鷲崎さん,
平鍋です.
Norm Kerth の回顧について.
> 初耳でしたので、PortlandPatternRepository などを調べてみました。
>
> http://c2.com/doc/ppm.pdf
> http://c2.com/cgi/wiki?NormKerth
> http://www.retrospectives.com/
>
> 以下、その感想です。
>
> "検死" (Postmortem) とは何ともぞっとする言葉ですが、もともとは、
> プロジェクトを人間に例えて、犯罪行為や病気のせいで死亡した(失敗した)
> プロジェクトを反省し、次に生かそうというところから来ていると感じました。
>
> このとき、瀕死のプロジェクトを蘇生させることが目的であるようには
> 読み取れませんでした。#私が誤って理解している可能性はあります
はい.合ってます.
> また、指摘されているように "検死" や "回顧" (Project Retrospectives) が
> プロジェクト終了後のプロセス改善活動であるのに対して、XP の "回顧" は
> イテレーションもしくはリリース後の改善活動である点が異なると感じました。
>
> http://www-6.ibm.com/jp/developerworks/java/021018/j_j-xp0813.html
>
> なお、他の ML [xpjug] で紹介されていた Industrial Logic 社の記述中では、
> XP プロジェクト終了後の "回顧" が取り上げられているようです。
>
> http://www.industriallogic.com/catalogs/activities/000022.html
そうです.上記の認識で合っています.
Linda Rising と Mary Manns (この二人も,パターン界の大御所で,近日
ついに『Introducing Patterns(or any new ideas) into Organazation』
を出版するそうです)は,このNormの回顧を,Agile の文脈に持ってきて
います.つまり,回顧を,
回顧 --+- Interim (within project, after each iteration)
+- EOP(End of Project)
という風に,2つに分けています.EOPの方は,Norm によって研究されて
いる.これを Interim として Agile にも使えるのでは?という話です.
以上