Imabeppu です。
本日、平鍋さんの講演に参加したものです。大分は楽しむことができま
したか? 温泉やおいしい蕎麦屋でもお教えすればよかったですね。
非常に興味深い内容でした。前日あまり寝ていない状態だったのですが、
まったく眠たくなることもなかったです。1時間の講演で、途中までは3
時間モードで話しておられたとのことでしたが、そのまま3時間聞きた
かったです。
さてさて、平鍋さんの講演内容に反することかもしれませんが、こんな
経験がありました。ディスカッションでは発言できませんでしたので、
こちらで。Excel でもうまくいった事例です。
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以前、スケジュール的には非常に厳しいプロジェクトがありました。
私は XP やカンバン方式などに興味がありましたので、導入を試みたの
ですが、以下のような状況もあって、あまりうまくいきませんでした。
・協力会社が複数分散していた
・メンバが出張で東京に行ったり来たり
・後半メンバが集まったが、顧客先での作業だったので壁を自由に使え
なかった
途中で専用の部屋1箇所に集まった時期があって、明確なカンバン方式
はやってませんが、そのときだけは壁に紙(クラス図とか作業予定とか)
を張り出したりしていました。
それも過ぎて顧客先に集まったとき、Excel で懸案を管理していました。
作業予定日を入れて、いつまでにやらなければならないことが分かるも
のです。
実質、この Excel がカンバンと同じような働きをして、非常にうまく
いきました。メンバ全員が頻繁にこのファイルを確認し、作業をこなし
ていきました。誰がどの作業をしているのかも分かる状態でしたし、作
業が終わったメンバは割り振っていない作業から自分でできそうなもの
を見つけて進めていきました。
朝会もやらない、休憩時間も作らない、1週間ごとの会議などもほとん
どやらなかったように思います。でも、飲み会は多かったです。
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これはまれな例なのかもしれません。なぜうまくいったかを考えると、
やはりコミュニケーション、モチベーションだと思います。カンバンな
どの道具はありませんでしたが、楽しい雰囲気作りをするメンバがいま
した。掲示板やメーリングリストには冗談が飛び交っていました。一時
期1箇所に集まったときは、毎日紙飛行機大会をやっていました。こん
な中で、「問題 vs 私たち」の構図ができあがったのだと思います。
今日の質疑で「難しい作業項目が売れ残るのではないか」という話があ
りましたが、そういうことはなかったです。「問題 vs 私たち」の構図
ができていれば、そういう心配はいらないようです。
こういう盛り上げる人がいれば、カンバンなどがなくてもうまくいきま
す。でも、そういう人がいなくてもうまくいくために、あるいはそうい
う人がいて もっとうまくいくためには、カンバンなどの道具が効果的
なのだろうと思いました。「問題 vs 私たち」の構図を作る道具ですね。
実際、この懸案管理表を他のプロジェクトで使っても、誰も見てくれな
い場合もありました。雰囲気次第ですね。
長々と書いた割にはたいした結論がありませんが、こんなことを考えな
がら聞いていました。
またお話が伺えたらうれしいです。
以上です。
# ホーバー、私も酔います……。
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