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Date:  Tue, 06 Jan 2004 23:57:58 +0900
From:  Narushima Hironori <hironori@....com>
Subject:  [XP-jp:04812] Re: エクストリーム・トレーニング
To:  extremeprogramming-jp@....jp
Message-Id:  <200401061448.i06EmoB10969@....jp>
In-Reply-To:  <20040106200418.7312.TERADA@....jp>
References:  <20040105220849.62C7.TERADA@....jp>	<200401060349.i063n4B07198@....jp>	<20040106200418.7312.TERADA@....jp>
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Narushima Hironori と申します。

>
>入門書のコードは,言語の文法やAPIの使い方のサンプルコードですよね.
>ですからサンプルコードを反復してコーディングしても美しいコーディングが出
>来るようにはなりません.(文法やAPIは覚えるでしょうけど.)
>根本的に目的が違うんです.
>

なるほど。ようやくしっくりきました。

すると、オブジェクト指向とトレーニングの関係は、ソフトウェア教育にパラ
ダイムシフトと言えるくらい大きな変化を要求するかもしれないってあたりも
分かってきました。

(寺田さんのアイデアの凄さがようやく分かった!)


例えば、動けばよいというだけの単純極まりない入門書より、オブジェクト指
向を適切に使うための入門書は数倍難しいですよね。

これは数学の試験と国語の試験とどちらを作るのが難しいかっていうのと似て
いて、実力を問う側にかなりの創造力を要求すると思います。

人間から見て分かりやすいか、結合度が低くなるかどうかがOOを使うポイン
トだと思うんですけど、人間の感性を説明するっていうのは、テキストにする
のも、試験にする難しい。とはいえ、そろそろソフトウェア技術に関するパラ
ダイムが煮詰まってきた今なら、その難しいことも可能なんじゃないかってあ
たり、ですね。そういうことやりだす人が出てきてもいいと思います。

-- 
Narushima Hironori mailto:hironori@....com
http://hironori.narucy.com