おはようございます。
合木です。なんだかめっきり涼しくなりました。
時間がないので、簡単になると思いますが、お許しください。
On Wed, 27 Sep 2000 10:45:30 +0900
Eiji Yamane <e-yamane@....jp> wrote:
:
> ただ、まだまだ浅い知識なのですが、XPは、
> 受託システム開発。特にコードの著作権自体が、
> 顧客にいくような場面では向かないのかなという気がします。
> #もろ、僕の作業分野なんですけどね。
>
> 一番の弊害は、副産物の存在ではないかと思います。
> どうしても、納品時には、
> 「クラス図をだせ」、「シーケンス図をだせ」、
> 「詳細設計書をだせ」と
> 顧客にはせがまれますし、その事自体に(僕も含めて)
> 違和感を感じていません。
>
> どうしても、ドキュメントの修正工数を考えると、
> とても「変化ヲ抱擁セヨ」とは、言えない状況に
> あると思います。
受託開発と社内開発またはパッケージ開発等との違いとして、「形式ばったドキュ
メントをどこまで拘って作るか」という事で捉えられているという風に推測し、そ
れを前提として書かせていただきますが、(間違っていたらごめんなさい)
確かにドキュメントのメンテナンスは大変です。(;_;)
ただ、
・ 妥協しないとどうしようもないときは別として、そうでない時に
ドキュメントの修正工数が大変なので、リファクタリングをせず
によろしくない部分をもったシステムを納入するという考えを良
しとするのか?
というのが、考え方の岐路になるように感じます。
私の考えは、受託開発でもリファクタリングをするべきと考えています。
理由は、
・結局は、顧客に満足を与え喜んでもらえることになる。
(システムの作り方とその重要性と必要性をちゃんと説明をすべき)
・システムをリファクタリングをするという行為を繰り返す事によって、個々そ
してチームのスキルが上がり、長い目でみるとシステムのリファクタリングの
頻度も減ってくる。
・リファクタリングをしやすいように、ドキュメントの体系をどうするかとい
う事について考えるきっかけになり、無駄なドキュメントを作ることを止め
開発者と顧客が本当に必要とするドキュメントとは何か、またそれをどう作
るかを考えるきっかけになる。
・開発プロセス自体を作り直すきっかけになる。
です。
#先日のメールから同じことを何度もを書いていてなんだかしつこい奴と嫌われてしま
#いそうですが、自分の考えを補正するために、忌憚のないご意見やご指摘など様々な
#情報を頂きたいと思って、はずかしいながら率直に書いています。
#どうぞお許しください。
ドキュメントが大切であるならば、「変化ヲ抱擁セヨ」にしたがいそれが可能になる
ようにXPを自分達にあったように改造して使わないといけないのではないかと思いま
す。これもリファクタリングと思います。
「XPは、どんな開発にでもつかえるのかどうか」という議論のは本質ではなく、
「変化ヲ抱擁スル」ことを大切にした開発ができているかどうかが本質ではないかな
と思います。
できていないのであれば、どうすればそれができるようになるのかを考えるのが、恐
らく最初のリファクタリングではないかと思うのです。
もう一つ大切なのが、「無駄を排除し可能な限りシンプルにする」ということだと思
います。これを追求していくと、何もない状態から自分達の開発方法論を作っていか
ないといけないという考えに究極的にはなっていくんじゃないかとわたしは考えてい
ます。もちろんXPやRUPなどの良いところを参考にしながらでいいし、ベースにしても
いいと思います。
と、そんな風に考えています。
ただ、まだ手探りしている真っ最中なので、あくまでも上記のよう仮定して取り組ん
でいるということですので、ご了承ください。
また、反対意見は、とても参考になりますのでどうぞ、率直なものをお願いします。
m(__)m
> どなたか、受託のシステム開発をXPで進めてらっしゃる方は
> いらっしゃるのでしょうか?
XPを意識して開発はしていないのですが、
一人で受託開発をやっているのですが、ペアプログラミングなしのXPもどきになってし
まっています。;-p
ドキュメントについては、
ドキュメントをどこまで作るかということを顧客と話し合って、それに見合った見積も
りするようにしています。
--
Shigeru Gougi < gougi@....jp >
http://www.post.self.ne.jp/~gougi/