濱井さん
鷲崎です。
From: HAMAI Kyoichi <k-hamai@....com>
Subject: [XP-jp:04508] Re: From Salt Lake
> postmortemというのは、ソフトウェアの世界では特殊な言葉ではないです。
> 昔よく使われた言葉です。エラー解析のため異常終了時にメモリイメージを
> 出力することを指す"postmortem dump"という用語があります。
> ある程度大きな用語辞典なら載っているはずです。
"Postmortem" という言葉単独よりも、"postmortem dump" や
"postmortem dubugging" のようなエラー終了後の分析作業を
修飾する言葉としての使用頻度が高かったのですね。#core の調査など
"postmortem dump" について、JIS では以下のような説明がありました。
http://www.jisc.go.jp/app/pager?id=57517
> JIS X 0007 07.07.08 事後分析ダンプ(postmortem dump):
> プログラムの実行の異常終了時に生成されるダンプ
余談ですが、postcondition などと同様に、"postmortem" の対語として
"premortem" や "antemortem" があるようです。
PortlandPatternRepository では "premortem" の説明として
「プロジェクトの実行中に、プロジェクトが失敗することを想像して、
リスクやプロジェクトにとって致命的な事柄を明らかにする」
といったことが記述されていました。
http://c2.com/cgi/wiki?PreMortem
私はよく知らないのですが、どうすれば失敗するのかを考える試みは、
リスク管理などの世界では良く知られる技法なのでしょうか。
#リスクを先読みする行為そのもののような気もしますが
--
Hironori Washizaki (washi@....jp)
Research Associate, http://www.washizaki.net/
Dept. of Computer Science, Waseda University
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