佃さん、上手です。
On Thu, 8 Jun 2000 09:40:59 +0900
Gunji Tsukuda <tsukuda@....jp> wrote:
>
> 佃です。
>
> Yutaka Kamite wrote:
> >
> > 上手です。
> >
> > McConnell の三部作も段々表現がきつくなります。(P284)
>
> 第2部は全体を流し読みし、第1部は最初の方をちょっと読んでい
> たので、この部分について、さっそく読んでみました。
> 上手さん、情報ありがとうございます。
>
> 私は、否定的に捉えているとは読めませんでした。
> どちらかというと肯定的に感じたのですが。
すみません。自分の好みが”透けて”出てしまいました。
ハンガリアン記法(とMS)がどうにも嫌いなんです。
昔「めだかの学校」というMLで、teikade の佐藤さんなんかに Smalltalk流の
オブジェクト指向の考え方、命名法を教わったりしたせいです。
予断を与えたとしたら申し訳ないので、正確に紹介します。
>
> >
> > Code Complete
> > まあ、個人向けにはいいんじゃない。
> > #ここでも very rubber-meets-road この意味教えて下さい
>
> ソフトウェア開発には本当によい材料だ。個人の技術アップに役立
> つ。
>
ソフトウェアをつくるには実に良い参考書だ。個人のcraftsmanship(#プログラ
マとしての仕事のやり方の習慣、の感じ)をつくるのに良い材料だ。極めて実践
的だ。
> ファウラーは「リファクタリング」の参考文献の紹介で
> 「プログラミングスタイルとソフトウェア製作に関する最高のガイ
> ドです」と言ってます。
>
私は ISO9001で給料を貰ってますのでプロジェクト管理手法の調査が本業です。
日立の保田さんの本とか、 Humphrey の「ソフトウェアプロジェクト成熟度の改善」
とか熟読しました。しかしこの本は読んだだけで買いませんでした。うまく説明で
きないんですけど、魅力がないんですね。深みがないというか、借り物臭いというか、
MS寄りすぎるとか・・。もちろん、ハンガリアンもありますが。
でも会社のお金なら無条件に買います。新人にも読むようにすすめてます。
”Rapid Development"は本屋で見て「何、これ」と言う感じで終わりでした。
> >
> > Software Project Survival Guide
> > けどね
>
> 我々が考えている状況よりも過酷であれば、よいアドバイスであ
> る。
>
”Gold Rush"の考え方の萌芽があるのがわかる。我々が必要と思うより厳密だけ
ど、まだいいアドバイスもある。敵を知らなくっちゃ。
> >
> > After the Gold Rush
> > 我々とは方向が違うね。
>
> 我々と方向は違うけど、この本は読んでおきなさい。
>
McConnelは将来ソフトウェア開発には(ソフトウェア技術者の)ライセンスが導
入されると信じている。我々の関心は品質とプラクティスにある。単純性と良い
内部プラクティスについてより多く知って、我々のアプローチは(この考えとは)
かなり違う。しかし、この本は読め。
この本は今手許にあります。
#といって、真剣に読みふけってしまいました・・
The Purpose of This Book
この本は、現在のプログラマの職業occupation(の内容)と、未来のソフトウェ
アエンジニアリングの(プロとしての)職業professionを述べている。
Software Gold Rushes
MS,Apple,Visicalc
Post-Gold Rush Development
Gold Rushスタイルの開発は例えば:
MacのMS Word は153,000行で2人が開発した。
でもPost-Gold Rushはそうはいかない。
#大規模組織が、(少数のハッカーでなく)沢山の、標準化された技術を修得し
た技術者を集めて行う
Licensing
多くの職業で資格制度が導入され、資格が必須になっている。
Bootstrap Licensing
Texas Board of Professional Engineers の PEライセンス案(以下の一つ)
・経験16年
・経験12年、学士資格
・経験6年と博士
CMMをベースにソフトウェア開発を”標準化、工業化”しよう。そのために必要な
人材はこうなる、ということを書いた本だと思います。
確かに必読です。
#でも、やっぱり、ちょっと違うんじゃないかな@プログラマとして、という気
がする。楽しそうじゃない!
(では)
> **
>
> 参考文献のコメントはおもしろいですね。
> 他も早速読んでみます。
>
> --
> Gunji Tsukuda (tsukuda@....jp)
> Systems Development Laboratory, Hitachi, Ltd.
>