矢崎です。
Masaru Ishiiさん wrote:
> 大村さん,こんにちは.石井です.
>
> > この本は、デザイン・パターンの原点といわれている「パタン・ランゲージ」
> > の理論編とでもいうべき本ですが、読んでみて、これはデザパタというより
> > XPの理論なんじゃないかという気がしてきました。
>
(略)
>
> 僕も大村さんと同意見です.デザインパターンは,建築の世界のパターンとどう
> 関係があるのか正直よくわからなかったのですが,XPの on-size customer
> などを見る限り,Kent Beck が目指していたものはやはりアレグザンダーの
> パターンと同じ方向だったんだな,と思いました.
「オレゴン大学の実験」などでは、建築の(演繹的な)マスタプラン
を否定して(活き活きとした町を作るためには、そんな方法では
不可能!!というような意味だったと思います)、ボトムアップによ
る部分の積み上げにより、町が形成されていく方法が正しいのだ
というような指摘があったかと思います(今、この本手元にないの
で(自宅にあります)まちがってたらご指摘を)。私は、おお、町づくり
も小さな開発のイテレーションにより全体を形成していく方法こそ
正しい!と主張しているのだなあと解釈したのですが、どうでしょう?
いずれにしろ、Beckがもともと考えていたのか、アレグザンダーに
触発されてかは(Beckの考えの順番は)わかりませんが、XPの思
想の根底には、アレグザンダーの影響、あるいは同じ思想がある
のはまちがいないと思います。
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矢崎博英 firo@....jp