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Date:  Thu, 07 Sep 2006 16:23:14 +0900
From:  Masanobu Takamori <takamori@....jp>
Subject:  [XP-jp:05263] Re: Kent Beck  セミナーの感想
To:  extremeprogramming-jp@....jp
Message-Id:  <44FFC8E2398.1A8FTAKAMORI@....3>
In-Reply-To:  <20060907133610ushio-txa@....com>
References:  <6.2.3.4.2.20060907110512.05829ac0@....jp> <20060907133610ushio-txa@....com>
X-Mail-Count: 05263

大阪の高森です。

  平鍋さん、牛尾さん、刺激あるメッセージをありがとうございます。

  私も参加できなかったのですが、牛尾さんとともに関西でXPなど
  の普及活動をしていて牛尾さん同様の感想を持ちました。

  また、2002年にXPJUG関西のKent Beck & Alistair Cockburn セミナ
  で Kent Beckさんと直接お話したときのことを思い出しました。

     「XPが日本で言う請負契約ではなく委託(支援)型に向いてい
       るとすると人月単価が縛られる世界で利益を出すにはどうする
       のか?」

  と質問をして

     「チームの力(価値)を向上させ、それを顧客に認めてもらこと」

  と教えていただきました。

  その後、チームの力をどのように顧客に認めていただくかは、自分
  なりの答えとして、”早期に顧客の信頼を得ることが重要”と考え
  りようになりました。
  
  昨年は、その取組みとしてファシリテーションによる合意形成の適用
  なんかを検討していました。信頼を形成するためのプロセスです。

  XPの取組みを顧客が受け入れても、実際に始めてみて、イテレーショ
  ン内に入れるストーリーの合意形成など計画ゲーム局面で、顧客とぶつ
  かる場面で、信頼を形成する、ということが如何に重要であるか、と感
  じています。

  今回の、

> >誠実であること。(正直さは長期的に割に合う!)

  について、「正直ではないことはダメ」とわかっていても、「長期的に
  割に合う」のかは実感できていませんでした。今回、このように言いきっ
  ていただくと勇気が湧いてきました。常に誠実でありたいと思います。

ありがとうございました。