赤坂さん、上手です。
> > >
> > > XPさらに巧く改善するにはプロセスの改善が必要に・・・って事ですね。
>
> どちらもプロセス改善のインスタンスだと思うのですが、
> PSP,TSP,CMMはより普遍的な技術なのに対し、
> XPはキャッチーな流行の技術だと思います。
>
> この先、オブジェクト指向が古く時代遅れになったとき、
> 根底の思想はどちらも使えるでしょうが、
> そのインスタンスがそのまま使えるのはPSP,TSP,CMMで、
> XPは多少古くなってしまうのだと思います。
>
> 不変の技術と流行の技術の違いかな？
> 根底の改善に関する意識は多分共通なんだと思いますが・・・。
これには当然（笑い）異論があります。
まず、下記のHPで理論武装して来ました。
http://village.infoweb.ne.jp/%7Efwgf2942/maim2.htm
その上で・・
XPとCMMは切り口が違います。
CMMは「ソフトウェアの開発を“エンジニアリング”にする」ために「適切なプロ
セスを定義」します。
XPは、デマルコのピープルウェア（下記URL参照）系の、“ソフトウェア開発にお
ける人の問題”を中心テーマとした方法論です。
http://www.hannan-u.ac.jp/~tamaki/my_bookshelf/peapleware.html
XPの「４つの価値観（Value）」は、XPにおいての価値判断基準ですが、これは
Simplicity + Communication + Testing = Aggressiveness です。
http://www.xprogramming.com/Practices/PracValues.html
Aggressiveness (Fearlessness)
The result of the other three values is that we can be aggressive, or
fearless. We can change any part of the system to be better because we
know we have a solid system of tests. We can try things and if we don’
t like how they work, we throw them away and try again. We know we won’
t break the system, which gives us the confidence to move forward
rapidly.
最も単純なことをやる、情報を共有する、自動化テストの３つの価値観により、
アグレッシブ(積極果敢）、または怖れ知らず、になれる。
といっているので、非常に人間臭い方法論です。
言ってみれば、工場のプロセス合理化法を説く品質管理屋さんと、プログラマの
仕事に対するべき心得を説く牧師の違いのようなもので、同じ土俵での比較は出
来ないと思います。
もう一点は、XPは積極的にリファクタリングしますから、現在(時点!)のCMMの積
み重ねの計測方法とは相容れないと思います。
＃電気回路のハード開発の会社にいた経験から、個人的には、現在のソフト開発
手法はまだまだ幼児レベルだと思っています。今の開発プロセスを前提にして考
えたくありません。
（では）
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> 赤坂 英彦 (Hidehiko AKASAKA)
> akasaka@....jp
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