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●┃● ● オ ブ ジ ェ ク ト 倶 楽 部 ■ ┃
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No.121 2005/12/21
■ I N D E X
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┣【Topics】オブLOVEイベント ありがとうございました
┣【コラム】『オブLOVEワールドカフェ2005』レポート
┣【コラム】『Is Ruby Agile?』レポート
┗【アンケート】気になるシステム業界 ホントのところ
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〇 オブLOVEイベント ありがとうございました
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12月16日(金)、国立オリンピック記念青少年総合センターにて、オブジェクト
倶楽部クリスマスイベントを大盛況のうちに終了しました。快くご協力くださっ
た講演者の皆さん、ライトニングトークストーカーの皆さん、お忙しいところ
をご参加くださった大勢の皆さん、お越しいただいて、本当にありがとうござ
いました。講演資料等は順次公開中です。
http://www.ObjectClub.jp/event/2005christmas/schedule/
なお、参加レポートを随時受付中です!5th-event-staff@ObjectClub.jp
トラックバックもぜひお願いします。
http://www.ObjectClub.jp/event/2005christmas/comment/
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┗【コラム】『オブLOVEワールドカフェ2005』レポート
こんにちは、まにわです。
メルマガ2005-40号[*1]でご紹介したワールドカフェですが、予告どおりオブ
ジェクト倶楽部クリスマスイベントで『オブLOVEワールドカフェ2005』と題し
て実施しました。
『オブLOVEワールドカフェ2005』では『プロジェクトを成功させる7つのカギ』
を大きなテーマとして、午前3ラウンド、午後4ラウンド、それぞれラウンドご
とに問いかけを用意して行いました。(当日の資料は後日公開予定です。)
●会場!!
朝、会場を見てびっくり!イスと机がびっしりで通路がほとんどありません!
階段状ではない平面の会場でかつ300名近く収容可能な部屋は、開催した国立オ
リンピック記念青少年総合センター[*2]内では、ここレセプションホールしか
ありません。
それにしてもぎゅうぎゅうです。机とイスの配置はこちらで自由にさせてもら
いたかった〜。
通路も無い状態で、ラウンドごとに席の移動を伴うワールドカフェが本当にで
きるのか?!始まる前はイベントに来てくださるみなさんへの申し訳なさと、
不安でいっぱいでした。。
●始めてみると
正直に言って、本当に驚きました。
ほとんどの方はワールドカフェ初体験のはず。でも1ラウンド目を開始した途端、
どのグループもすぐ話始めて、グループごとに1枚配った模造紙にもどんどん書
き込んでます(しかもマインドマップ多し!)。
今回は1ラウンド5分で行ったのですが、みなさん全くもって話足りなかった様
子。
ぎゅうぎゅうの会場もイスを自由に動かしていただいたところ、何とか移動可
能なスペースが生まれたようでした。
始まる前の「全然会話が弾まなかったらどうしよう」とか「移動はできるのか」
といった不安は、すぐに「みんなすご過ぎる!」という感動に変わりました。
●Problem満載
・1ラウンドの時間が短い!
何といってもみなさんから一番多く挙がったProblemです。反省しきりです。
ワールドカフェは初ということで、とまどう方もたくさんいるだろうし、初対
面同士でいきなり会話を弾ませるのはなかなか難しいだろうというしごくネガ
ティブかつジャパニーズ的発想があったことと、ワールドカフェの効果を感じ
てもらうには最低3ラウンドは回したいという理由から1ラウンド5分に設定して
しまいました。
また筆者が1度体験したワールドカフェでは、話すことは話すのですが、紙に積
極的に書き込むということもあまりなく、話が終わってしまってちょっと困っ
てるグループもあった、という記憶も影響していました。
今回これが非常に裏目にでたようです。
せめて途中で1ラウンドの時間を長くするかどうか、みなさんに聞いてみるべき
でした。
オブLOVEイベントに来てくださるみなさんは、とても積極的で前向きでチャレン
ジ精神溢れる方たちばかりだということを強く再認識した次第です。
他にも「荷物を持っての移動が大変」とか「問いかけの内容はどうなの?」と
か本当にたくさんのご意見をいただきました。
●そして、リベンジ
Problemも多々あった『オブLOVEワールドカフェ2005』ですが、同時にたくさん
の方から「良かった!面白かった!」という意見もいただきました。
まずは、ワールドカフェという手法をみなさんに知っていただき、日本でも広
めるキッカケの1つにはなったのではないかなー、という点では合格だったと自
己評価しています。
でも1ラウンドの時間しかり、移動のしにくさしかり、たくさんの課題を残す結
果にオブLOVEメンバーからは早くも「リベンジを!」という声が挙がっていま
す。
まだまだ寄せられているみなさんからの感想・ご意見も取り入れ、次回イベン
ト?かどうかはまだわかりませんが、必ずやもう一度『オブLOVEワールドカ
フェ』を開催することを予告して、レポートを終わりたいと思います。
最後に、参加してくださったみなさん、本当にどうもありがとうございました。
(まにわ)
[1]:http://www.ObjectClub.jp/ml-arch/magazine/121.html
[2]:http://www.nyc.go.jp/
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┗【コラム】『Is Ruby Agile?』レポート
オブジェクト倶楽部クリスマスイベント2005に参加してきました。Rubyのメル
マガを書いている私にとっての目玉はなんといっても、Rubyの開発者である、
まつもとさんによる「Is Ruby Agile?」!
いやぁ。生Matzは初めて。一緒に写真撮影なんかしちゃった。
#おれもミーハーだな(笑
当日のプレゼン資料は、以下のサイトで公開されています。
http://www.ObjectClub.jp/event/2005christmas/schedule#2-2
●PCトラブル発生
講演の方は、はじめの方でいきなりトラブル発生!!
途中でマシンが停止して、再起動しない。
あらら、また、止まっちゃった。講演前も止まっちゃったりしていたんだよね。
どうすりゃいいんだ?こっちが、はらはらしちゃうよ。
プレゼンしようとしたらマシンがとまるトラブルはまつもとさんは前にもあっ
たそうな。
KPTのTRYで「まつもとさんのプレゼン資料のバックアップは取っとくこと」を
挙げておかないとな。
途中、プレゼン資料なしでしゃべり続けたあと、何とか起動に成功。
ふぅ。よかったよかった。
●変化に対応しよう
Rubyはアジャイルか?との質問には、もちろんYes!
Rubyは変化に対応しやすい道具なのでアジャイルであると冒頭で紹介
●Rubyに注目する海外のagilist
海外のagilistのそうそうたるメンバーの多数がRubyに好意的であると♪告白♪
しているとして紹介。ここで会場に笑いが。
●Rubyの特徴とアジャイル
Rubyのどこがアジャイルなのかを言語的特長から説明。
後日このメルマガでも取り上げていたいと思いますが、ここではキーワードだ
けをあげておきます。
・DuckTyping
・メタプログラミング
・リフレクション
・アダプティブプログラミング
・簡潔な表記
・DRY原則
・ダイレクトなプログラミング
・楽しいプログラミング
・言語は思考を支援する
・・・・
●Rubyはテストファーストに向かない?
質疑応答では、あるブログを引用して、テストファーストはRubyで書いたとき
に起こる「書いたら動いちゃった」のようなドライブ感を奪ってしまい向かな
い?との質問があがっていました。
まつもとさん自身は、テストを考えている間に書きたいことが逃げてしまうよ
うな感覚になってテストファーストしないとのこと。ただ、テストファースト
が不要というより、テストファースト自身にドライブ感を奪ってしまうなにか
がありKAIZEN(ライフハック)の余地があるのでは、と示唆していました。
●さいごに
今年の締めくくりに,まつもとさんのお話が聴けてほんとよかったです。
まつもとさん。ありがとうございました。
それでは。メリークリスマス。
Rubyに祝福を♪IENAGA)
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┗【アンケート】気になるシステム業界 ホントのところ
今週は「今年はどんな年でしたか?」のホントのところ。今年最後のメルマガ
となりました。今年はどんな年でしたか?ふりかえることで、新たな新年を迎
えましょうね。
ものすごく良い年でした!
http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=87&choice=0
まぁま良い年でした。
http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=87&choice=1
良くもなく、悪くもなく。
http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=87&choice=2
あまり良い年ではなかったです。
http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=87&choice=3
最悪の年、早く去ってしまぇー。。
http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=87&choice=4
ふりかえる余裕なんてありません。。
http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=87&choice=5
それは秘密です。
http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=87&choice=6
ちょっと語らせて!
editors@ObjectClub.jp まで詳細を!!
アンケート結果はオブジェクト倶楽部サイト上にて公開します。お楽しみに。
なお、前号「ボーナスいくら?」の結果は公開中。ぜひご覧下さい。
⇒http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vol86/PlonePopoll_results2
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┗編集後記(拡大版)
今年もオブLOVEメルマガをご愛読ありがとうございました。来年も、ギーキー
でヒップ、オルタナティブありながら、実用的で分かりやすい記事を掲載して
いきたいと思っています。ぜひ、お友達にご紹介ください!(平鍋)
先日20日にオブジェクト倶楽部イベント打ち上げを兼ねて忘年会を盛大に行い、
久々に仲間と夜遅くまで飲み交わしました。今年は、企業の設備投資や個人消
費が回復し、日本経済全体が明るくなっています。この影響で、私達の情報処
理産業も長いトンネルから抜け出そうとしています。情報投資が回復し多くの
開発プロジェクトが行われたとき、今までのような人手に頼った力業の開発か
ら脱していく絶好の機会になればと思っていますし、オブジェクト倶楽部から
も問題提起したいと思います。(事務局長)
こんにちは、天野勝です。
本年も、これまで以上に変化の激しい年で、あっという間に一年がすぎてしま
いました。来年は、速い流れに巻き込まれつつも、自分のスタイルのようなも
のを得られたらと思っています。新連載の「ふりかえりガイド」にもご期待く
ださい。(天野勝)
今年は、Railsの出現で、Rubyがとても注目されるようになりましたね。この
連載でも引き続きRubyに注目していきます。来年もよろしくおねがいします。
(IENAGA)
今年は入社以来の個人的ミッションだったRubyとオブラブの出会いを実現でき
ました。Ruby on Railsも1.0が出ました。来年もアジャイルとオブジェクト指
向の交差点としてのRubyを勝手に応援します。二日酔いの無念極まるぼくのた
めもっと電車よまじめに走れ!! (かくたに)
今年も私の駄文をお読み頂きありがとうございました。アジャツールはまだま
だ(凝りずに)続けますよ〜!原点回帰でテクニカルな記事も執筆していきたい
と考える今日この頃です。来年も「変化を抱擁」して頑張ります。(懸田)
はじめてメルマガの記事連載にチャレンジしましたが文書を書く難しさを実感
しました・・。でも今後もプチデザイナを増やすために新しい連載を考えてい
ます。年もよろしくお願いします。(岸田)
今年は、いろんなキーワードを皆さんにご紹介できました。メルマガ内容は徐々
に自分の日記みたいになってきているのが気になりますが、こんな調子で来年
も掲載できればと思っています。よろしくお願いします。(hiroshi)
今年二度だけの登場でしたが、ありがとうございました。この12月19日に新支
社に移転して駅からだいぶ遠くなった分、普段運動しない足を鍛えつつ、来年
はライターとしても腕を鍛えられたらいいな〜と思います。(まにわ)
皆様のおかげで、2005年もとても充実した年を過ごさせて頂きました。配慮が
行き届かない所も多々あったかと思いますが、たくさんの方にご購読いただい
て嬉しかったです。ありがとうございました。(さとみ)
来年のメルマガは、2006年1月11日からスタートします。
今週の強引な一言
*** 材大なれば用を為し難し(ことわざ)***
そのフレームワークは大きすぎませんか? そのプロセスは最適なサイズです
か?自分にあったサイズが分からないときは、少し小さいかなと思うところか
らはじめて、徐々に大きくしてみませんか?
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〇 配信中止、アドレス変更は ⇒http://www.ObjectClub.jp/community/object_ml/help/
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■ 発行:オブジェクト倶楽部 ⇒http://www.ObjectClub.jp/
■ 編集代表:平鍋 健児
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