというと初心者のための話でもあり、玄人好みのす
る内容でした。
そのほかにも、タブレットPCの使い方など、得るものが多いセッションでした。
■14:20 セッションF「オブLOVEワールドカフェ『過去から今、そして未来へ』」
このセッションは、松本さんと天野の二人でファシリテートさせていただきま
した。
前回の経験を活かして、なるべく一つのテーマで長く話せるようにということ
で、ワールドカフェ形式と、金魚鉢形式をミックスした進め方を採用しました。
多くの方に、たくさんの気づきや、勇気を持って帰っていただけたのではない
でしょうか。持ち帰っていただいたら、ぜひ何かしらの行動を起こして、現状
よりも良い状態へと改善していただければと思います。行動すれば、何かが変
わるのではないでしょうか。
KPTのProblemに「問題解決ができなかった」を挙げていただいた方がいました。
これは次へのTryとして、テーマに取り上げてみたいです。そのためにも、ぜひ
「問題を明確」にして、その問題をお知らせください。でも、次回までその問
題を、問題のままとせずに、何かしらの行動を起こして、改善していっていた
だければと思います。
■16:10 パネルディスカッション「変わりゆくソフトウェア開発の中で変わら
ないもの」
正直なところ、パネルとしてはぐだぐだだった、と反省するところが多いセッ
ションでした。羽生さんはご自分のことを「アウェー」だと思っていたようで
すが、パネラー全員が「アウェー」だったように感じました。もっと言うと、
パネルディスカッションというスタイル自体が「アウェー」だったのかもしれ
ません。
そうはいっても、パネラーの方の「良い意見」のおかげで得るものは多かった
と思います。パネラーの皆さん、どうもありがとうございました。
■17:20 ライトニングトークス
11人の方に5分間好きな話をしてもらいました。ぎりぎりまで、トーカーが集ま
らなかったので、私も話す準備をしていたのですが、最後に応募者が増えて、
結局話すことができませんでした。ちょっと、残念な気持ちです。
トークスのためだけに仕事を抜け出して来てくれたトーカーが二人もいました。
本当に感謝です。話の内容としてうまいなと思ったのは、ダブル天野としてユ
ニットを組ませていただいている、あまのりょーさんの話でした。案の定、ベ
ストトーカーとして、懇親会で表彰されていました。自作のテストツールを作
られたお二人もパワーを感じました。パワーといえば、やはり和田師匠でしょ
う。前回はボールジャグリングでしたが、今回は替え歌です。歌いだしは、み
んな度肝を抜かれたのか、少々痛々しかったのですが、その後は一緒に歌って
くれる人も出てきて、なかなか盛り上がったのではないでしょうか。改めて、
「勇気」「行動」について考えさせられました。
久々にマイ銅鑼を存分に叩けたというのも、うれしかったです。
■19:00 懇親会
講演会の7割以上の人に参加していただきました。7割以上の人が懇親会に参加
するなんて、そうほかにはないと思います。これは自慢していいと思っていま
す。
懇親会を企画する側としては、一人で参加してたりして、あまり話せないでい
る人をなくすことを目標としています。今回も、ゲームを行うということで、
無理やりにテーブル移動をしていただきました。これで、何かしら知り合うきっ
かけになりましたでしょうか。
最後に、参加していただいた皆さん、どうもありがとうございます。(天野勝)
_______________________________________________________________________
この記事への評価にご協力をお願いします。
URLをクリックして、「ご協力ありがとうございました」のメッセージがご使用
のブラウザに表示されれば投票完了です。
良かった:
http://www.ObjectClub.jp/community/object_ml/estimate?vol=H003-16&choice=0
普通:
http://www.ObjectClub.jp/community/object_ml/estimate?vol=H003-16&choice=1
イマイチ:
http://www.ObjectClub.jp/community/object_ml/estimate?vol=H003-16&choice=2
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2 n d ■━
■
┗【PF】アジャツール - Agileなツール紹介[13]
●はじめに
全然関係ないですが、AjaxとAjatool(アジャツール)って似てますね。6/29にオ
ブジェクト倶楽部の夏イベントが開催されました。暑い中、大勢の参加を頂き
ありがとうございました。今回のアジャツールでは、イベントで活躍したアジャ
ツール達を紹介します。
●ひっつき虫
まず最初に挙げておきたいのが、「プリットひっつき虫」[*1] です。これはプ
チルゴムの粘着剤なのですが、壁に様々な掲示物を貼る時に毎回大活躍します。
前回のイベントのTry項目で「事前によく練っておくこと」が挙がっていました。
練りが足りないと、粘着能力が低くて剥れてしまうからです。このため、前日
から筆者を含めた様々な方がひっつき虫を練っていたおかげで、当日は非常に
よく掲示物が貼れました。ひっつき虫は再利用可能な粘着剤なので、テープな
どよりも環境に易しい点が個人的に惹かれます。
ライトニングトークスのベストトーカ賞の投票のために紙袋を立てておいたの
ですが、実はこの紙袋もひっつき虫で机に固定していました。あとで粘着力が
強くて剥すのに苦労したほどです。紙袋は重さを計って一番投票があった袋を
決めることになっていたので、ひっつき虫が粘着したままだと都合が悪かった
のです。ちょっと失敗しました。
また、受付ではあまったひっつき虫で、粘土細工のように、アンパンマン、バ
イキンマンなどの造形が各種作られていました。筆者もたまに作るのですが、
ひっつき虫造形はかなり楽しいです。あまり粘着力が強くなる前に行うのがお
勧めです。
●養生テープ
またしても貼り物なのですが、引越し屋さんがよく使っている養生テープ[*2]
は、簡単に手で切れて、粘着力が強く、更に剥しやすいという特徴があります。
筆者は見たことはあったのですが、名前を知ったのは今回が初めてでした。イ
ベントのようにフロアを借りる場合には、掲示に壁に残ってしまうようなテー
プを使うことはできません。そのためにひっつき虫のような粘着剤を使用する
のですが、今回のイベントでは、ふりかえりKPTシートに貼るための付箋やサイ
ンペンを入れておく小物入れを壁に固定するのに養生テープを使っていました。
初めて使ってみたのですが、かなり使い勝手がよいので、今後のイベントの常
連アイテムになりそうな予感がします。
●イーゼルパッド
イーゼルパッド[*3]は3Mが販売している、巨大ポストイットです。模造紙の感
覚で使える粘着できるポストイットですが、オブラブイベントではお馴染のア
イテムです。ワークショップで使うこともありますし、オブラブイベント恒例
のふりかえりKPTシートの台紙としても活躍しています。
今回もKPTシートの台紙としてメイン会場に後の壁に貼ってありました。実は
KPTシートの「Keep、Problem、Try」という文字は事前に書いておくってご存知
でしたか?今回は上田さんがきちんと色分けして、綺麗な字で書いてくれてい
たのでビジュアル的にもよかったですね。
●最後に腰メモ
腰メモ[*4]とは、「腰にメモ可能な筆記具とメモ帳を携帯しておく」スタイル
の意味です。主賓講演の羽生田さんのセッションでも「歩きながらメモできる
ように、常にメモを携帯すべし」とおっしゃっていました。メモを持ち歩いて
いるかどうかを参加者に挙手してもらったら、3割くらいはいたのではないでしょ
うか。筆者も平日は常に腰メモスタイルでいるのですが、もうこれ無しでは不
安で外出できないくらいです。羽生田さんに褒められた気がして、ちょっと嬉
しくなってしまいました。(懸田)
腰メモについてはまだアジャツールで紹介していませんので、次回紹介する予
定です。
[1] : http://www.kokuyo.co.jp/find/catalog/1_detail.php?c1=1118&c2=12&c3=00&sid=7914
[2] : http://www.diyna.com/cityhall/m-yuda/d-base/paint/dy_paint06.html
[3] : http://www3.3m.com/catalog/jp/ja000/sumitomo_mro/-/node_S79DC4Q31Kbe/root_NZQBCF7CCKgv/vroot_W554XW2L9ge/gvel_92PB2FFFMWgl/theme_jp_mro_3_0/command_AbcPageHandler/output_html
[4] : http://giantech.jp/articles/waistreel_memo
_______________________________________________________________________
この記事への評価にご協力をお願いします。
URLをクリックして、「ご協力ありがとうございました」のメッセージがご使用
のブラウザに表示されれば投票完了です。
良かった:
http://www.ObjectClub.jp/community/object_ml/estimate?vol=M002-13&choice=0
普通:
http://www.ObjectClub.jp/community/object_ml/estimate?vol=M002-13&choice=1
イマイチ:
http://www.ObjectClub.jp/community/object_ml/estimate?vol=M002-13&choice=2
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━3 r d ■━
■
┗【アンケート】気になるシステム業界 ホントのところ
今週は「友達、何人くらいいますか?」のホントのところ。この業界に限った
ことではないかもしれませんが、「自分、友達少ないんで...」というセリ
フ、よく耳にする気がします。みなさんは何人くらい友達がいますか?知り合
いは友達?となると区別がしにくいので、ここでは顔も名前もお互い知ってい
て、プライベートで会ったり、話したりする関係以上を友達としましょう。
もちろん、同性、異性は問いませんよ。
200人以上です。
http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=112&choice=0
〜200人くらいです。
http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=112&choice=1
〜100人くらいです。
http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=112&choice=2
〜50人くらいです。
http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=112&choice=3
〜20人くらいです。
http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=112&choice=4
6〜10人くらいです。
http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=112&choice=5
2〜5人です。
http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=112&choice=6
1人です。
http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=112&choice=7
0人です。。
http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=112&choice=8
それは秘密です。
http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=112&choice=9
ちょっと語らせて!
editors@ObjectClub.jp まで詳細を!!
アンケート結果はオブジェクト倶楽部サイト上にて公開します。お楽しみに。
なお、前号「自分のカラダ、どこが一番自慢ですか?」の結果は公開中。ぜひ
ご覧下さい。
⇒http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vol111/PlonePopoll_results2
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━--■--●--■
■
┗編集後記
こんにちは、編集人です。先週の木曜日に無事イベントが終了しましたーー。
参加者の皆さんの素適な笑顔や、会場の熱気をお伝えできないのがとても残念
です。みなさん、本当にありがとうございました。
イベント当日は今年に入って一番くらいのものすごーく暑い日で、参加者の皆
さんも大変そうでした。私たちスタッフも朝から一日中汗だく。いっときも汗
の収まる時間が無いくらいだったのですが、その分懇親会で飲んだビールの最
初の一口が、なんと美味しかったこと!そして、楽しい懇親会とその後の二次
会も終えて家路についた後、シャワーを浴びた瞬間の気持ち良さといったら!
無事にイベント終えた私にとっては、それだけでも十分なご褒美となりました。
今回来てくださった皆さん、残念ながら来られなかった皆さん、また次回のイ
ベントでぜひお会いしましょう!
今週の強引な一言
*** 逢ひみての のちの心に くらぶれば 昔は物を 思はざりけり
(権中納言敦忠)***
そのシステム、開発者の思い込みや自分の都合のいいように作りこんではいな
いですか?使う人の話を直接聞いたり、使う人の立場に立って考えていますか?
実際に聞いてみると、全く違う視点に気がつくかもしれません。自分はわかっ
ていなかった、なんて後から思ってしまわないように。
(まにわ)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━--■--●--■
● ご意見、ご感想は ⇒このメールに返信ください
〇 配信中止、アドレス変更は ⇒http://www.ObjectClub.jp/community/object_ml/help/
〇 免責事項、過去の記事は ⇒http://www.ObjectClub.jp/community/object_ml/
■ 発行:オブジェクト倶楽部 ⇒http://www.ObjectClub.jp/
■ 編集代表:平鍋 健児
Copyright (c)2003-2006 オブジェクト倶楽部. All Rights Reserved.
powered by Eiwa System Management, Inc.