矢崎です。
Gunji Tsukuda wrote:
> 佃です。
>
> firo wrote:
> >
> > 矢崎です。
> >
> >
> > >
> > > マスタプランだけでは、なぜそのマスタプランが採用されたのか不
> > > 明なので、その理由を明確にするパターンを重要視している、しか
> > > しマスタプランそのものも必要である(最終形をみた方が取っ付き
> > > やすい)、と私は*勝手に*解釈しています。
> >
>
> すみません。「マスタプランも必要」の部分は、書いてあったこと
> ではなく、純粋に私の感想です。
>
> > ここは、私も今はおぼえていません。家に帰ってあらためて
> > 読んでみます。
> >
>
> ということで、本には出ていない可能性が高いです。
>
「オレゴン大学の実験」では、現在(というのはこの本が書かれた
1975年くらいのこと)認められているようなマスタープランには問題が
あるが、マスタープランそのものを完全に否定しているわけではな
いようです。例えば序でいきなり
<引用>
本書はオレゴン大学のマスタープランである。
</引用>
と書いてあるくらいですから。。。
しかし、中を少し注意して読むと、例えば37ページには以下のような
文もあって、
<引用>
コミュニティはいかなる形式の物理的マスタープランを採用しないこと。
かわりに、本書に述べられているようなプロセスを採用すること。
</引用>
マスタープランを否定しているような文にもお目にかかれます。
また、147ページには
<引用>
マスタープランを捨て去るのはよいとしても、その場合、包括的秩序
はどこからもたらされるのか、まだ明確にはなっていないのである。
(略)
そこでは(矢崎注:The Timeless Way of Buildingのこと)、各パターンが、
より規模の大きいパターンに寄与するものとなるように常に作成されて
ゆくならば、幾千もの小さな建設活動でもより大きな包括的秩序を創造
してゆくことができると説明されている。
</引用>
とありますね。[XP-jp:00865]で佃さんがご説明されていた、パターンの
粒度ですが、これが従来のマスタープランの変わりを努めるというよう
な意味でしょうか?
--
矢崎博英 firo@....jp