ホソカワさん、上手です。
ちょっとコメントさせて下さい。
On Sat, 1 Jul 2000 18:03:24 +0900
Kaoru Hosokawa <khosokawa@....com> wrote:
> ホソカワです。
>
> 最終章の解説です。
>
> [コメント:「何が起きても、身軽に方向転換できる。」これが、XPなんですね!]
>
> Chapter 27 Conclusion
> =====================
>
最終章なので、ちょっと格好をつけませんか(笑い)。前書き部の訳を追加しま
せんか。こんな感じで。
全ての方法論は恐怖にその基礎を置く。習慣を作り上げることで恐怖が実現化す
ることを防ごうとするのだ。この観点からはXPも他の方法論となんら異なる事は
ない。違うのは、XPにどういう恐怖が埋め込まれているかだ。XPは私の子供だか
ら、XPは私の恐怖を反映する。
私の怖れるものは:
> 開発には伴う不安があります。
>
> ・意味のない仕事をこなすこと
> ・進捗が悪かったのでプロジェクトがキャンセルされること
技術進歩についていけなくて
> ・誤ったビジネスの判断を行うこと
> ・ビジネスの人が開発者のかわりに誤った技術的な判断を下すこと
> ・システム構築キャリアの終盤を向え、子供達と過ごす時間を増やすべきだったと認
> 識すること
> ・誇りに思えない仕事をしていること
>
> XPには、不安にならないものがあります。
これは、やまの さんへのリプライに書いた通り、レトリック(修辞)だと思い
ますので、以下の感じでどうでしょう。
XPは私が怖れない(自信がある)ものも反映する:
>
> ・コーディング
> ・考え方をかえること
> ・将来がわからずに進むこと
every を重視して、将来のことが全てわからなくても、としたらどうでしょう。
全部予想できないと進めない慎重主義者ではないと言っているのでは?
> ・他人に頼ること
他人を信頼すること。
> ・稼働中のシステムの分析 [analysis が何をさしているかわかりません。]と設計を
> 変更すること
動いているシステムでも、分析や設計から変更すること
> ・テストを書くこと
>
> これらを不安と思わなくなるためには、努力しなくてはなりませんでした。自然にそ
> うなるものではありませんでした。特にまわりから、これらがまさに不安材料であり、
> 避けて通るべきものと言われたので。
>
> Expectation (期待)
> ------------------
>
> 弟子に練習刀を渡した先生は、「私はあなたをいつでもたたきます。それをブロック
> するのです。」といいました。弟子は、いつもたたかれてしまい、あざだらけになり
> ました。角を曲がる時も、小さいな音でさえ、集中し、ノイローゼになってしまい、
> とうとう、止めることを決意しました。「もう、これ以上耐えられません。家に帰り
> ます。」その瞬間、なぜかわかりませんが、弟子は先生の一撃をブロックすることが
> できました。「これで、修行を始めることができる。」
>
> ありとあらゆることを予想して計画をすると、まったく想定していなかったことに対
> しては非常に弱い。
>
> 違う方法があります。それは、変化に対してまったく準備をしないことです。逆に、
> どんな変化が起っても対処することができるようになります。何も期待していないの
> ですから、何が起きてもびっくりしません。
>
#無刀流の極意ですかね!
(では)
> --
> Kaoru Hosokawa
> khosokawa@....com
>
>
>