Date:  Wed, 02 Nov 2005 17:22:44 +0900
Subject:  【オブジェクト倶楽部: 2005-40号】
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                          No.115 2005/11/02

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┣【Topics】オブLOVEイベント 詳細順次公開です!
┣【アンビエント】集団の知をつくる−「ワールドカフェ」
┣【PM】プロジェクトマネジメント入門[28]
┗【アンケート】気になるシステム業界 ホントのところ

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〇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━T o p i c s━
 〇  オブLOVEイベント 詳細順次公開です!
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12月16日(金)に、オブジェクト倶楽部 2005クリスマスイベントを開催いたしま
す。その詳細は、順次オブジェクト倶楽部Webサイトで順次公開していきます。

5回目を迎える今回のオブジェクト倶楽部イベントのテーマは『プロジェクト成
功させる7つのカギ』。成功のカギは、みなさん個々に異なるかもしれませんが、
その「カギ」を参加者全員で共有していく事を目的としています。 ご参加いた
だいた皆さんが、成功へのカギ束をポケットに持ち帰る、そんなイベントを目指
しています。

詳細は下記ページで順次公開していきます。申込はもうしばらくお待ちください。
http://www.ObjectClub.jp/event/2005christmas/


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┗【アンビエント】集団の知をつくる−「ワールドカフェ」

こんにちは、まにわです。初めまして。

東京も寒い日が多くなってきました。この秋冬もこれからいろいろなイベント
が開催されますね。まもなく開催のJavaOne Tokyoや、わがオブジェクト倶楽部
のクリスマスイベントや、デブサミ2006[*1]などなど、技術者を熱くするイベン
トが目白押しですね(って、全部宣伝でした。ハイ…)。

さて、イベントとひとくちにいっても数時間程度のセミナーなどから、数日間
にわたって開催されるフォーラム、カンファレンスなどの大規模なものまで種
類もさまざまですが、筆者がこうしたイベントに参加するたびに特に感じるの
は、『今ここに集まって講演を聞いているのはどんな人達で、どんなことを考
えているんだろうか』とか『この場で得た気づきや感想を共有したり、意見交
換できないだろうか』といった参加者同士の交流を持ちたいという欲求です。

筆者はイベントのオンタイムではなかなか果たせないその欲求を解消すべく、
参加したイベントに懇親会がある場合は、極力参加するようにしています。懇
親会に参加することによって得られるものに非常に価値を感じているからです。
得られるものとは、例えば、

・同じテーマに集った人達と、会社・肩書き・年齢を超えて会話ができる
・個人が持つ知識や経験を直接聞くことで、ともすればイベントの内容よりも
  深い学びや気づきを得ることがある
・そこで得たつながりが、個人的や仕事上でもさまざまに展開することがある

といったことです。とはいえ、それでも『結局、一部の人としか話ができなかっ
たなー』と毎回ある種の物足りなさを感じていたりもします。

だいぶ前置きが長くなりました。

筆者は最近知ったのですが、欧米などで開催されるカンファレンスなどでは、
ワールドカフェ[*2]という手法が取り入れられることがあるそうです。どんな
手法か、以下に簡単に説明します。

・4〜5人で会話するグループを作る
・通常3ラウンド、1ラウンドおおよそ20〜30分で、あるテーマや質問に対して
  グループで本音で会話をする
・会話している間、そこで出たアイデア等をどんどんカードやノートに書いた
  り、描いたりする
・1ラウンドが終わったら、各グループで一人ホストを決めてその場に残し、
  それ以外のメンバーはバラバラに別のグループに移動する
・次のラウンドの最初に、ホストが前のラウンドの会話の内容を新しいメンバー
  に共有してから、さらに会話を深める。
・それを繰り返す

ワールドカフェで大切なのは、その名の通りカフェのような居心地の良い空間
で、そのコンセプトは「カンファレンスで一番有益なのは、実は休憩時間の会
話じゃない?だったらその休憩時間をメインにしちゃえば?」というところか
ら来ているそうです。[*3]

居心地の良さ、本音の会話をキーワードにしつつ、そこから生まれる共通の知
識や創発されるアイデアを集団の知(ナレッジ)として形成していく。個人同
士の交流を行いながら、全体でその内容を共有するなんて、なんだか筆者にと
っては一石二鳥のような感じです。

居心地の良さ、参加者の交流はオブLOVEイベントが毎回大切にしているキーワー
ドにも通じますね。実は今回のクリスマスイベントで、なんと早速ワールドカ
フェをやってみようということになっています。日本ではまだあまり行われて
いないようなのですが[*4]、どうなることやら今からワクワクしています。こ
の新しい試みも通して、今回のイベントのテーマである「プロジェクトを成功
させるカギ」を参加者個人が持ち帰るだけでなく、みんなで共有できるところ
までいけたらとても素敵ですね。(まにわ)

[1]:Developers Summit 2006 (http://www.seshop.com/event/dev/)

[2]:http://www.theworldcafe.com

[3]:http://app.blog.livedoor.jp/facilitators/tb.cgi/50088457 より

[4]:オブジェクト倶楽部調べ。
    情報お持ちの方はぜひ、editors@ObjectClub.jp まで教えてください!
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┗【PM】プロジェクトマネジメント入門[28]

前回に引き続きファンクションポイント(FP)についてお話ししていきます。前
回は、ファンクションを算出する各ステップの概要をご説明しました。今回は、
ステップごとに詳しくお話ししていきます。

まず、ステップ1「計測タイプの決定」です。このステップでは、計測するシス
テムにどのような作業を行うのかを決定します。このタイプによって、ファン
クションポイントの計測方法が異なります。

このタイプには次の種類があります。

(1)新規開発ファンクションポイント:
   新規にシステムを開発する場合に適用します。

(2)機能拡張ファンクションポイント:
   既存システムへの機能拡張を行う場合に適用します。機能の追加、修正、削
   除での変更量を算出します。

(3)アプリケーションファンクションポイント:
   既に稼動しているシステムのファンクションを算出します。

なお、本連載で扱う計測タイプは、「新規開発ファンクションポイント」と
「機能拡張ファンクションポイント」のみと致します。

次に、ステップ2「アプリケーション境界と計測範囲の設定」をします。このス
テップでは、アプリケーション境界と測定範囲を明確化し、ファンクションポ
イントを算出する範囲を設定します。

アプリケーション境界とは、「外部システムと内部システムとのインターフェー
スであり、データが入出力する境」を示します。一般的には、「システム境界」
と呼ばれています。

また、計測範囲とは、ファンクションポイントを算出する機能とそれ以外の機
能の範囲を示します。言い換えれば、今回の開発プロジェクトで開発する範囲
を言います。実際の計測は、DFD上にアプリケーション範囲と測定範囲を枠にて
示す作業となります。

次回は、ステップ3「ファンクションの数え上げ」以降をお話しします。
(事務局長)
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┗【アンケート】気になるシステム業界 ホントのところ

今週は「秋といえば何ですか?」のホントのところ。秋ですね。暑くもなく、
寒くもなく。とてもすごしやすい季節ですね。さて、みなさんにとって、秋と
いえば、"何"の秋ですか?

  食欲の秋。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=81&choice=0
  スポーツの秋。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=81&choice=1
  読書の秋。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=81&choice=2
  睡眠の秋。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=81&choice=3
  小さい秋。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=81&choice=4
  特になにも。。。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=81&choice=5
  それは秘密です。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=81&choice=6
  ちょっと語らせて!
     editors@ObjectClub.jp まで詳細を!!

アンケート結果はオブジェクト倶楽部サイト上にて公開します。お楽しみに。
なお、前号「通勤時間は何をしていますか」の結果は公開中。ぜひご覧下さい。
⇒http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vol80/PlonePopoll_results2
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┗編集後記

こんにちは、編集人です。明日は文化の日でお休みですね。「自由と平和を愛
し、文化を薦める」日だそうです。このお休み、みなさんはどのように過ごさ
れるのでしょうか。文化の日は統計的に晴れの日が多い「晴れの特異日」とさ
れているらしいです。みなさんにとって、ステキな1日となりますように。

さて、オブジェクト倶楽部カレンダー12月の電子データを公開します。これで
今年のカレンダーはいよいよ最後です。ダウンロードは下記からどうぞ。 
http://www.ObjectClub.jp/special/#calendar

今週の強引な一言
*** 11月は何でもないけど酒が飲めるぞ(岡本圭司)***
11月も飲んじゃいますか?でも、何でもなく飲むお酒より、頑張った後のお酒
の方がきっとおいしいですよ。ちょっと奮起してみませんか?
(さとみ)

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■ 編集代表:平鍋  健児
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