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Date:  Fri, 04 Jul 2003 21:05:38 +0900
From:  washi@....jp
Subject:  [XP-jp:04513] Re: From Salt Lake
Sender:  "H. Washizaki" <washi@....jp>
To:  extremeprogramming-jp@....jp
Message-Id:  <20030704210538I.washi@mutuko>
In-Reply-To:  <20030630112620k-hamai@....jp>
References:  <20030628152641D.washi@mutuko>	<20030630112620k-hamai@....jp>
X-Mail-Count: 04513

濱井さん

 鷲崎です。

From: HAMAI Kyoichi <k-hamai@....com>
Subject: [XP-jp:04508] Re: From Salt Lake

> postmortemというのは、ソフトウェアの世界では特殊な言葉ではないです。
> 昔よく使われた言葉です。エラー解析のため異常終了時にメモリイメージを
> 出力することを指す"postmortem dump"という用語があります。
> ある程度大きな用語辞典なら載っているはずです。

"Postmortem" という言葉単独よりも、"postmortem dump" や
"postmortem dubugging" のようなエラー終了後の分析作業を
修飾する言葉としての使用頻度が高かったのですね。#core の調査など

"postmortem dump" について、JIS では以下のような説明がありました。
http://www.jisc.go.jp/app/pager?id=57517

> JIS X 0007 07.07.08 事後分析ダンプ(postmortem dump): 
> プログラムの実行の異常終了時に生成されるダンプ

余談ですが、postcondition などと同様に、"postmortem" の対語として 
"premortem" や "antemortem" があるようです。

PortlandPatternRepository では "premortem" の説明として
「プロジェクトの実行中に、プロジェクトが失敗することを想像して、
リスクやプロジェクトにとって致命的な事柄を明らかにする」
といったことが記述されていました。
http://c2.com/cgi/wiki?PreMortem

私はよく知らないのですが、どうすれば失敗するのかを考える試みは、
リスク管理などの世界では良く知られる技法なのでしょうか。
#リスクを先読みする行為そのもののような気もしますが

--
Hironori Washizaki (washi@....jp)
Research Associate, http://www.washizaki.net/
Dept. of Computer Science, Waseda University
3-4-1 Ohkubo, Shinjuku-ku, Tokyo, 169-8555 JAPAN
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