大野です。
今年のテストシンポジウムも開催間近となり、随分と売り切れそう
なチケット種別も出て来ました。迷っている方はお早めにご購入下さい。
金曜日に日経BPのサイトのコラムで取り上げていただけるようなので、
その後、売れ切れも予想されますのでご注意ください。
JaSST東京'11
http://www.jasst.jp/archives/jasst11e.html
・開催日:「2011年1月25日(火)〜26日(水)」
・場所:「目黒雅叙園 (http://www.megurogajoen.co.jp/)」
・基調講演:「Lee Copeland氏」
(「はじめて学ぶソフトウェアのテスト技法」の著者です。)
さて、少しソフトウェアの品質関連でのお話ということで、今回はPQの
話をしましょう。
もう10年以上前にインドで社外発表されているので、おそらく、某社外で
お話してよいだろうと思いますので。。。
PQとは予備予選の略ではなく、「パタンキュー」の略です。
パタンキューとは実は日本語の擬音で、システムが小さな障害が原因になって
全ての機能が使えなくなってしまう状態:システムがパタンキューといって
しまう様子を差す某社の造語です。
デグレードが海外も含めて一般用語になったので、次はこれを一般用語にしよう
と以前野望を持って紹介したこともありました。
今、別の用語で言うと防御的プログラミングの1種ということになるかも
しれません。
実は、昔からOSを含めて多くのPQ対策が立てられています。
例えば、汎用機などではOSのローディングされる領域はアクセスキーが設定
されておりOS以外はメモリ更新ができないようになっています。
俗に言う「記憶保護例外」が発生するのはプロテクトされているOSの領域を
更新しようとしたことを示します。
一般にOSはアプリケーションよりも信頼性を高く設定されて作られています
から(某社の例外はありますが)それよりも低いアプリケーションプログラムの
暴走によってシステム全体をパタンキューとさせたくない、ということでプロ
テクトがされているわけです。
※組込みはどうですか?RTOSを保護してますか?
同様に、無効操作や無効パラメタ、操作ミスなどを起因に全体がパタンキューと
行かないために、パタンキューといった事例を集めて、その対策を立てる制度が
PQ対策、PQ制度ということになります。
むかし、私がPQの紹介で見たのは、ゾウがねずみにかじられて、パタンキューと
ずっこけている絵だったかなあ。。。
追伸:最近、ペレットストーブに少しハマっています。
エコに興味のある方は少し調べてみてくださいね。
では。
大野晋(sohno@....org)