Index: [Article Count Order] [Thread]

Date:  Mon, 05 Jun 2006 08:12:42 +0900
From:  川端 光義 <kawabata@....jp>
Subject:  [XP-jp:05246] SEA Forum in OSAKA on AOPのご案内
To:  extremeprogramming-jp@....jp, kansai@....jp
Message-Id:  <20060605080713.D6B6.KAWABATA@....jp>
X-Mail-Count: 05246

川端です。

SEA関西の小林さんから、SEA Forumのご案内です。


-------------------------------------------------------------------------
                        SEA Forum in Osaka

                アスペクト指向技術は実用に使えるか

                主催: ソフトウェア技術者協会(SEA) 
                        http://www.sea.jp/
-------------------------------------------------------------------------

  アスペクト指向プログラミング(AOP)が提唱されて約10年が経ちました.
  とくにこの数年,その注目度がにわかに高まっています.アスペクトとは,
  1つの関心事に対応するソフトウェア構成単位です.従来のシステムは,た
  とえば手続きあるいはオブジェクトという単位をモジュールとして構成され
 てきましたが,セキュリティ,性能,実行時データ分析などの関心事は,そ
 れらのモジュールを横断して存在します.それらの記述をモジュールごとに
 分散させていたのでは,可読性,保守性,再利用性がきわめて悪くなります.
 そこでそのような横断的関心事をアスペクトとして独立に記述し,それらと
 元のシステムを合成することにより,高い生産性と信頼性をもったソフトウ
 ェア開発を行う,というのがアスペクト指向ソフトウェア開発の基本的な考
 え方です.

  AOPが普及してきた要因の一つに,AspectJというJavaベースの言語とその
 処理系が公開され,広く使われるようになったことを挙げることができます.
 さらにアスペクト技術はプログラミングレベルだけでなく,分析・設計時の
 モデルとして用いられるようになってきました.

  このフォーラムではAOP研究の第一人者の一人である増原英彦さん(東京
 大学)に,まずAOPの全体的な見取り図を話していただきます.増原さんは
 この3月にボンで開かれたアスペクト指向ソフトウェア開発の旗艦国際会議
 AOSD 2006のプログラム委員長を勤められ,またAOPに関して日本語で読める
 優れたチュートリアルを書かれています(「コンピュータソフトウェア」誌
 2006年4月号).

  また,実践の場で先駆的にAOPを取り入れた仕事をされている山根英次さん
 に,その経験に基づいた応用の可能性についてお話いただきます.

  SEAでは,5月17日に同じ内容のフォーラムが東京(JJK会館)で開催しまし
 たが,申し込みが定員を大幅に上回ったため,多数の方々に入場をお断りする
 結果になってしまいました.今回も同じように満員札止めになることが予想さ
 れますので,参加ご希望の方はなるべく早めにお申し込みください. 


      *****************   開 催 要 領   *****************

1.日時:6月17日(土) 13:30〜17:00

2.プログラム 
 
   13:00 - 13:30 受付

   13:30 - 14:30  講演:“AOP入門”  増原英彦(東京大学)

         AOPは, Java の拡張である AspectJ 言語や、AspectWerkz, JBoss
     AOP, Spring AOP のようなフレームワークによって容易に利用できる
     ようになり、大きな注目を集めています。本講演では、AOPがどのよ
     うなものであり、どのようなメリットがあるのかを AspectJ 言語を
     中心に解説します。

    14:30 - 15:30  講演:”あなたの知らないAOP”
                                山根英次(スーパーグラフィックス)

         近年、AOPという言葉は特に目新しくなくなってきた感はありますが、
     その適用範囲はまだ局所的でAOPの魅力を十分に表現しきれていない
     のではないでしょうか? 本講演では、ある意味邪道(?)ともいえ
     るような AOP の適用方法を AspectJ を用いた実装例を踏まえて解説
     します。 
       
   15:30 - 16:00   Coffee Break

   16:00 - 17:00 討論:アスペクト指向技術の役立ち方

         コーディネータ: 玉井哲雄 (東京大学,SEA 常任幹事)
     パネリスト:     上記講師のお2人+小林修 (SRA, SEA 幹事)

3.会場: 大阪市浪速区難波中2-10-70 
      なんばパークスタワー  20F 会議室

      当日連絡先
       TEL:06-6647-9437(品質保証部 十九川さま宛)

      なんばパークス:
       http://www.nambaparks.com/access/main.html
      (株)日立システムアンドサービス関西支社様
       http://www.hitachi-system.co.jp/j_profile/map_kansai.html

 ※(株)日立システムアンドサービス様ご好意により会議室をお借りいたしま
   した。心より御礼申しあげます。
 ※くれぐれもフロアのお間違えなきようご注意ください。
  20Fエレベータホールから会議室へは別途ご案内いたします。


4.定員: 50名 (申込み順,定員になり次第,受付を締め切ります)

5.参加費: SEA 正会員    2,000円
       SEA 賛助会員  3,000円
       一般          4,000円

6.申込み方法:

 以下のペ‐ジからお申し込みの受付を行っております。

  http://www-ise4.ist.osaka-u.ac.jp/K-SPIN/application.html

  ### 06/15(木)までにお申し込みください ###

 ご注意)
 ・受付は先着順で,定員になり次第〆切とさせていただきます.
  申込受付後のキャンセルは原則としてお断りします.
 ・メール,FAXなどWebページ以外からの申し込みは受け付けて
  おりません.
 ・お申し込みの受付け後,確認メールが自動的に返送されます.
  確認メールを印刷し,当日受付時に持参ください.
 ・申し込み手続きについて不明点などございましたら,下記まで
  ご連絡ください.
  seakansai-office2006@....jp
 ・参加費は当日会場受付にて現金でお支払いください
  領収書が必要な方は,申し込み時に「領収書要」にチェック
  してください.


-------
世話人:(株)SRA関西事業部 小林 修


-- 
川端 光義 <kawabata@....jp>