Index: [Article Count Order] [Thread]

Date:  Mon, 2 Oct 2006 06:04:10 +0900
From:  "Takayuki Miki" <ger001199704001@....jp>
Subject:  [XP-jp:05272] Re: Kent Beck セミナーの感想
To:  <extremeprogramming-jp@....jp>
Message-Id:  <012101c6e59d$2402d770$736fa8c0@ger00220060114>
In-Reply-To:  <6.2.3.4.2.20060907110512.05829ac0@....jp>
X-Mail-Count: 05272

皆様、お疲れ様です!
『XP祭り関西2006 in ワッハ上方』参加しました!!
めっちゃ楽しかったです!!!
# 川端さんはじめ、スタッフの皆様、お疲れ様でした m(__)m

さて、それはさておき・・・

>平鍋さん
> 人は自分の速度でしか変われない。
デマルコの『デッド・ライン』にも似たようなくだりがありましたよねっ。 ;)
# 「どれだけプレッシャーを与えても、人の思考は速くならない」ってな感じのとこ

すばらしい人というのは、多くの人に感動を与えますねっ!
# モノゴトに感動できるのが人間なんだよな〜

>アジャイル王子(牛尾さん)
>  そして、もう一点の「変わったときに、いつでも頼りにされるように。」も今ま
で
> を振り返ると納得です。
   <略>
>  忘れた頃に当時蒔いていた種が花咲いてくるよ
> うな体験をしました。
   <略>
> 周りが変化するのは、自分のタイミングではなくて、周りのタイミング
> なんですね。
ですねー。
「大人にならなきゃ」ですねー。

で、‘大人なヒト’とゆーのは‘(何人もの)子供を育てたことがあるヒト’なのか
もしれませんねー。
# 子供の成長はその本人のタイミングですから・・・

でも、ほんっと その当時(教えてる時点)は‘がまんならん自分’がいますよね。
# ↑よーするに、自分も子供だ、と

>高森さん
>      「XPが日本で言う請負契約ではなく委託(支援)型に向いてい
>        るとすると人月単価が縛られる世界で利益を出すにはどうする
>        のか?」
>
>   と質問をして
>
>      「チームの力(価値)を向上させ、それを顧客に認めてもらこと」
>
>   と教えていただきました。
>
>   その後、チームの力をどのように顧客に認めていただくかは、自分
>   なりの答えとして、”早期に顧客の信頼を得ることが重要”と考え
>   りようになりました。
昨今のビジネス スピードから言うと良い方向なんですけど、速さだけが求められて
しまう
最近の風潮に杞憂なんかがあったりします。。。
# 「(社長の)任期だけうまく行けばよい」という戦略が横行していくように思え
て。。。

>   XPの取組みを顧客が受け入れても、実際に始めてみて、イテレーショ
>   ン内に入れるストーリーの合意形成など計画ゲーム局面で、顧客とぶつ
>   かる場面で、信頼を形成する、ということが如何に重要であるか、と感
>   じています。
なるほど、です。

かなりネガティブな発想になるのですけど、
   「(その)合意形成は恣意的なものじゃないと言い切れるだろうか・・・?」
ということはありません?
実は、こういったあたりを(XP祭りで)お聞きしたかったのですが、どーなんでしょ
うねぇ・・・。
# たとえ合意のプロセスが「説得」ではなく「納得」であっても

>   について、「正直ではないことはダメ」とわかっていても、「長期的に
>   割に合う」のかは実感できていませんでした。今回、このように言いきっ
>   ていただくと勇気が湧いてきました。常に誠実でありたいと思います。
ですねっ!
・・・とか言いつつ、私も努力します。

>串田さん
> 「あ、今考えていることを、ケントさんが後押ししてくれてる感じ。」と
> 思えて、とても心地よかったです。(おぉ、これが「勇気」ってやつか!)
おぉ、あるほどっ。

> 大学の卒論指導をしていただいた先生の、今でも心に留めている言葉があります。
> 「プロは言い訳をしない」
心が・・・痛いです・・・。 (;_;)

> 「誠実さ」とは、「言い訳」という嘘やら隠し事やら、様々なある種の「悪意」
を、
> 自分のプロとしての誇りにかけて自分の中から排除すること。これがわたしの解釈
です。
プレッシャーのある世界だと、本当に難しいことですよね。

> 自分が信頼されるためには、忍耐強く相手を信頼し続けることが大事だと思いま
す。
とても大切なことですよね。>相手を信頼し続けること
いや・・・できていませんけど・・・。(修行中)

>あまのりょーさん
> 出来ない事をできると言ったり、その逆であることはエネルギーの要る事
> であり、メンテナンスコストがかかる。
「よく見てもらいたい」という欲求や、「嫌われたくない」という思いから、つい、
ウソをついて
しまうんですよねー、、、

> 自分の出来る事・出来ない事に対して誠実であるように、いう事で、
> 平鍋さんが書かれていたような正直さの話ですね。
   <略>
> 他にも「誠実さ」と「フィードバック」の関係について語っていた文脈なんかが
> 印象に残っています。
問題点の報告がトップに届かなくなったら、そのプロジェクトは衰退しますもの、
ね。
# およそ巨大なオーラを発している(上の)人ほど問題点が耳に入りにくくなるもの
です

あと、『ルールが増える』というのも衰退の兆しだったり・・・。

ほんと、“誠実”にいきましょうっ!(お互いのために、ね ;))

>zain です。
> 中国・東南アジアの方々と仕事をするときも「いきなり」はできないよう
> で、最初のうちは失敗を積み重ね、フィードバック時に状況改善のために
> どうしたらよいかと言うことを相談して徐々に方向を変えていくというの
> を日々経験しています。
>
> ただ、社内に関しては風土というものがあるので10年以上も同じ会社にいる
> からできることかなという気もします。
文化や風土は「問題ではない」かな?と。
問題は「共通価値観がないから」かな?と。

> 私はあまり自分をアピールしたり物事をうまく伝えることが得意ではない
> ので、そのあたりの技術がもっとあれば違っていたのかもしれません。
で、ファシリテーターがいる、と。

> たぶん、このMLにいるかたは何かしら変わろうとしている人が多いので
> 違和感無いのかもしれませんが、違う環境に入って間もない人や自己評
> 価が苦手な人はこのあたりのさじ加減はわからないのではないかなと。
>
> その辺のフォローアップが大事で危うい方向へ向かっている時にうまく
> 修正してあげられれば無駄なエネルギーを使わずにすむようにしていきた
> いなと思いました。
まさに、ケント・ベックの『車の運転』メタファーですねっ。(笑)
# ナビゲータはコーチングな人かな?

>小井土さん
> 私が一番感じたのは
> Kent Beckによって
>  「なぜXPなのか、なぜXPだったのか、XPによって何がおきたのか」という
> XPについてのAccountability(説明責任)を実践してもらったセミナーでした。
>
> Whyについて説明することの重要性を感じました。
ですよね。
"because"が言えないのは“思いつき”ですから。

にしても、「アカウンタビリティ」があるあたり、欧米らしい感じがしますねっ。
X)
# そもそも『社会的責任』とか、「社会人が持ってなきゃいかんだろっ?」的な問題
が多い
# ですよね、最近、、、

・・・・・・・

自分は“ゆったり・のんびり”を目指している人なので最近の(変化の)スピードに
は ついて
いけないのですが、このMLに参加している人たちのようにすばらしい方々が(変化
に)対応
している現実があるので安心ですっ。

勇気を持って、どんどん誠実にいけるよう努力していければ、と、思います。

とりとめもない長文で失礼しました。 m(__)m


三木