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Date:  Thu, 5 Jun 2003 13:06:29 +0900 
From:  木村 伸一 <kimura363@....com>
Subject:  [XP-jp:04434] 会議革命 (RE:  Re:  「口頭コミュニケーション」のイメージ)
To:  extremeprogramming-jp@....jp
Message-Id:  <D1C93BFE5EFDD2119C2C00902745F64205645573@OSK-M1>
X-Mail-Count: 04434

 あかまさん、こんにちは。
 きむらです。

> 「コミュニケーション」を大切にした「口頭」
>   「フィードバック」を大切にした「文書」
>   さらに「シンプル」を大切にした「要約」

 この「要約」が最も記録性を問われる部分でしょうか。

 PHPの「会議革命」のwebページで公開されている動画を
見ました。なかなかに、興味深いものでした。
http://www.php.co.jp/bookstore/kaigi.html

 10人ほどの会議です。はじめは二人ずつの組に分かれて
検討します。その後、プレゼンテーションのフェーズに入るの
ですが、この部分が印象的でした。
 各ペアあたり2分ほど、都合10分もあれば全員が全員の
検討結果を、暗黙知も含めて共有できるというナレーション
に感心しました。

 このプレゼンテーションは、個別に2分程度のファイルとして
録画できるとよさそうですね。
 たとえばネットワーク上に置いて自由に参照・活用できる
ように保管すれば、その場かぎりでない命を吹き込むことに
なるかもしれません。

●ちょっと気になったのは、こうしたアイディアの集合を共有
した後です。「会議革命」には、なにかうまい意思決定の手法
が提案されているでしょうか?

> 3つを組み合わせると
>
> 「マッピング・コミュニケーション」技術が見えてきます。(図書:会議革命よ
り)

 マッピングコミュニケーションの技法というのは、マインド
マップとよく似ていますね。

 まずは紙面の中心あたりにテーマとなるキーワードを書く。
 次いで、その周りに連想した関連キーワードを伸ばす。
絡める。そうしてキーワードのネットワークを作る。
 考えを目に見える形にする。学習心理学でいうところの
「外化(がいか)」のプロセスですね。

 これを一人ではなく二人で話し合いながら描きあげていく。
 それによって「脳みそを混ぜ合わせる」。
 そういうところは、ペアプログラミングとも相似形ですね。