Date:  Wed, 27 Jul 2005 12:34:13 +0900
Subject:  【オブジェクト倶楽部: 2005-27号】

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                          No.102 2005/07/27

■ I N D E X
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┣【Topics】XP祭り開催のお知らせ
┣【書評】新着紹介!『dRubyによる分散・Webプログラミング』
┣【アジャツール】Agileなツール紹介[1]
┗【アンケート】気になるシステム業界 ホントのところ

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 〇  XP祭り開催のお知らせ
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日本XPユーザグループ(XPJUG)は、国内におけるXPの普及を目的として活動を
実施し、現在5年目に突入しています。XPJUGでは、その年の集大成として毎年
『XP祭り』を開催しており、今年も「XP祭り 2005」として開催することが決定
いたしました!

今回のテーマは、「XPのみらい 〜これから始めてもいいじゃないか!〜」とい
うことで、今までXPをやってきた人も、そして、これから始めてみようという
人も、これからのXPとソフトウェア開発のありかたについて考えられる、そし
て、これからXPを始めるきっかけとなるような、"気づき"の多い"祭り"にしま
す。

開催概要についてはXPJUGのイベントのページを参照してください。
8月に入り次第、受付開始や詳細情報を公開していきます。

http://www.xpjug.org/event/20050903matsuri/

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┗【書評】新着紹介!『dRubyによる分散・Webプログラミング』

● 書名:   dRubyによる分散・Webプログラミング
● 著者名: 関 将俊
● 発行:   オーム社
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4274066096/xpjp-22/

『dRubyによる分散・Webプログラミング』は「那須のケント・ベック」と私(だ
け)が呼んでいる、咳さんの最新刊です。前著『dRubyによる分散オブジェクト
プログラミング』の全面改訂版という位置付けです。著者じきじきにコメント
をいただきましたので紹介します:
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オブジェクト倶楽部夏イベントでも紹介した通り、幸福の王子本こと「dRuby
による分散・Webプログラミング」が7/25に 発売となりました。

とてもかっこいいオブジェクト指向プログラミング言語「Ruby」の、ちょっと
かっこいい分散オブジェクトシステム「dRuby」を紹介する、ほんの少しマニ
アックな入門書です。

日々ビジネスを加速させているあなたを癒せるかもしれません。
(druby.orgの方より、7月)
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dRubyは「Rubyらしさ」をネットワーク上に拡張することをコンセプトに設計さ
れたライブラリです。dRubyにおける「Rubyらしさ」はふんだんに用意された短
いサンプルコード(簡単なことは簡単に!)たちと、本文中の咳さんの言葉の端々
に表われています。

では「Rubyらしさ」とは何でしょうか――Unfortunately, Rubyらしさについて
語ることはできない。自分の目で確かめるしかない。……「赤いピル」を取れ
ばウサギの穴の奥深さを知ることができるだろう……

オブジェクトがネットワーク間で協調動作する姿を感じるには、実際にコード
を動かしてみることが一番です。dRubyだけでなくDiv、Tofu、Rindaといったユ
ニークなフレームワークの解説にも多くの頁が割かれています(Rinda!)。Ruby
の入門書はひと通り読んだよ、という方に特にオススメします。一人でも多く
の方にこの「Rubyらしさ」を感じてもらえると嬉しいです。(かくたに)

===== 『幸福の王子本』を5冊、メルマガ読者に プレゼントします! =======
オーム社さんより、読者プレゼントとしてこの書籍をいただきました!
5名の方に差し上げます。プレゼントご希望の方は、お名前、ご住所、電話番号、
「この書籍への想い」をお書きの上、editors@ObjectClub.jp までご連絡くだ
さい。 ※いただいた情報は、書籍の郵送にのみに使用いたします。
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┗【PF】アジャツール - Agileなツール紹介[1]

●はじめに

皆さん、こんにちは。
以前、「Agileなツール紹介」という記事を書きました。今回からは装いも新た
に、「アジャツール - Agileなツール紹介」と題して、筆者やその回りの人々
が使っている「Agileなツール(略してアジャツール)」を独断と偏見で紹介して
いきます。といっても、奇をてらったツールばかりでなく、普段皆さんの机の
片隅にあるようなものにも着目していきます。

●Agileなツールって何?

ここでいう「Agileな」という形容詞は、筆者の脳内限定であり、一般的な
「Agile」とは異なっている気もします。しかし、この連載を進めていく上で
「Agileなツール」という定義がないと、ツールを選んでいく指針が見えなく
なってしまうことが予想されます。YAGNI[*1]に反してはいますが、まず最初
に本連載の「Agileなツール」の定義しておくことにします。

(1) 使うのが簡単なこと

この連載で紹介した後に入手したら、すぐにでも使うことができることを定義
の一つとします。入手についてはモノによって差異があるため問わないものと
します。ツールにも「ライトウェイト」を求めることにします。もちろん重さ
ではないですよ。

(2) 工夫の余地があること

ここで紹介した使い方しかできないようでは、読者のプロセスにはフィットし
ないかもしれません。あくまでもリファレンスとしての用途を提示した上で、
各自が工夫によって更に使い勝手がよくなる余地があることとします。

(3) Agileな人が使っていること

私の身近なAgileな人々が使っているツールということが前提です。誰も使って
いないツールでは説得力がありませんよね。ここでいう「Agileな人々」とは...
すみません、突っ込まないでください。

●次回予告

上記の「Agileなツール」定義をふまえて、次回から「アジャツール」を取り上
げていきます。まず最初は「スケッチブック」を取り上げる予定です。特にア
ナログツールに拘らず、ソフトウェアや、デジタルデバイスなどでも「アジャ
ツールだ!」という物はドシドシ紹介していきますので御期待ください。皆さん
からも「こんなアジャツールがあるよ」という情報があれば、どしどしご連絡
ください。(懸田)

[1]:YAGNI=You Aren't Gonna Need It.(そのうち必要に...なんてならない) 
    の略。
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┗【アンケート】気になるシステム業界 ホントのところ

今週は「ペアプロしてますか?」のホントのところ。XPのプラクティスの一つ
であるペアプログラミング。皆さんもペアプロしてますか?

  常にペアプロでやってます。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=68&choice=0
  たまにペアプロします。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=68&choice=1
  ペアプロの経験はあります。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=68&choice=2
  ペアプロ経験なしです。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=68&choice=3
  プログラムコードを書きません。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=68&choice=4
  ペアプログラミングってなんですか?
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=68&choice=5
  それは秘密です。
     http://www.ObjectClub.jp/special/kininaru/vote?vol=68&choice=6
  ちょっと語らせて!
     editors@ObjectClub.jp まで詳細を!!

アンケート結果はオブジェクト倶楽部サイト上にて公開します。お楽しみに。
なお、前号「雨好きですか?」の結果は公開中。是非ご覧下さい。
⇒http://www.objectclub.jp/special/kininaru/vol67/PlonePopoll_results2
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┗編集後記

こんにちは、編集人です。地震に台風に、自然災害が続きましたね。みなさん
大丈夫でしたか。何も災害の対策を考えていない私は、大きな災害が起きた時
に、右往左往してしまうこと間違いなしです。災害基礎知識の習得、防災アイ
テムの用意、連絡手段の確保等々、備えあれば憂いなし。そろそろ本格的に始
める時なのかもしれませんね。

今週の強引な一言
*** 愚者も一得(ことわざ)***
メンバーの声に耳を傾けていますか。プロジェクトに入ってきたばかりの新人
の一言こそ、みんなが目をつぶってきた真実かもしれません。 
(さとみ)

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● ご意見、ご感想は         ⇒このメールに返信ください
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〇 免責事項、過去の記事は   ⇒http://www.ObjectClub.jp/community/object_ml/
■ 発行:オブジェクト倶楽部 ⇒http://www.ObjectClub.jp/
■ 編集代表:平鍋  健児
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