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Date:  Sat, 14 Jun 2003 02:04:47 +0900
From:  SEI Hideki <seih@....net>
Subject:  [XP-jp:04469] Re: コミュニケーション (Re: XP 関連近刊情報)
To:  extremeprogramming-jp@....jp
Message-Id:  <5DC331CDE4B6C8seih@....net>
In-Reply-To:  <20030613082432k-hamai@....jp>
References:  <20030613082432k-hamai@....jp>
X-Mail-Count: 04469

At Fri, 13 Jun 2003 08:24:32 +0900,
HAMAI Kyoichi <k-hamai@....com> wrote
> >「意味が通じることがあります」という文が、「当事者間」のコミュ
> >ニケーションの不安定さを示していると思います ;)
> 
> 「他者」には通じないんですけど。「他者」とのコミュニケーションは、
> 「当事者間」よりさらに数段不安定ということです。

えーと、それは承知しているつもりです。で、正直なところ濱井さ
んが私に何を伝えようとしているかがピンときません。

だいたいにおいて、濱井さんの書かれていることに私は同感・同意
していて、逆に、「なぜそんなに当たり前のことを書くのだろう」
と思っている感じです。

# 文章でのコミュニケーションは難しいという具体例ですね ;)

> 文書も口頭以上に不確実なんですが。

ええ、それはそうだと思います。どちらも不確実性は内在している
と思います。私の意見は、

    文書によるコミュニケーションの不確実性はあとから振り返っ
    て検証でき、今後に生かすことができる。口頭でのコミュニ
    ケーションではそれは難しいのではないか。

といったところです。もし、意見がコロコロ変わっているように見
えるのであれば、それは私の文書コミュニケーション能力の不徳の
致すところかなと……。

> テキストを使っても不確実性は大して減らないのでは?
> よりコストをかけることにより、コミュニケーションの確実性が増したという
> だけで、テキストと口頭との違いというほどではないように思います。

このあたりは、まあ意見・実践方法・バックグラウンドなどの違い
ということに収束するんですかね。とりあえず、私は日々実践とい
う感じで、今のスタイルを当面は続けるつもりです。

> もちろん、時間が経つことによる記憶の変質をテキストにすれば免れますが、
> それは録音などでも実現できることです。

録音は、ランダムアクセス性が電子テキストと比較すると、圧倒的
に低いというデメリットがあると思います。

ついでのほかのメディアに言及すると――巨大ポストイットは、人
のインデクシング能力のスイートスポットに当たっている感じが
あって、ランダムアクセス性が低くないように感じます。ただし、
他者への伝達ポテンシャルはあまり高くないかなと (ロガー次第?)。

プリントアウトできるホワイトボードは、なかなかいいセンをつい
ていると思いますが、巨大ポストイットの方がランダムアクセス性
は高いように感じます。

このあたりは、かなり感覚的なものと思いますので、人によってず
いぶん違うでしょうし、私自身も明日には変わるかもしれません。

-- 清