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Date:  Fri, 6 Jun 2003 13:11:05 +0900
From:  HAMAI Kyoichi <k-hamai@....com>
Subject:  [XP-jp:04438] Re: コミュニケーション (Re: Re: XP 	関連近刊情報)
To:  extremeprogramming-jp@....jp
Message-Id:  <20030606131105k-hamai@....jp>
In-Reply-To:  <53C329EFEA5C05seih@....net>
References:  <53C329EFEA5C05seih@....net>
X-Mail-Count: 04438

濱井です。
2003/06/04 01:48:10 +0900にSEI Hidekiさんが送られた
メールに関する返信です。


>    伝えたいことが伝わっているか確認するには、伝えた相手に説
>    明・記録してもらい、それを検証・承認するしかない (議事録
>    方式)。であれば、最初から伝えたいことを書いてしまうほう
>    が効率的だ。
>
>という風に考えていたりもします。

[XP-jp:04433] でも書いていますが、書いたからといって伝わるとは
かぎりません。ったか否か検証する必要はテキストによる
コミュニケーションでもほとんど減らないように思います。

正しく伝わりにくいことは、ウォーターフォール開発モデルの根拠となった
Royceの論文が歪曲されて伝わり、30年以上たっても未だに誤解されている
という事実が、なにより雄弁に物語っていると思います。

http://www.ivis.co.jp/prof/14.html
http://www.ogis-ri.co.jp/otc/otc2/oosquare-ml/Archive/200212.month/3414.html

>まったく同感です。逆に云えば、各種の条件がそろえば口頭でのコ
>ミュニケーションのほうが効率がいいのでしょう (が、その場面は
>一般的には少ない)。

ソフトウェアの開発においては、口頭でのコミュニケーションのほうが効率が
いい場合が多いと判断されたから、XPなどが提唱されたのではないでしょうか。
ソースという最終的な文書が存在する、ソフトウェア開発では、すばやい
フィードバックが可能な口頭でのコミュニケーションがテキストによるもの
よりも効率的な局面は少なくないように思います。