まこたんさん、上手さん、こんにちは。
赤坂です。
On Tue, 15 Aug 2000 00:05:34 +0900
makotan <makotan@....jp> wrote:
> >プロセス改善は、方法論(プロセス)の改善という抽象的な方向性を持つのに対
> >し、XPは具象的な、ばりばり効果のあるインスタンスだ、という指摘でしょうか?
>
> はい。
> ただ、ある人たちに効果があるからといってみんなに効果があるとは
> 言い切れないハズですよね。
> #XPに反対しているんじゃなくて、盲目的な賛成はしないってだけです。
>
> >ちょっと、教えていただけると幸いです。
> >#XPの自由度はかなり高いと考えています。
>
> XPさらに巧く改善するにはプロセスの改善が必要に・・・って事ですね。
PSP、TSP、CMMはそれぞれ個人、チーム、組織レベルでの「仕事のやり方の改善」
であって、オブジェクト指向でやろうがやるまいが、ウォータフォールでやろう
が繰り返し型でやろうが、関係ないんです。仕事(の要求)があったときに、それ
を個人で(、チームで、組織で)どうやっていけば、失敗する確率を減らせるかと
いうためのごくごく基礎的なことだけを扱っています。
そういう意味では、最大公約数的でもあり、必要なインフラともいえるでしょう
ね。視点としては、CMM(組織レベル)からトップダウンだと思います。
それに対して、XPではオブジェクト指向を用いて繰り返し型開発で、プラニング
ゲーム、ペアプログラミングでといった具合に、より具体的に「仕事をこなす術」
を定義しているものですよね。ネーミングからもプログラマからの視点だといえ
ますし、よりエンジニアの興味をくすぐるものですよね!?
というわけで、まこたんさんに近い(同じつもり(^^;;)意見だと思いますが、
XPやるにもPSP,TSP,CMMの素養(広い意味でのプロセス改善の知識と実践できる力)
が必要(あったほうがより良い)なのではないかと思います。
あまり例えが良くないですが、PSPはWindowsなどのOSで、XPはその上でバンバン
走るアプリケーションと考えればいいんじゃないですかね。
でも、ペアプログラミングは、結構ボルテージが上がって楽しそうです。
やってる人に聞いたら、やっぱり、「結構、疲れる」といってました。
# あぁ、ペアプログラミングしてみたい今日この頃。
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赤坂 英彦 (Hidehiko AKASAKA)
akasaka@....jp