川端です.
SEA関西の小林さんから以下の案内が来ましたので転送します.
XPは暗黙知による伝達を重視している点,
三宅先生のご講演はいろいろなヒントが聞けそうです.
特にペアプログラミングの効果について,具体的な根拠が
聞けるかもしれません.
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SRA 小林です。
2月のプロセス分科会の予定が決まりましたので、ご案内します。
今回は、数えて見ると、関西での定例会として、ちょうど10回目に
あたります。
今回はその第10回記念として、SEI のテクニカルスタッフで
SEI Appraisal Program の Quality Manager である William Hayes 氏
による、成熟した組織における計測や分析のプラクティスの紹介と、
認知科学者としてご活躍の三宅なほみ先生(中京大学)による、
協調による問題解決に関する2件の講演をお願いしました。
お誘いあわせの上、奮ってご参加ください。
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SEA関西プロセス分科会 第10回記念フォーラム ご案内
テーマと講師 (敬称略):
1.「Measurement and analysis practices of high maturity
organizations」
William Hayes
(Quality Manager, SEI Appraisal Program,
Carnegie Mellon University)
(通訳あり)
2.「協調による問題解決 〜認知科学の視点から〜」
三宅なほみ(中京大学 情報科学部 認知科学科)
主催 :ソフトウェア技術者協会 関西支部 プロセス分科会
http://www-ise4.ist.osaka-u.ac.jp/K-SPIN/
システム制御情報学会 MUIS研究会
http://www.media.osaka-cu.ac.jp/MUIS/
日時 :2004年 2月20日(金) 13:30〜17:30
会場 :大阪市立大学文化交流センター
〒530-0001 大阪市北区梅田1-2-2-600
大阪駅前第2ビル6階 ホール
Tel 06-6344-5425 / Fax 06-6344-5524
http://www.ado.osaka-cu.ac.jp/BUNKO/
周辺略地図
http://www.media.osaka-cu.ac.jp/Toshi/yoteiti.html
内容 :
1.「Measurement and analysis practices of high maturity
organizations」
活動を計画し管理するためのいろいるな計測システムを使うことは、私た
ちにとって何かをなすときに自然に行っていることです。例えば、時計
を見るたびにそれを行っています。
日々の生活の中で使っている計測にはさまざまな方法がありますが、しかし
ながら、私たちの仕事を管理し予測するために計測を使うことは大変難しい
と思われます。
本講演では、成熟レベル4あるいは5の成熟した組織に於いて上手に使用され
活用された計測や分析のプラクティスがどのようなものかを紹介します。
さらに、日々の生活とのアナロジーやソフトウェアデータの実例を使い、
そのような成功への挑戦は、技術的な挑戦よりもむしろ人的な挑戦‐つまり
コミュニケーションと共有理解の必要性に焦点をあてる必要があるという
ことをお話します。
2.「協調による問題解決 〜認知科学の視点から〜」
人は1人で問題を解いているのではありません。まして頭の中だけで
問題を解いているのでもありません。人の日常的な問題解決を見ると、
多くの場合外界に軌跡を残しながら問題を解きます。その中途結果を
見て、他人は別の視点を提供します。協調的な問題解決の場は、複数の
人が参加することでさまざまな視点が吟味の対象になります。
それらを統合的に説明できる視点を見つけた時、人はその場を理解した
と感じます。
小さな問題を例に、複数の人が互いに視点を提供しあう協調的な問題
解決の過程を紹介したいと思います。そこから、外界と他人など外的な
リソースを利用して、人が賢く振舞うための環境の設計図を作りたいと
思っています。
今回、私たちにとっては扱いなれてきた問題に対して、また新たな視点を
ソフトウェア開発者の立場から提供していただけることを期待しています。
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講師紹介:
Will Hayes
Will Hayes is a Senior Member of the Technical Staff at the SEI,
where he has worked for 13 years. Will serves as the Quality Manager
of the SEI Appraisal Program. He has been a principal contributor
to the development and deployment of three of the SEI’s process
appraisal methods: CMM-Based Assessment for Internal Process Improvement
(CBA IPI), Interim Profile, and the Standard CMMI Appraisal Method for
Process Improvement (SCAMPI). Will is currently working as one of the
technical leaders in the development and field trial of the new appraisal
methods SCAMPI B and SCAMPI C.
三宅なほみ
1949年 東京都出身
1972年 お茶の水女子大学文教育学部卒業
1982年 カリフォルニア大学サンディエゴ校心理学科博士課程修了
1984年 青山学院女子短期大学助教授
1991年 中京大学情報科学部教授
Cognitive Science Society,AAAI,
American Education Research Association, 日本認知科学会,
日本心理学会, 日本教育心理学会, 日本教育工学会会員
認知科学、認知心理学をベースに人の理解や学習のメカニズムとそれを
支援する方法や環境作りといった、人の賢さに関わる研究に従事。
著書に「認知科学選書 理解とは何か」(共著),
「認知心理学講座 学習と発達」(共著),
「インターネットの子どもたち」,「学習科学とテクノロジ」など。
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参加費用:
SEA正会員:2,000円,SEA賛助会員:2,000円,
学生:500円,一般:4,000円
定員 :110名
申込方法:
以下のペ‐ジからお申し込みの受付を行っております。
http://www-ise4.ist.osaka-u.ac.jp/K-SPIN/application.html
### 2/18(水)までにお申し込みください ###
ご注意)
・受付は先着順で,定員になり次第〆切とさせていただきます.
申込受付後のキャンセルは原則としてお断りします.
・メール,FAXなどWebページ以外からの申し込みは受け付けて
おりません.
・お申し込みの受付け後,確認メールが自動的に返送されます.
確認メールを印刷し,当日受付時に持参ください.
・申し込み手続きについて不明点などございましたら,下記まで
ご連絡ください.
seakansai-office@....jp
・参加費は当日会場受付にて現金でお支払いください
領収書が必要な方は,申し込み時に「領収書要」にチェック
してください.
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世話人:(株)SRA関西支社 小林 修
オムロン(株) 高木 徳生
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(株)SRA関西支社システムサービス部
小林修
Tel: 06-6536-2331
E-Mail: o-kobaya@....jp
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