こんにちは。
上手さんが進められている「ソフトウエアテスト293の鉄則」は
私も良本だと思っています。
うちの会社の読書会でちょうど今皆で読み込んでいます。
テスト担当者だけでなく、開発者や営業・企画系まで
幅広く読んでいい本だと思います。
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> 今日は、上手@DTSです。
>
> 「ソフトウェアテスト293の鉄則」(日経BP)を一年ほど前に買い、ぱらぱらとめ
> くって「テストのプロのための本だな」と判断してそのままにしていました。
> 今回、必要に迫られて読み始めたところ、余りの面白さに、完璧精読をしてしま
> いました。すばらしい内容で、アジャイルなプロジェクトの開発者にも大いに役
> 立つと思いますので、エッセンスだけ紹介します。
>
> 序文は、「熊とワルツ」のリスターさんです。
> --同僚たちと一緒に読む本を探しているなら、本書がぴったりだ。ダンボールで
> 買ってきてテストの担当者とその管理者たち全員に配ろう。--
>
> 何がすばらしいかというと、私が従来テストに抱いていた、重い、形式的、単純
> な繰り返し、非効率、といったイメージが、この本を読んで完全に消えてしまっ
> たことです。
> 何だ、テストのやり方って、状況に合わせて自由に変えていいのか。結構面白そ
> うだな。と思った位です。
>
> リスターさんも言っていますが、
> --著者らは、ここで披露したテスト手法のアプローチを「状況に応じた(コンテ
> キスト)駆動」アプローチと呼んでいる。--
> 非常に柔軟にテストの内容を組替えていきます。
> また、とても人間味にとんだ、暖かい本でもあります。
>
> 一番面白かったのは、11章 テスト戦略の立案、です。
>
> 鉄則274 三つの質問を携えてテスト戦略を立案せよ
> ・本当に必要か?
> ・誰のためか?
> ・どこまでか?
> 鉄則276 テストの進め方の指針をまとめたのがテスト計画である
> (・でも、必ずしもドキュメント化する必要はない)
> 鉄則278 テスト計画は、戦略、段取り、成果物の三位一体とこころえよ
> 鉄則280 テストケースの(実施済)項目数からは何もわからない
> 鉄則282 テストの質は戦略に左右されると肝に銘じよ
> 鉄則287 製品の成熟度の応じてテストせよ
> ・序盤はやさしく扱う
> ・中盤は積極的にテストする
> ・終盤は手を尽くす
> ・最後は細かくテストする
> 鉄則288 テストをレベルに分けて作戦をたてろ
> ・レベル0「スモークテスト」
> ・レベル1「基本機能テスト」
> ・レベル2「機能テスト」
> ・レベル3「組み合わせテスト」
> 鉄則289 グレーボックステストを実施せよ
>
> 付録 コンテキスト駆動型テスト計画
>
> こんな感じです。
>
> 他もみんな面白いですが、特に下の章は参考になりました。
>
> 5章 テストの自動化
> 6章 テストドキュメント
> 8章 テストプロジェクトのマネジメント
> 9章 テストグループのマネジメント
> ・部下を一人の経営者として扱え
> ・部下を一人の経営者として評価せよ
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> 上手裕 y-kamite@....jp y-kamite@....jp
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